乙女ゲーマーはお兄さまに恋してる

乙女ゲーヒロインを操作して恋愛することになった喪女の波乱万丈の乙女ゲーム生活を描いている『(ヒロインの)精神潜入ロマンティックラブストーリー』

【学プリ】恋の駆け引きも天才的だろぃ?

学園祭の王子様の何周目か分からない周回プレイをしている。
というのもテニプリに出戻りというか何度目か分からない再燃状態になっているからだ。
メインジャンルは乙女ゲームだが、テニスとペルソナとBASARAは殿堂入りしているため周期が来ると突然そのことしか考えられない時期が来る。今がそうだ。何よりテニプリは実家だ。つまり今は帰省中というで、とにかく楽しい。


テニプリのゲームは割と一通りクリアしているし学園祭もドキサバも既に全員少なくとも2周、好きな人は数えられない程周回しているが良い機会なので感想という名の惚気及び詳細を綴ることにする。とりあえず全員分記事を書くのが目標だ。尚、全人類テニプリを読んでいるという前提で詳しい説明などはどんどん省いて乙女的感想をひたすらに書いていく。

※あと当然のように立海三年女子歴10年としての夢女が出てくるので注意。

 


記念すべき第一回目、選ばれたのは……ボレーの天才・丸井ブン太!!!攻略順はくじ引きの結果なのだが流石ブン太、天才的引きである。

学園祭の王子様という神ゲーは、まずヒロインがどの学校に所属しているかを選択でき、その学校の人物と学園祭の準備を通して仲を深め最終的にお付き合いするというのが流れだ。

私は立海最推し箱推しなので、学校選択画面で立海を選ぶ時点で毎回ドキドキしてしまう。立海大附属中学の3年生をかれこれ10年くらいやっているのに。


立海二年の学園祭実行委員としてテニス部の面々に挨拶を済ませるヒロイン。謎のキラキラエフェクトと共に一人ずつ自己紹介してくれる冒頭のワクワク感でもうアドレナリンが止まらない。
ここでつい彼氏に目が行ってしまうが、乙女ゲーマーモードに切り替える。登場のシーンから「ああ、丸井君ってモテそうだな」といった雰囲気をびんびんに感じる。立海3年女子歴10年の立場からするとジャッカルが一人だけ非攻略なのに納得がいかないという話をし始めたくなるが埒が明かないので今回はコナミに念を送るにとどめる。

立海はゲームと甘味処の出し物を出すのだが、もちろんブン太は甘味処チームだ。甘味処メンバーは柳生とリアル彼氏の柳蓮二さんがいるので楽しい(が気を抜くと柳さん√に入ってしまう……)また各自が自由参加のアトラクションではブン太はダンスユニットに参加することに。どこまでモテ要素盛り込むつもりだこの男は。


学プリでは登下校時に確率で誰かに鉢合わせ、挨拶をするミニイベントが入ったりするのだが、なんと初回に挨拶イベが来ただけでなくそれがブン太だった!!!運命感じちゃうと弱いのでもうこの時点で丸井先輩ではなくブンちゃん♡と呼びたい気分。

 

22日、お昼にブン太のストーリーイベントが発生し、ガムの話に。ブン太と言えばガムだよねということで色々教えてくれる。それをすごいですねと褒めると、柳からの受け売りだとのこと。(さっっっっっっすが柳さん♡)それでも教えてもらったことを覚えてるんだからすごいですよと言うと
「そ、そうか?サンキュ」
あーーーーーーーーーーーーーこの爽やかさ、少し照れて戸惑ってるところで既にウッとなってるのにその後のサンキュが……くぅ~~~~~っ!って感じで思わずジョンカビラになるマジで。こんな短い一言でここまでドキドキさせられてこの先、一体どうなっちゃうの~?!


ブン太と桃城が会話しているのを発見。どうやらケーキの話をしているらしいのだが、お互いにケーキバイキングで食べた数の自慢していて微笑ましい。ブン太が最高50個のケーキを食べてケーキがなくなってしまい、それ以上食べられなかったと話しているのを聞いているだけで胸やけがしてきた。


夕方、ブン太に話しかけるが今忙しいと断られてしまう……学園祭は、最初の時期は話しかけてもこうなるパターンが多い。固定イベントやミニゲームをこなして好感度をある程度まで上げないと話に乗ってすらくれないのだ。
しかもこの時、またも奇跡的に下校イベントが発生したためブン太を誘ったところ「ジャッカル待たせてるから」といって断られた。
そうだよね……いきなりよく知らん女と下校しないよね……私も私と帰るよりプラチナペアが仲良く帰ってる所の方が見たいしな……


23日朝 真田に手伝いを拒否されるイベントでシュンとしたが、気を取り直しブン太の所へ。ストーリーイベントでまたガムの話。好きな味を聞いたらどれも好きと言われた。グリーンアップルじゃないのかよ!!
「先輩に差し入れしようかと思いまして」「ガム、くれんの?だったらメーカーはここのな」「あ、はい」「期待せずに待ってるぜ」
こんな会話もブン太が言うと感じ悪くないというか、どこか爽やかささえ感じる……


昼 やっと会話できるレベルの好感度になったのでテニスの話題を選択。ダブルスプレイヤーだったんですね知らなかったです的なことを言うと「俺の天才的妙技見たことねえなんて珍しいな」みたいに言ってくるのだがこの「え?立海の生徒なら知ってるだろぃ?」みたいな感じのね!そういうトコたまんねぇよ……


夕方 学園祭の話題で、どうして甘味処を提案したのか聞いたら「俺が食いたいから、それだけ」って言われるんすよ……丸井ブン太を語る上で欠かせないのは彼の食いしん坊な面だと思うのだが、なんかもう「も~~またブンちゃんったら食べ物の話してる~笑 うちらのおやつ分けてあげる♡」みたいなクラスメイト女子(仮)の気分になってしまうよな?!分かる。


24日朝 特殊話題でダンスの話。ダンス得意なのか聞いたら「なんでも得意だぜ」ってどれだけ世の女を虜にすれば気が済むんだ丸井ブン太


昼 ストーリーイベント。売店のガムが売り切れで凹んでいる様子。やる気でね~~サボっちまおうかなーとか言ってるので、ガムを差し入れたら喜んでくれて私も満足。が、もしかして売店でガム買い占めたのお前?!とあらぬ疑いをかけられた。家の近くで買ったんです!!!と主張すると素直に「すまん」って謝ってくれる。ここのイベ、なんかすっごく男子中学生!って感じがして地味に好き。いや、全体的に丸井ブン太という存在が絶妙に男子!って感じでキュンキュンさせてくるズルい男なのだが……
あとここでヒロインが立ち去った後「あいつ、気が回るな」って呟いてるところで追い打ち掛けられて夢女全員死亡って感じじゃない?


夕方 テニスの話題選択二回目。(好感度や話しかけた回数によって同じ話題でも反応が違う)ジャッカル先輩と仲がいいですねというようなことを話すヒロインGJ!「アイツには色々やってもらってるぜ」「教科書借りたり、ノート借りたり代返してもらったり……あと、なんだっけな?」
この後に携帯の番号聞かれたりするのだがそれが頭に入らないくらいプラチナで萌えてしまって、この後電話かかってきたときビビってしまった。


25日朝 恋の話題。誕生日にたくさんプレゼントもらってませんでしたか?と聞いてみた(立海三年女子歴10年の私、3年B組ではないけど噂には聞いてたから気になってた!確かにクラスの子も丸井くんにプレゼント渡しに行くって言ってたわ……)以下ブン太とヒロインのやり取り↓

「おー、貰った貰った。ほとんど食い物だったけどな」「あの日は三年の教室に綺麗にラッピングされた箱を持っていく人が多くてなんでだろうなって思ってたんです」「お前はくれなかったよな」「はい。だってあの頃は先輩の事、知らなかったですし」「……まぁ、そうなんだけどよ。今でも受付中だぜ?」(←こういう事言っちゃえるところが丸井ブン太の数億ある魅力のひとつ)「誕生日プレゼントですか?」「そう」「流石にもう遅すぎるから、やめておきます」「ちぇ……じゃあ来年は?」「来年は……先輩、高等部じゃないですか」「あーそっか。……つまんねぇの」「先輩なら高等部でもたくさんもらえますよ」「……だといいんだがねぇ」

ここ丸井ブン太√でも萌え度高いイベントでなんかもう嫉妬とまではいかないけど、気にしてくれてるんだなぁって分かって好きになっちゃうね。仕方ないよね。
嫉妬といえばこのゲームのシステムとして、朝昼夕の一日三回、マップ移動してお好みのキャラを選択して話しかける仕組みなのだが、同じマップ上に攻略中のキャラとそれ以外のキャラがいた場合、他のキャラに話しかけると嫉妬して好感度が下がるキャラというのが複数人いる。ブン太もその一人で、仲良くなってくると嫉妬マーク出してくれるのでそこでまたやられるのである。サバサバしてるくせに嫉妬してくれるの嬉しいじゃん……?!


昼 食べ物の話題を選択し、好きな食べ物を聞くと「美味いもの」だそうで……ちなみに原作ファンブックでは「なんでも好き!」と答えている。いっぱい食べる君が好き~♪


夕方 ストーリーイベント。甘味処の研究をしようと実地調査に連れていかれることに。単にブン太が食べたいだけである。
ヒロインはみつ豆、ブン太は御膳汁粉の白玉大盛りと安倍川餅を注文。ヒロインが真面目に注文したものを研究してる合間にどんどん食べ進めちゃっているブン太。
「ん?なんふぁあっふぁか?」「ふふ、もう。子供みたい」「んっ……なんだよそれ」「ああ、どうぞ気にせず食べてください」「な、お前のみつ豆と俺の安倍川、半分交換しようぜ」「え?いいですけど……どうして?」「その方が色んな種類食べられてお得じゃん」

こういうの王道だけど、心底たまらんシチュエーション。まず、放課後デートみたいな点が最高。ヒロインよりたくさん注文してるブン太、最高。もぐもぐしながら喋る可愛いブン太is最高。お互いのメニュー半分ことかもう丸井ブン太夢女なら絶対一度はした妄想のやつじゃん!!!!最高!!!!!!立海大付属に100000点!!!!!
あとこの後にブン太は、お汁粉・かき氷・わらび餅を二人前頼んでそれでもなお「腹八分目」とか言うんですよ……SUKI……


26朝 特殊会話で甘味処の話題。うちは種類より味で勝負すればいいだろぃ、みたいな話。「食い物は美味い方がいいに決まってるからな」というブン太に「先輩が言うと説得力ありますね」と返すヒロインとシンクロした。


昼 学園祭の話題。準備は力仕事がたくさんだと話すと「大したことねぇ……と言いたいんだが……。ああ……ダメだエネルギーが足りねぇ」「お前、何か食いモン持ってねぇか?食いモン」というこれでもかと食いしん坊キャラを見せつけてくるシナリオだった。


夕方 ストーリーイベントで甘味処の買い出しへ。黒蜜に使う黒砂糖を買いにヒロインおススメのお店に行く二人。買ったものを試食するブン太 「なぁ、もうひとつ食っていい?」「もう……これが最後ですよ」「サンキュー!う、う~ん、美味い!」「ふふ、先輩ったら……」
分かる。ブン太がおいしそうに食べてるとついどんどんお菓子とかあげたくなっちゃうよね。思わず「ふふ……」って笑っちゃうのも分かる。


27朝 ストーリーイベント。ガムのポイ捨てが増えているらしく、実行委員長の跡部様がブン太がちゃんとゴミ捨ててるか確認しに来て喧嘩腰になるブン太。ヒロインが捨てられていたゴミはいつもブン太が噛んでるガムの包み紙じゃないから犯人じゃない!と主張しその場を収める。あ~好感度上がる音がする~^^


夕方 恋の話題を選択!好みのタイプを質問。
「物をくれる人」「……それ、小さい頃から変わってないんですか?」「ああ」「(先輩のご両親、きっと大変だっただろうな。食べ物をもらったらどこにでも付いて行きそうだし)」「おい」「(先輩、きっと可愛かっただろうからいつでも目を離さなかったんだろうな)」「おーい。なんか失礼な事、考えてねぇか?」「え?あ、いえ、全然」「ったく……好みのタイプな。最近は料理の上手い奴もタイプだ」「そうなんですか」「……それはそうとお前、料理上手な方だよな」「私ですか?普通だと思います。上手い人はもっと手際良いし」「……ああ、そーかい」「どうかしましたか?」「いーや、別に(ったく、鈍すぎるぞ)」

ここの会話だけで少女漫画一冊読み切った気分。
というか最初のヒロイン、考えてることがテニクラの思考すぎて笑うし完全同意しかない。


帰宅イベント!!!!これ超絶好き頼むから会話見てくれ

「あー今日も腹減った……」「ふふ……あ、じゃあこれ食べませんか?おやつのが少し余ってて」「おー、クッキーじゃん。食べる食べる」「どうですか?」「んー、美味い美味い」「……丸井先輩って、なんだか可愛いですね」「はぁ!?」「ウチで飼ってるハムスターみたい。可愛いんですよ!一生懸命食べてる姿なんて、もう……」「…………」「あ……すみません!先輩がハムスターだなんて!」「謝るところがずれてる……」「え?」「……はぁ、もういい。それよかこのクッキー、○○○の手作りか?」「あ……は、はい」「これ、もっと食いたい」「わかりました。今度いっぱい作ってきますね」「ああ、それとさ。俺のことは下の名前で呼んでいいぞ」「え、でも」「いーんだよ。食い物くれるやつには許可してんだから。おれも名前で呼んだだろ?「あ……はい」「じゃあ、そういうことだ。わかったな、○○○」「はい、ブン太先輩」「ん。クッキー楽しみにしてるからな」「あ、もう駅……」「何だよ、もう着いちまったのか。早すぎだろぃ」「そうですね……それじゃここで」「おう、またな」

 

以上、ノーカットでお送りしました。私は1X年越しに、青春という物を味わいました。きっと私が中学生の時にこんな青春を送っていたなら、今このブログは書いてないだろうな……そんなことを考えました。


許容範囲を超えたときめきで救心を必要としてるOLに追い打ちをかけるかのようにデートのお誘い電話が。
「俺だ、わかる?」
速攻100万振り込んでしまう回避不可能なオレオレ詐欺か?やばい。
こんばんはとあいさつした後の「おう、こんばんは」の少し照れた様子がたまらないので学プリ持ってる人は後でもう一度絶対に聞いて。絶対に聞いて。


結局デートは映画に行ったのだが、ラブロマンスが懸賞で当たったけどジャッカルと行くわけには行かないしな~みたいなことを言っていて、『ああ、普段これ普通の映画はジャッカル誘って観に行ってるんだな……』ってなんかとても嬉しくなった。
映画で泣いたと言うと「はは……ハンカチ足りたか?」とか言ってくるんですけどなんていうかブン太のこういう軽口じゃないけど上手く言い表せないけど、分かるか?分かるよな?最高だ。

その後街をブラブラしてる時に、食べ物屋さんの前通るたびに「おっ、あれ美味そーじゃん!」とか言うし、表に飾ってある食品サンプルを見て「たまにサンプルの方が美味そうな食い物屋ってあるよな。そういう時、食べられねえのは承知で、表のサンプルをくれって言いたくなるぜ」とか言っててカワイ~~~~♡
あとはアクセサリーを見たいと言ったら付き合ってくれた。映画に出てきた指輪に似ているシルバーリングに見惚れて、見てるだけで幸せと言うと「はは、そいつは安上がりだ。いいぜ、飽きるまで見ててよ」って、これ丸井ブン太だから萌えるのであって他のやつが言ったら嫌味なんだけど丸井ブン太なので最高


29昼 ブン太のいるマップ選択しただけで向こうから話しかけてきてくれた。
以下会話。

「おーい、○○○」「あ、ブン太先輩。お腹空いたんですか?」「あ、あのなぁ……」「違うんですか?作業以外でブン太先輩から声をかけるってそれくらいかなって……」「俺だって普通に話したいとか思うんだぞ……」「あ、すみません……」「で、時間あんのか?」「はい。何か御用ですか?」「あー、用っていうかな。ああ、それより腹減った。なんかない?」「やっぱりお腹空いてたんですね。はい!今日はクッキーを焼いてきました」「サンキュー。う、う~ん、美味い美味い」「…………」「なに?食べてるとこじっと見て」「もうすぐこんな風に食べてもらうこともなくなるんだなって思って」「なんでさ。お前、俺に食わせるのがめんどくさくなったわけ?」「いえ、そんなことないです!先輩、美味しそうに食べてくれるから嬉しいです。ただ、学園祭が終わったら、学年も違うし、こんな風に話す機会もなくなると思ったんです」「ふーん」「あ、部活の時とか時々差し入れ持っていってもいいですか?」「……条件付きで、差し入れOK」「条件ですか?」「そ、割と簡単。……いや、簡単って思ってもらわないと困る。絶対に困る」「どんな条件ですか?」「ど、どんなって……くそっ、あれは苦手なんだよな……」「何が苦手なんですか?」「あーなんでもねぇ。えっとな、条件はそのうち教える。だから安心しろ!」「?はい、わかりました」「苦手なんだが、苦手なんていってられねぇよな」
このとりとめのない感じの会話がリアル感あるよね。喪女だからリアルDC(男子中学生)どんなか知らんけど。
あと、ブン太の彼女になったら太る確率97%否、100%って感じだよね。


夕方 ストーリーイベントでまたガムの話!どんだけガムの話すんだ。ブン太は試合中に「俺は天才的だ」って自己暗示かけて力を発揮してるけど緊張はするからガムでリラックスしているんだぜという会話だった。


30朝 また向こうから話しかけてきてくれた。

「用事はないよ。何となく声をかけただけだし。」「そうですか。それじゃ、行きますね」「って、待てよ。今の冗談」「冗談ですか。それでお話は?」「なぁ~今日のお前、変に冷たくないか?」「そ、そうですか?」「何か隠してないか?」「い、いえ。何も……」「俺に隠れて美味いもんでも食べようとしてるとか……」「そういうときは、ちゃんと先輩を誘いますよ」「そうか……それじゃ、俺を意識してるとか?」「……い、いえ」「お、いま間があったし、噛んだ!」「間はないですし、噛んでません!」「ふ~ん、そうかぁ~。お前が俺を意識してんだ。ふぅ~~ん」「……委員会のミーティングがあるので行きます!」「あ……怒って行きやがった。少しからかい過ぎたか。はんせーはんせー……なんてな」

天才かよ~~~~~!!!知ってたけどお前、恋も天才的駆け引き上手だな?!?!?
ブン太って最初から女子と会話するのに慣れてるっていうか、クラスでも女子に人気なんだろうな~……


昼 オシャレの話題。先輩の髪って赤っぽくて綺麗ですね~からの「教師受けはわりぃけどな。俺は気に入ってる」「はい!私も好きです」「……恥ずかしい事でかい声でいうやつだな」「あ、すみません……」「別に謝らなくてもいいだろ。……俺、お前の髪は好きだぞ」「は、はい!?」「なんか撫で心地良さそうだ。撫でてみていいか?」「だ、ダメです!失礼します!!」「チッ……逃げられたか」

え?まだ付き合ってないよね?もしかしてもう私ブン太の彼女なの?え?ときめきメモリアルGirls Sideか。


夕方 食べ物の話題。ケーキバイキング好きですよね?って聞いたら誘う前に「行く!」ってwwww
四枚余ってると話したら他のやつなんていらねーだろうがってヤキモチ妬いてくれてHAPPY。


休日、またまたデートに誘われたので今度はボーリングへ。早めに待ち合わせ場所に行ったら「あんまり早く来過ぎんなよ。俺も待たせたくないからよ」ってカッコ良すぎじゃないですか?中三でこんだけできたオトコなら成長したらどうなっちゃうの?なんなんだこの男……千石清純とはまた違った意味で生まれついてのホストか???ちなみに柳さんは私の到着時間をデータから導き出して最適な待ち合わせ時間に来てくれるのでいつもとてもありがたい。
ボーリングも天才的なブン太。ターキー!!⑦と⑩のスプリットになったのも狙い通りで、⑦ピン跳ね飛ばして⑩ピンに当ててのスペア。テニス以外でもこういう技巧的なテクを魅せ付けるモテ要素の塊。
苦手とかないんですかって聞いたら秘密♪って……

その後ご飯でおススメの店に連れていってもらった。ヒロインを引っ張っていく姿はまさに青春。だが行き先はケーキバイキングだ。普通のごはんを食わせろ。

数えきれないほどケーキ食べたブン太。太らないのは普段からパワーリストも付けてるしね。ヒロインが、ジョギングでも始めようかなって言ったら、時間が合えば一緒に走ってやる!いっそのことテニスやってくれれば……と呟くブン太。アーー…ブン太と結婚したら朝ご飯の前に二人で公園を軽くジョギングとかしてから二人で朝ご飯つくって笑い合いながら食べてぇなぁ……


全ルート共通の学園祭前のハプニングイベント発生。餡子業者が食中毒出して営業停止に。この展開は正直ハプニングイベの中でもなんかジワジワとくるものがある。
この辺りの展開はどれも同じで、自分たちの力で餡子作って成功!からの慰労会と言う名の水泳大会もブン太大活躍!からの出し物のストリートダンスも優勝!と物語は進んでいく。


学園祭を一緒に見て回るのだが、夕方に金魚すくいするイベントが良い。大物狙って「妙技・火の輪くぐり」で見事ゲットしてくれて……その後、金魚の袋を持ってたら「左手じゃなくて、右手に持たねぇ?」って。
「そしたら、左手が空くよな?」
「俺の右手も空いてんだよ」
「空いてるんだから、握ってもいいよな?」
「放すなよ?」

はい♡
もう今これを打ち込みながら胸を押えている。苦しい。リアルの私には蓮二さんという素敵な彼がいるのに、丸井ブン太という天才的に存在がイケメンな男には抗えない。どうしたってときめいてしまう。


学園祭も終盤、社交ダンスの時間。
「社交ダンス、踊るんだろ?俺がパートナーになってやってもいいぜ?」「え、いいんですか?」「おう、願ったり叶ったり……じゃねぇ!し、しょうがねぇな。踊ってやるよ」「はい、お願いします」「んじゃ、お嬢さん。お手を拝借」

「お前は、その……」「はい?」「お前は……なんつーか……ああ、ダメだ。やっぱこういうの俺、苦手」「え?」「あー、いやいや。何でもねぇ……まいったな」「先輩、どうかしたんですか?」「んー……お前さ、俺の事、どう思う?」「どうって……あの、かっこいいと思います」「そ、そうか!……他には?」「なにをやっても上手で……全国大会に行けちゃうくらいすごい人で……私なんか……ほんとは……」「ああっ!ち、ちょっと待った!」「え?」「こりゃ苦手だとか何とか言ってる場合じゃねぇよな。ここで言わなきゃ一生後悔しそうだ」「え?」「いいか、ちゃ~んと聞いてろよ」「はい」「○○○、俺と付き合ってくれ!」「えっ!?」「わかんねぇか?俺、お前が好きなんだよ」「ほ……本当ですか?」「こんな時にウソは言わねぇだろ」「う……嬉しいです……私……」「じゃあ……OKなんだな?」「はい、もちろんです…私……ブン太先輩のこと…大好きですから」「サンキュー……俺も好きだぜ」「はい……」「俺にな、苦手なものがあるって話、したよな」「ええ」「俺、告白とか、そういうの苦手でよ」「あ…」「でもよ、さっきはそんな事言ってられねぇと思ってな……カッコ悪い告白、しちまったな」「ううん、そんな事ないですよ。先輩は…素敵でした」「は、はは……あ~あ、お前の前では、この俺も凡人だぜ。……けど、お前の前でなら、それもいいか」

 


柳さんと付き合ってなかったら確実に今この場でブン太との婚姻届出してるわ。
ブン太、ここまでカッコイイ面というかズルくない?!みたいなカッコよさを見せつけてきてくれたのに肝心なところでちょっと崩れるというか、等身大で……。
ブン太の彼女、絶対に一生幸せじゃん!!おめでとう!!って気持ちになった。


エピローグ
ホワイトデーなのにブン太からのリクエストでケーキ作って持っていくヒロイン。お前が作った方が美味いんだから~とか言われたら許しちゃうよね。食べた後に買い物に誘ってくれて、夏に見た映画デートの時のシルバーリングを買いに行こうぜって言ってくれる。覚えててくれたんだ……と感動してたら「当たり前だろ。で、それが俺のお返しって事。わかったか?」
「買ったらさ、すぐ付けてやるからな。デートの時はずっとしてるようにしろよ」「彼女なんだからな」

先輩もモテるからリングしててほしいと言うと、「ばーか。心配なんかするなって。そうだな。リングでも何でも付けてやるぜ。お前のためならな」と返してくれる。最後までモテの権化、天才・丸井ブン太だった。

 


私は甘酸っぱい青春という物を微塵も体験してこなかった喪女だ。甘酸っぱいどころか腐りきった青春を過ごしてきたがゆえにリア充に対する恐怖と偏見が凄まじい。大学時代、貴重な図書館の椅子をイチャイチャするカップルに占領され本気で呪っていたし、脳みそ空っぽの発情期のゴミめと思っていた。しかし、丸井ブン太が彼氏だったなら間違いなく私は今以上にノータリンで一日中丸井ブン太という男のことを考え、当たると噂の横浜の占い師に相性診断してもらいに遠出し、SweetやSteady.を授業中に熟読し丸井ブン太にふさわしいオンナになろうと努力したであろう。丸井ブン太という男は、喪女でもリア充になりたいと思わせ、きっとなれる魔法をかけてくれる男なんだと思う。
現実は、私は青春時代に丸井ブン太と付き合えなかった。もし、ブン太が彼氏だったら、今頃私は都内でOLをしながら結婚式の準備をしていただろう……。
でも!!!私は柳蓮二さんと付き合っている立海大附属中学3年女子なので大丈夫です!!!!今でも十分ハッピーー!!!ブン太君夢をみせてくれてありがとう!!!!!


最後に、私が常日頃からブン太に対して思っているのは「一番好きなキャラじゃなくても『あ~このキャラが人気なの分かるわ』と最も思わせる男」だ。
この学プリでも余すところなくそんな部分を魅せ付けられた。一挙手一投足がモテる男のソレなのだ。油断したら心持ってかれる。油断せずに行こう。