乙女ゲーマーはお兄さまに恋してる

乙女ゲーヒロインを操作して恋愛することになった喪女の波乱万丈の乙女ゲーム生活を描いている『(ヒロインの)精神潜入ロマンティックラブストーリー』

【文明開化葵座異聞録再演】駄洒落を言うのは誰じゃ!!!!!

貴方は水戸黄門を知っているだろうか?

十中八九ご存知だとは思うが、水戸黄門徳川光圀であり、お供の助さん格さんと共に身分を隠して諸国を旅する世直し時代劇ドラマが有名だ。
かく言う私も水戸黄門が大好きである。少なくとも同世代の女子の10倍は好きだ。幼少期は水戸黄門を観る為に放課後遊ばず帰宅し、同じクラスの女子が流行りの恋愛ドラマの感想を言い合う翌日の教室で「昨日の水戸黄門観た!?」とのたまっていたくらいには好きだ。

黄門様はかっこいい。顔とかではなく生き様がだ。そんな黄門様になってみたくはないだろうか?
なんと、水戸黄門になれる乙女ゲームがこの世には存在するのだ。
その名も……
「文明開化葵座異聞録」

そう。今回攻略したゲームだ。このゲーム、とにかくズレている。色々とズレているのだ。しかし私はこのゲームがとても気に入っている。
積みゲー差し置いて再プレイし、記事を書くくらいには好きだ。
とりあえずPVだけでも見てほしい。あと無印の方のOPも良いから見て。

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良い。気分を高めたところで、めくるめく乙女的水戸黄門の世界を堪能しよう。


ヒロインの名前は 水戸 葵(みと あおい)。水戸藩の水戸に、葵の御紋の葵だ。もう名前からし水戸黄門の擬人化みたいなヒロインだ。(水戸黄門は人間だから擬人化はおかしいか……。)とにかく、この葵ちゃんは実家が寺育ちの明るいJKで、生まれた時から謎の石を持っている以外は普通の女の子だ。
開幕早々、居候の幼馴染男子 宗助と共に家の蔵掃除を任されるヒロイン。

葵「蔵でクラクラしちゃった」


………………。最高だ。
そう……葵ちゃんはごくごく普通の、人よりちょっとだけ駄洒落が好きな女の子なのだ。

何を隠そう、当方、駄洒落が大好きなのである。
この時点でヒロインに共感というかsympathyを感じてテンション爆上げだ。

話を戻そう。ヒロインは蔵で謎の銅鏡を見つけ、直後に立ち眩みを起こしたかと思うと明治時代にタイムスリップしてしまう。

そこでは攻略キャラが勢揃い、彼らは旅一座で演劇をしながら特別な石・双葉葵を守っているという。その双葉葵という石は一般人には触れる事すらできない代物なのに、ヒロインはその石の腕輪を腕に嵌めて突然皆の前に現れたので、双葉葵の生まれかわり・人の姿になって現れたに違いないというのだ。自分が飛ばされたのが明治6年・1873年という今より140年以上前だと知り途方に暮れるヒロイン……というのがこの物語の序章だ。

 


攻略人物は以下の9人

神鳴 剣助(cv森久保祥太郎)→序盤に出ていた居候幼馴染に瓜二つのメインキャラ。女好きの軟派系座長。「助さん」
寿 鬼格(cv鈴村健一)→正統派真面目系人格者(←公式キャラ紹介)。顔が良い。「格さん」
荒銀 淋(cv梶裕貴)→小姑俺様系雄々しい女形。「お銀」(由美かおるのキャラ)
蜂須賀 陽太(cv鈴木達央)→元気系うっかりしすぎなお調子者。「うっかり八兵衛
諏訪 七巳(cv三木眞一郎)→頭脳派怠惰系ものぐさ知識人。多分「風車の弥七
大菅 誠司(cv石田彰)→悲劇王子系真意不明な謎の軍人。元ネタ不明
猿飛 密(cv中井和哉)→寡黙大人系朴訥な店主。「飛猿」
福澤 諭吉(cv櫻井孝宏)→腹黒系得体知れずの大人物。元ネタって言うか福沢諭吉そのまんま。
三遊亭宝船(cv子安武人)→小心おしゃべり系情報通な噺家

ほぼ水戸黄門の登場人物が元ネタである。大菅だけ分からなかったが、あとは大体名前とか立ち位置的にカッコ内の元ネタで合っていると思う。ちなみに私は水戸黄門では風車の弥七が好きだ。しかしこの中だと気になるのは正体不明の大菅誠司……

この葵座、最初は上から6人までしか攻略できなかったらしい。しかし!今回プレイするのは「文明開化葵座異聞録再演」ということでリメイク作品である。猿飛、諭吉、宝船が攻略可能キャラとして追加されているのだ。
というか諭吉とかどうみても攻略キャラの顔なのに無印では攻略できなかったとか意味不明である。

とりあえず恒例の好きキャラ予測
大菅>諭吉>宝船>鬼格>密>七巳>剣助>陽太>淋
となっている。例のごとくクール系や隠しが好きになりがちなのと元気系と可愛い系は食指が動かないのでこのような予想になった。
この作品、攻略制限はあるものの、タイムスリップしてくるプロローグを終えると最初から個別√なのでどんどんいつものように攻略していく。


レッツ世直し!!!

 

 

剣助

初週ということで物語の説明も兼ねて長めの感想

4月
「立ち止まっていても仕方がない!とりあえず合気道の練習でもしよう!」とポジティブシンキングに切り替えていく葵。ここで早速剣助とぶつかるラッキースケベスチルGET。
幼馴染の宗助とそっくりな剣助は紛らわしいので「じゃあスケさんって呼ぶね!」とリアルにつけられたら絶対拒否したいあだ名を勝手につけるヒロイン。気晴らしに出掛けた上野散策で宝船との出会いも果たしたところで、本作の要ともなってくる「裏紋」なる存在に遭遇。
曰く、昔から家紋はその一族を護るものとして存在してきたが、裏紋とはその逆、他者を害するもの。その家紋の力を宿す武器や装飾品は神器と呼ばれている。 とのこと。
そんな裏紋に取りつかれた人間を浄化するのも葵座の役目だという。私だって役に立てる!と合気道で戦おうとするが、この時代には合気道は存在しないらしく、胡散臭いと言われてしまう。
胡散臭いと言われて『憤りをかんじる』と思った瞬間、選択肢出現!!!「今だ!」を選択!

「あいきどうにー、あ、いきどおりぃ!」

キターーーー!!!!!!

 

はい。ということで先ほどの裏紋の人にところに行くと暴れている。
「今回は俺が神器になるから鬼格が使い手に!」とスケさんが意味不明なことを言ったかと思うと

「家紋、――家紋(come on)!」

という駄洒落すぎる決め台詞と共にスケさんが神器・神鳴という日本刀に変身した。ヤバイ。いつもなら、ハッチこと蜂須賀陽太以外は神器に触れられるので神器を扱って戦うらしいのだが、何故か誰も触れなくなっていた。
葵ちゃんだけが触れたので、神器となったスケさんの力を借りつつ成敗。
この一件で葵は葵座の皆に認められるというとても良い感じの導入章だった。役立たずヒロインが本当に無理なので……。


5月、銀座での興行ということで「白浪五人男」をやることに。今まで淋が演じていた女装少年の役を葵が演じることになる。一方そのころ、ザギンの菖とかいうチンピラに大菅が接近し、裏紋にさせようと怪しい動きをしていた……。
白浪五人男の本番、裏紋になったザギンの菖が乗り込んできて舞台は滅茶苦茶に。水戸黄門形式で成敗した後、淋に懐いている犬のモニが慰めてくれる。

葵「犬ってワンダフル」

はい。五月終了。


6月、今度は横浜で興行。新しい時代の流れを感じる明治の横浜にテンションブチ上がってる葵。そんな彼女とは反対に複雑そうな表情のスケさん。
その後横浜散策をしていると、やっと大菅誠司と遭遇。宝船が葵座のことを咄にしたらしく興味津々な大菅。というか普段から葵座を観に来てくれているらしい。宝船が葵座一味のことを妖怪退治の咄として書いていると聞くと

葵「ダメ、我慢できない!」「妖怪に、用かい!」

大菅「アハハハハ!!!」


マジかよ。
大菅オマエ……なんて良い奴なんだ。駄洒落言う人間にとって笑ってくれる人なんてもう秒で好きになってしまう。大菅誠司、好きだ。葵も誠司のことめっちゃ良い人認定していて笑う。
その後、福澤諭吉との出会いイベントも発生。諭吉、マジで好き。諭吉嫌いな日本人いるか?マジでいくらでも諭吉欲しい。
今回の裏紋被害者は時代の流れに逆らうお母さん。会得した必殺技で成敗するが、その息子のソラを連れて伊賀のお父さんの元に連れて行く展開に。
ここで宝船も仲間に。葵座はただの旅芸人一座ではないと説明するが、既に色々知ってる宝船。声も相まって滅茶苦茶怪しい男だ。
とかなんとかやっていたらナレーションで「ソラの父親も裏紋に憑りつかれていたがいたが成敗した」とサラッと説明されて爆笑。

7月、淋と密の故郷にやってきた。そこでスケさんから淋の死んだ姉・結について聞かされ、一座の一員だった結は殺されてしまったことを聞かされる。ヒロインと話しているうちにこの子も人間の娘なんだなと実感したスケさんは、「結ももっと普通の女の子らしく生きたかっただろうに悪いことをした」と、当時幼くて何もできなかった自分を後悔している。
しかし葵は「結さんは結さんなりに頑張って生きていたはずだもん。そんな言い方、良くないよ」「まるで……自分のしてきた努力が無駄だったって嘆かれてるみたいだよ。私だったらそんなの……嫌だな」という。このヒロイン、良くないか!?こんなちょっとB級感漂う乙女ゲームなのに、ヒロインが面白いししっかりしてるし足手まといじゃないし、良い!!!!
なお、お楽しみの今月の駄洒落は

「我ら、葵座(あおいざ)いざ行かん!」だった。


8月、葵座のアジト?まあそんなような場所の店に戻ってきた。裏紋に取りつかれた人たちを成敗してきたヒロインは、『憑りついた側の神器は辛くないのか、人を不幸にして神器だって辛いに違いない』と悩み始める。しかしそれを口に出せば葵座の皆を否定するようで嫌だと思う良い子な葵ちゃん。
スケさんにそのことを話すと、神器は所詮道具だと言われる。それは双葉葵の化身と言われている私にも心がないということ?と聞き返すと、そんなことはないと言う。個人的に物には魂が宿る派なのでこの辺りの会話好きだ~と思っていたら、

「なあ、アオイ……もうオレと幼馴染を重ねて見てたりしないよな?」
「嫌なこと言うけど許してくれ。お前がこっちに来てる間に、ソウスケ君とやらは代わりの恋人を作ったかもな」
「でもオレは……心無き神器だったはずのオレは、お前が来てくれてやっと……人の心を感じているのかもしれない」
「なあ、今だけでいい。この時代にいる間だけでいい。お前の心をオレに分けちゃあくれないか」


え~~~~いつの間に好きになったんじゃ~~~?!?!というのはもうB級乙女ゲーにはあるある展開なのでさておき、心無きってなんだよ普通に優しくしてくれたじゃないかスケさん。というか心無き神器って、神器に変身できるだけで人間だろ!
と無粋なツッコミをいれていたら、店の看板娘たちが告白の場面に乱入。宴会やるよ~!と言われて

「宴会行かんでええんかい!?」

と一発かましてせっかくの告白のいい雰囲気を自らぶち壊していくヒロイン・葵ちゃん。

その後の宴会で寝てしまったヒロインを見た鬼格が「元々人の姿に変わるまでは、我らがお運びしていたんだ」と言っていて、ああ、こいつらは本気で葵を双葉葵の化身だと信じているのだなと思った。

次の目的地は鬼格の故郷の日光。その村の道場でイケてる神器を見つけてはしゃいでいるとうっかり八兵衛ことうっかりハッチの体内に神器が消えた!

鬼格「この村の一族の血を引く者でない限り力が受け継がれることもない」
ハッチはそんな話聞いたこともないし自分の母親の名前は蜂須賀もみじ、姉ちゃんはかのこだ!というと鬼格真っ青
「それまでの性は寿。元は寿もみじだ」ってオ~~イ!寿の姓を持つ人間は俺の他に村から出奔した母と妹だけ……ってオイオイ。なんだこの急展開は。

流石に今この二人に負担はかけられないと、2人を裏方にして「八百屋お七」を演じることになる。
(「八百屋お七」とは、天和の大火で家を失ったお七が、避難先のお寺で吉三郎に恋をする。やがて寺を出ていくことになるお七だったが、また家が燃えれば寺に戻って吉三郎と暮らせると考え、自宅に放火する。結果、火はすぐに消され、お七は放火の罪に問われて火炙りの刑に処されるという話。)

葵「よーし、舞台でも火事でも何でもこーい!」
淋「どんな暴力的なお七だよ。舞台ではちゃんと色気出せよ」
葵「わ、わかってるよ。もう、頭の中を何十人ものお七が走り回って火を点けてるくらいのすごい状態なんだから!」

まじでこのヒロインのノリが自分に合いすぎて楽しい。

スケさんは葵の演技を褒めてくれたが、この筋立ては苦手らしい。お七の行動は吉三にとっては迷惑そのものだと。
剣助「自分の気持ちだけでいっぱいになって他の人の迷惑なんて考えてない」「そういうのって……結局恋した相手を苦しめるだけだろ……」
うわ~~スケさんのこの台詞、暴走するヒロインや暴走するヤンデレ攻略キャラに聞かせてやりたい!!
スケさんにもそういうそころがあるのかと尋ねると
剣助「――あったらどうする?お前のことをこの時代に縛り付けるって言い出したら……」「お七みたいにさ。アオイと共にいるためなら何だってできる……って、どうする?」
葵「私だったらそういう気持ち……苦しみはするかもしれないけそ、きっと迷惑だとは思えない」「恋をした相手にそれだけの激しい思いを向けられたら――多分、感激しちゃうと思うよ」


なんだこのよくできたヒロインは。こんな返しができる女の子……好きになってしまうだろ!!!!
しかし実際乙女ゲームの中でヤンデレキャラにこういう歪んだ行為を向けられてきた身として言えるのは、「相手が推しキャラなら萌えるけど別に好きじゃないキャラに歪んだ愛情向けられて迷惑こうむったら余計に嫌いになる!」の一言に尽きる!


葵の最高な返答を聞いたスケさんはここで突然のキス。恋人同士だから理由はいらないと言われたが、いつの間に恋人同士になってたんだ!?
剣助「オレを拒むにはもう時が経ち過ぎた」「もう何も無かったことにはできない。オレの思いがお前を苦しめるとしても――」

Fuuuuuuuuuuuuuuu!いい感じじゃねえか!
スケさんこと神鳴剣助。顔も黒髪イケメンだし、軟派系とか説明にあったが普通に良い奴だし少し影がある部分も中々良い。

 

9月、冒頭から日光散策で「紅葉に行こうよう」とぶちかます葵。
先月末に暫く忙しくなるから観に来れないと言っていたセイジを何故か見かけたのでこっそりついていくと、何やら怪しいやり取りをしている。
プレイヤー的にセイジが裏紋事件の犯人だと分かってはいるが、誠司は良い奴なので何か訳があるに違いない。こんな良い奴を悪の道に染めている真犯人絶対に見つけ出してぶっ殺してやろうな!!!まあ確実に諭吉が真犯人だろうな!諭吉はラスボスタイプの櫻井ボイスだったし!!
ここでの裏紋被害者は先ほどセイジが話していた坂月という嫌な貴族なのだが、闇落ちが進みすぎていて普通に成敗できず彼は消滅してしまう。
ショックを受ける葵。そんな彼女を見て悲しむスケさん……。
「心があると苦しいなんて、今まで一度も思ったことはなかった。……なのに……」
ちょいちょいちょ~~~い!!結のことで悲しんでたのは何だったの?


10月、次の演目は男も5人いるしかぐや姫で決定。
そういえばヒロインは5人にとって人ならざる化身だし実際未来の人間でいつか未来の世界に帰るからかぐや姫と同じだよなあと思っていたら、お前がそばにいてくれるなら貝やら球やら用意して見せる ってスケさんが言ってくれてときめいた。
この後話の流れで追っていた三条実美が奥日光にいると発覚し、
「だって奥に行くのはおっくうじゃない!?」

という今までの中でも一番苦しい駄洒落をかましたヒロインだったが、その後倒れてしまう。どうやら力の使い過ぎで、このままだと力がなくなってしまうと言う。さらにはヒロインに神力を分け与えたスケさんも倒れてしまう。
この後サラッと三条実美も裏紋に憑りつかれていたが成敗したとかどこかでみたような強引なまとめ方された。軽すぎだろ。

 

11月、諭吉から手紙が届く。セイジについて話があると書かれていたが、皆ユキチを怪しんでいる。そんな折普通に訪ねてくるユキチ。「お前らが私の手下になればわざわざ神器を裏紋に堕する必要もない」と言ってきて全員ブチ切れる。
早くセイジをこいつの魔の手から解放してやりたいッ!!!!

あとユキチが去り際にスケさんに向かって「君のことを真の意味で受け入れるのは難しい」と言うのだが、「それはオレが人間じゃないから人と添い遂げるのは無理って話だろ」とスケさんは葵に説明する。それに対して「人でなしってこと?ユキチに言われたくない」と返す葵おもろい。

その後、裏紋に堕ちたセイジに出会う。葵を殺そうとするが、セイジは良い奴なので中々攻撃してこない。そんな中、スケさんが代わりに撃たれ、そのままセイジを連れてどこかに消えてしまう。


12月、消えたスケさんたちは東京に戻ったと信じて東京へ戻ることに。ユキチの陰で暗躍してるクソジジイこと土岐についての情報も得るが、この情報は既にホウセンと七巳は知っていたという裏切り発覚。
もうこうなりゃユキチに直接会いに行くっきゃねえ。闇に葬られたとしても有名人のホウセンが消えたら大騒ぎになる!となるのだがそもそもホウセンはユキチに情報を流すために葵座に近づいたと七巳が暴露。
ガチの裏切り野郎じゃねえか。軽いんだよその展開が!!!!!!
まあ声が子安だから私は許す。

スケさんたちが中々見つからず落ち込む葵を案じた犬のモニ、二人の隠れる場所まで連れてきてくれる。
感動の再会。スケさん曰く、セイジは裏紋とは別の原因でああなったので自分の神力を与えて休ませているという。
そしてスケさん自身は人間ではないと言ったが、そもそも歴代の座長は全てスケさんで、20年に一度姿を変化し過去を消し新たな人間として生活していた という事実が告げられる。他の皆のように人に身に神器を宿しているのではなく、彼自身が双葉葵を護る為に生まれた神器だったのだ。

だから明治になってどんどん新しく変わっていく日本に複雑な表情してたのか~。

彼が200余年生きて来た中で葵のように神器目線で物を考える人はいなかったから、葵に惚れたんだなとここでようやく早い段階で惚れた理由が分かるがそれはズルイよ……。人外との恋に弱いんだよ我は……。


とにかく事態を進めるためにもユキチと話をしようとするのだがクソジジイ登場。しかも強い。しかしここでまさかの葵が合気道でぶん投げ、とどめに神器で成敗!!やったーー!!だが双葉葵は割れた!どうしよう!ていうか待ち合わせの増上寺も燃えとるーーー!!急展開!!!本作品、急展開のバラエティーパック!!!!!
テメェ諭吉この野郎!と詰め寄ると、文明が開花していくのは素晴らしいことなのに旧体制にしがみついて邪魔する寺が邪魔だから燃やしたとか悪びれる様子もない闇の櫻井・福澤諭吉
ここで追い打ちをかけるように更なる急展開!スケさんが雨を降らせるのだ。水の旋律かよ!!!!!

もうお腹いっぱいだが更なる追加情報。
鬼格の故郷に双葉葵に関する古い文献があり、それを調べると『剣と鏡が揃うと神が帰る道が~』といったような内容なのだが実はその鏡を護る一族こそ大菅家だったのだ。
剣のほうは言わずもがな日本刀の神器であるスケさんのことだ。
スケさんはかつて「徳川の世が終われば双葉葵の力は必要ない。消えるべき力を悪用されないように自分を完全に封印してほしい」と双葉葵に頼まれたという。

色々と我慢していたが、さすがにつっ込ませてほしい。双葉葵は人間だったの!?それとも神器状態のスケさんと双葉葵で会話したってこと!?もう訳が分からないがもうそろエンディング分岐。

残留エンド
葵を元の世界に戻すためにはスケさんが奥義を使わねばならないのだが、それは寿命を縮めるリスクも伴う危険な技。
そして、元の世界に戻りたいという願いより、スケさんに生きていて欲しいということがヒロインにとっての一番の望みになっていた。
「老い先短い?そんな事ないっ!一緒に生きて、一緒に死んでいけるくらいの時間だからね!?だからスケさん……行くなって言ってよ。死ぬまで一緒にいようって言ってよ」
いい……普通にいいハッピーエンドだった。

 

帰還エンド
帰したくないけどお前には帰るべき場所がある、双葉葵が転生したんだから俺も転生するかもしれないだから泣かないでくれと言ってヒロインを元の世界に戻してくれようとするスケさん……。
人は転生したら記憶を失うから覚えてないかもしれなけど、お前の笑顔を魂にきざみつけるから ってそんなの泣くわ……
元の世界に戻ってきて、今までの出来事が全て夢のようで泣いてしまう葵。あ~タイムスリップ物の帰還エンドあるある!(他には帰還した時点で何も覚えていないが自然に涙があふれ出て「あれ、私なんで泣いてるんだろう。おかしいな、何かとても大切なことを忘れてしまった気がする……」というようなセリフが入るのも王道展開だ。)

泣きじゃくる葵をみて驚く宗助。というか宗助なついな~~!今まで同じ顔の剣助と一緒にいたけどやっぱ違うんだよな……。
笑顔でいてくれというスケさんの言葉を思い出して笑うとそれを見た宗助が突如記憶を取り戻し、スケさんに。展開が、急だ。もう慣れたかと思っていたが、やはり急すぎる。
「春休みに告白しようとしてたのにいつのまにか剣助と恋人になってるし!」と剣助の記憶を取り戻した宗助が言う。剣助以上にお前を惚れさせてやる!というようなエンディングだった。

待ってくれ。
結局
お前は
Who are you?
剣助なの?宗助なの?
剣助があのまま転生して宗助になって剣助の記憶取り戻したの?
ということは結局剣助=宗助なの?宗助は剣助の生まれ変わりだけど宗助は宗助はなので完全一致ではないってことか?
転生物大好きなのだがどちらかというと二人共転生してほしいというかアクエリオンのアポロとシルヴィアみたいなのが好きなのでなんとも言えない。まあアポロはアポロニアスじゃなかったんですけどね!!!!!!!!!!!!泣!!!!!!!!!!

 

 


いつまでもうじうじしてらんない!外に出かけよう!と意気込む葵。そんな時、居候している店から水の音が……。何の音かと覗くと、ハイお約束!お風呂シーン!淋がそもそも元ネタ由美かおるのお銀さんだからね。
リンは忍者だが今は葵座一の女形。犬のモニは忍犬らしい。
モニに気に入られた葵はリンと一緒にお散歩へ。そこでスケさん√の時にも出会った裏紋に操られた人に遭遇。成敗までの流れはほぼ同じ。
というかリンは本当にツンデレって言うかとにかく突っかかってくる嫌なヤツなんだが、ヒロインはそれに怒りつつもしっかり謝ったり、次から頑張るよ!とか前向きに返事しててどんどん葵への好感度が上がっていく……。


5月、葵が舞台に出ることは決定事項なようで、女形のリンから色々と教えてもらうことに。厳しいのはヒロインに期待してるからなのだが乙女ゲームにおいての煽り耐性ない喪女は普通に「もっと普通に教えろや!」となってしまった。葵ちゃんを見習いたい。
ザギンの菖が出てくるくだりも同じ。というか駄洒落なしのまま終わった。最悪だ。このゲームで駄洒落を聞くのが一番の楽しみなのに。


6月、in横浜!葵を散策に誘いに来たけど素直に言えないリン。いつもの憎まれ口をきいてたら他の皆がどんどん邪魔しに来るという展開。いや、本当にこういうツンデレキャラって萌えられる場合と「回りくどいことしてないで用件あるならはよ伝えろ」と思ってしまう場合があるのだが、大概の場合後者になってしまう。リンも今のところ後者だ。そのうち惚れたら萌えられるのだが今はひたすらヒロインと共に「なによ~!ひど~い!」みたいな感じで心のモヤモヤを対処する。

この月では演武を行うことになるのだが、刀を使うと聞き

葵「大体竹刀なんて……振り回したりしないよ!」
リン「その意見にはついていけんな」

!?!?!?!?!?

先月駄洒落なしだった分ここで2連続!?しかもリンお前!?
なんだよお前良い奴じゃねえか!!(チョロいオタク)

この月の裏紋関連の話は文明開化に抗う母親の話なのだが、ここで葵座に接近してくる宝船をあからさまに嫌がって怪しんでるリン。実際ホウセンは裏切り者だったのでリンGJという感じだ。(我は騙される展開がマジで嫌い)

成敗のシーンでリンの必殺技「寂滅為楽」が発動。寂滅為楽って諸行無常のアレに出てくるやつだよね?かっこいい必殺技だ。


7月、ソラを父親の元に連れていくついでにリンの故郷に行く。本当に大体の流れはどの√でも一緒らしい。
山道をヒィヒィ言いつつ上っている時にリンに怒られた葵、

「おやおやぁ、リンの逆鱗に触れちゃったかな~?」

滅茶苦茶キレられた。マジで逆鱗に触れてんじゃねーか。

というかリンはずっとイライラしている。多分お姉さんの結のことでイライラしているのだろう。
実際リンが話してくれた内容はスケさん√で語られていた事と同じ。リンの故郷・銀の里にはリンの持つ鈴と結が持っていた勾玉の2つがあったが、結は殺されその勾玉は奪われてしまったのだ。当時リンの付き添いをしていた密はそのことに今でも罪悪感を感じている。
ここで、同じ女としてお前は結のことをどう思うか聞かれ、ここでもまたスケさん√の時のように最高の返事をする最高のヒロイン・葵ちゃん。

それを聞いたリン、感動のあまり唐突にキス。

なんなんだよこいつら~~~!明治の男は突然キスする体質なのか~~~!?

その後、ソラの父親と敵対しているオッサンがソラを殺そうと刺客を放ってきたりするが成敗!その後、銀の里で結の墓参りに行ったときに昔の結と密、リンのスチルが出てくる。結めちゃくちゃかわいいし声も良くて強そうな凛とした女性でこんな人が殺されたの辛い……


8月、裏紋に憑りつかれてしまった人たちのことを案じつつも、強い力は強い心じゃないと扱えないから自分も強くなって皆を護る!という葵ちゃんが本気で良いヒロインすぎてヒロインランキング上位じゃんこんなの……。

そんな良いシーンの後に入った駄洒落は
「私が坂で転ぶなんて!まさか~」
だった。

この月の基本展開はハッチとカクさんが兄弟だったと分かり、八百屋お七を演じる話。
そしてこの√ではここでやっと以前のキスは勢いなんかではなく、お互い両想いだと確認し告白し合う。少女漫画みたい~!
他にも少女漫画っぽい胸キュン展開が続き良い感じだったが、まさかの裏紋退治は回想三行で終了。


9月、ここでは裏紋に憑りつかれた男がもう手遅れで消滅してしまい、葵ちゃんがショックを受けるのが共通シナリオ。
そしてリン√ではここで混浴スチルがドーーーン!
え~ここで?!と思っていたら、リンが風呂好きな理由を教えてくれる。
お風呂に入っていれば泣いていてもバレないからという理由でお風呂に入っていたが、泣かなくなっても一人ボーっとできるここが好きなのだと言う。
ここは特に乙女ゲー的に√内の見せ場だな~という章だった。

10月、この月はかぐや姫を演じる月。最近駄洒落ないな…と思っていたら

「この衣装いいっしょー。……えへっ」

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!


本題に戻り、裏紋退治の相手は三条実美。彼は何故かリンの亡き姉ユイの勾玉を所持していた。
三条を殺そうとするリンを止める葵ちゃん。やはりしっかりしてるヒロインはいい…
その後もセイジがユイさん殺しにも関わってたんじゃないかと疑いブチ切れるリンを正論で宥める葵ちゃん。
本当良い女だ……

11月、初っ端からブチかましてくれた。


「西洋って豪勢よう!」

しかもそれに対しナナミが
「威勢良うく言ってくれるねぇ」
と返してくれた


ここでは諭吉が色々仕掛けてくるターン。もちろんリンは激昂。いや~…諭吉√一体どうなっちゃうの!?
諭吉に情報を流していたのはナナミと宝船だったが、それも止む無くだったということが語られるので、諭吉の狙い通りに内部崩壊などは起きない。
こういう時、展開としては内部崩壊したり疑心暗鬼になって個人的にストレスなので、こういう無駄なストレス要素を省いて進む葵座は本当にプレイしやすい。

 

あと、ここでリンが憎しみに捉われず、「自分は子どもの頃の痛みや怒りを誰かにぶつけたかっただけだ。」
「自分が一番哀れだと思い込んでるみたいなのはダメなんだ。」
「俺は……生きる道を誤ってはこなかったはずだ。それは幸せなことじゃないか?」
といえるのだ。すごい。

それに気がついたのは葵ちゃんのおかげで、好きな女に恥じるような子どもじゃダメだって思えたとまで言ってくれるのか。


おい聞いてるか世のダメ乙女ゲーイケメンたち???????

お前を守れるくらい強くなりたい じゃなくて、大人になりたい と言えるのが、なんかこうグッとくる。

 


12月、前のチャプターの終わりにセイジが襲ってくるも心優しい男なのでふんぎりがつかず、何か事情があるスケさんがセイジを連れて逃亡……二人を信じて待つ一向。というのがここでの共通ストーリー序盤。

狙われている葵ちゃんは家で軟禁状態だが、誕生日にリンが甘やかしてくれるのは最高だった。

おそらく力の使い過ぎで、持っている双葉葵の石が壊れそうな状況にあり、完全に石が壊れて力を失う前に決着をつけないとならないと考える葵ちゃん。

そのことを皆に話し、諭吉と直接交渉することになる。
しかし立ちふさがるジジイこと土岐弥太郎!ピンチ!駆けつけるスケさんとセイジ!成敗!
諭吉オラァ出てこいや!!いた!!!寺に放火!!!立ち去る諭吉!雨を降らせるスケさん!!!!
同じ展開!!!分かりやすい!!!!
そして石は完全に壊れ、皆の為に何もできなくなってしまったと悲しむ葵ちゃん。本当になんて良い子なんだ……。

スケさんたちから事情を聞いて、例の大技で元の世界に戻るぞ!というところでエンド分岐

ノーマルEND
物分かりのいい冷静なリンからは考えられないほど引き留めてくる。
「お前を幸せにしてやれるのはこれからなんだぞ!」
「お前がいない世界なんて、考えられない!」

「どうしても行くんなら、俺を殺していけ!」
急にどうした?!

そこで密がリンにかける言葉がまたいいんだな……
「淋――お前はお嬢さんにひどいことをしているんだぞ。お前が彼女から元いた世界を奪う……それ自体はお互いの想いもあるから、まだ許すとしよう……」
「だが、お嬢さんのいた世界でお嬢さんを慈しみ、守ってきた人達の気持ちはどうなる。成長を見守り、苦楽を共にしてきたご家族は……こんな形で娘が消えることを、どう思うんだ」
「こんな形で失った痛みは……いつまでも消えることはない。それをお嬢さんも、いつか必ず気付くんだ」
「お前はご両親の痛みを抱えたお嬢さんの苦しみ以上の庇護を与えられるのか。理不尽な形で家族を失ったことのあるお前が……その苦しみをわからずお嬢さんを留めるのか」

 

ここの密の台詞、タイムスリップ物に色々思うところがある私の気持ちの一部を言ってくれててすごくスッキリした!
そして、葵ちゃんは元の世界に帰るのでした。

 

GOODEND
行くな!と引き留めるところまでは同じ。そう……直後に「俺と夫婦になってくれ!」と求婚されるまでは――!!

このプロポーズからのまくし立てるリンが本当にたまんねえんだ……最初はいけ好かねえ男だと思ってたのに。なんて奴だ。もう完全にキュンキュンさせてもらった。
しかもエンドロール後は小生の大好きな~数年後~みたいな展開!!!

 

 


陽太

4月、いつまでも沈んでいるのは自分らしくない!と明るさを取り戻すところからスタート。
気分転換にお手伝いとして廊下の雑巾がけをすることにした葵ちゃん

埋蔵金かと思ったら、まぁ、良い雑巾だったー!」

いいスタートだ^^

雑巾がけで爆走してるとハッチこと蜂須賀陽太とぶつかってしまう。葵ちゃんは双葉葵石の神さまみたいなものなので、普通の人間であるハッチと触れるとものすごい衝撃が走るのだ。
√の導入部分なのでキャラ紹介的なイベントなのだが、ハッチ……馬鹿だけどめttttttっちゃいい奴!!!!!
裏紋退治も上手くいって終わり。


5月、序盤でキタ!!

「洋館で羊羹食べようかー!」
七巳「……洋館で羊羹はよう食わん、じゃないかな?」

ハッチがナナミの親分に恩があると言う話で、彼が孤児だということが告げられる。
ってことはカクさんのお母さんとお姉さんもイコール死んでるってことじゃないか……

しかしハッチまじでいい奴。

6月、未来から来た葵ちゃんを少しでも元気づけようと横浜を次の巡業地に選んでくれる葵座のみんな優しい(T_T)
そしてハッチが観光に連れていってくれるのだが、そこで出されたレモン味らしきお菓子を前に
「これはきっと、すぐれもんだね!」
という駄洒落も炸裂。良い調子だ。

てか、ハッチ気遣いもできて、馬鹿なのに……こういうキャラって無神経なのが多いからビックリ。


7月、今回も序盤できました!!!!
「今夜の寝床は、ねえ、どこ?」
ナナミ「……それは、しっとね(褥)えと困ることなのかい?」

最高!!

ハッチが南京玉すだれ披露してくれた!!!!鈴木達央南京玉すだれが聞けるのは葵座だけ!(多分)
あとハッチとソラと三人で村を探索するときに、葵ちゃんがソラと手は繋げないからどうやってそれを伝えようかと困ってたらすかさずソラを肩車してくれるハッチ!!!

あとここの葵ちゃんの台詞が良すぎるから聞いてほしい。

 

8月、タイムスリップ物にはやっぱり元の時代に戻りたいとか思い出して不安になるシーンはつきものなわけで……
強くて優しい葵ちゃんもどうしてもそういう気持ちになってしまうのだが、なるべくそういう姿を周りに見せないようにしてるし周りのみんなも気遣ってくれてて本当にいい。ストレスがない。

「村長なら意見を尊重しないとね!」
という駄洒落も聞けて満足。この月はハッチが神器を手にする部分なので、ハッチを初使用。必殺技は一刀両断。


9月、いや~ここまでマジでハッチ良い奴だな!と思っていたら突然押し倒された。
いやいやいやいや……脳筋な元気お馬鹿キャラだけど良い奴なんじゃないのかよ!
「突然触りたくなった」「嫌なら何もしないから」
結局何もしなかったけどそのまま押し倒す形で寝落ちするハッチ。それをみてキレる格さん。

坂月を一刀両断で倒してしまったので坂月は消滅。

坂月をこんな風にしたやつは誰だとキレるハッチ。
ここ、他のメンバーの√だと結構葵ちゃんが落ち込むんだけど、ハッチ√だからか二人共前向きで良い。


10月
「私なら求婚者に球根をもらいたいな!」
はい。

ハッチが夜這いにきました。やっぱ脳筋キャラって欲望に一直線なのかな。
というかかぐや姫からの石がひび割れてからのナレーション入って突然三条を倒した。このパターンか。

11月、この月ってマジでユキチのクソっぷりが出ていい感じにムカつくよね。今回もムカつきました。
また襲われ未遂されました。オワリ。

12月、スケさんがいなくなってからの葵ちゃんの発言がマジでしっかりしていて乙女ゲーのヒロインがみんなこんだけ賢かったらなあと思ってしまうよ。

ハッチ√最後の駄洒落は
「……あれ……?ハッチが、八人いる……」
でした。逆にこの駄洒落がここまで出なかったのが不思議だよね。
あとハッチにキスされたよ。誕生日プレゼントとして。前触れもなしに。だからなんでだよ。

 

帰還エンド
ハッチがいつものように明るく振る舞ってくれて泣ける。
「向こうに帰ったら、おれっちみたいな色男の恋人をちゃんと見つけるんだぜ」「それで――絶対……めちゃくちゃ幸せになってくれよっ?」


GOODEND
現代に未練はあるけど側にいたい人ができてしまったから残ると決めた葵ちゃん。決め手はハッチから初めて名前で呼ばれたことだった。

みたいな。ハッチ良い奴だけど恋愛としての√はウーン決め手に欠けるなあって感じだった。

 

 

七巳


七巳はダウナー系のお兄さん?おっさん?なんだが、なんていうか……スゲーいい……こういう奴が一人いると自然に肩の力抜ける感じでいいよね。


そして来た、来たよ!
「大丈夫!『虫』は『無視』する!」
なんだこの駄洒落は。葵ちゃんならもっと上を目指せるでしょ!!!!

あと七巳は弓の神器なんだけど、やっぱ弓持ってるヒロインって好き!!!

5月、白波五人男の章。
手先が器用な七巳が裏方の小道具を作るシーンが入ったりもしつつ、2人で牛鍋を食べに行くことに。

味噌の香りにつられて
葵ちゃん「このお味噌、お見それしました!」
七巳「今まで食ったことのない未曾有の旨さだろ?」

やっぱ七巳好きだ!!!!!!!!!!駄洒落に乗ってくれるから!!!

あとザギンの菖を追い返すシーン、七巳がバチクソかっこよくて痺れた。
七巳の普段見せないようなちょっと怖い顔つきというか雰囲気で、普段から想像できないような一面を垣間見てもっと七巳が知りたいと思う葵ちゃんなのであった。

 

6月
この月の駄洒落は
「迷子になったら、オーマイゴッド!!」
しかも今回はここでナレーションからの突然裏紋退治!


7月
葵ちゃん「ソラって、サマになっている若様だよね!」
ハッチ「持ち上げるなー、姫さん!おれっちには逆さまになっても思いつかねえや!」

この掛け合い駄洒落シリーズ好き。

途中、七巳がソラに掛けた言葉に苦言を呈する葵ちゃん。七巳が「ソラは子どもだけど男だから厳しいことも言ったんだ」というと男とか女とかで態度変えてほしくないってしっかり言える葵ちゃん!最高!!

今回もナレーションで事件解決。
あとこの章で入る添い寝スチルが良かったですね。


8月、酔った勢いじゃないけど真面目な話してて七巳が頭撫でながら密着してくるシーンスチルが良すぎる。

あと特筆すべきは山登りつつ
「つらいどころか、あおつらいむきよっ!」
っていう駄洒落くらいかな。

今回の被害者のおばあさんも、ササっと成敗。「千射万箭(せんしゃばんせん)」という必殺技も登場。
セイジがきてしばらく会えない~みたいなシーンで七巳√だと「もう手を引いた方がいいんじゃないか?」みたいな会話が入る。


七巳は幼いころ、助けてもらった恩人の手伝いをしていたがそれが実は裏紋を扱う悪人だったと後から知り後悔している。そこから逃げた時、見逃す代わりに幼いセイジに色々手引きしろと命令されていたという……

七巳は葵ちゃんに、この時代の人間じゃないし責任感じる必要もない、この件からは手を引けと言うがもちろんここではいそうですかと言う子ではない。
するとここで突然七巳から不意打ちのキス!「他人を安易に信じると痛い目を見るぞ」と……宣言なしのキス嫌いなんだけどここは萌えた。

あとこの後結局折れない葵ちゃんにとうとう降参というなの堕ちた七巳^^
ダウナーおっさんが若い女の子に結局ほだされるのって何度見てもいいよね。

「そういう子は……幸せなまま、綺麗なままじゃないと駄目だ。見ている方がはらはらする」

はーーーもうたまらんな!?

坂月を救いきれず消えてしまって取り乱すシーンで、呼吸困難になった葵ちゃんを人工呼吸するシーンも良かった


七巳は結局自分のせいでセイジがこんなことになって坂月も消えたことに責任を感じてるみたいでふさぎこむのだが、それをハッチに相談したらハッチは七巳がなんで悪いのか分からない。昔はともかく今のセイジは大人なんだし。と言ってくれて、ハッチ本当に良い奴……

あとここで土岐が登場して敵だと宣言していくんだが、追いかけようとするハッチに対して深追いは危険だって止めるのがいい!ヒロインならこういう時暴走しそうなのに!!!


12月、誕生日の話をものすごい冒頭でしたのを覚えててくれて、牡丹の簪を作ってプレゼントしてくれた~~~~~好きだ……。

面倒くさがりな七巳が必死にずっと調べてたおかげで双葉葵の謎もわかった。
双葉葵は徳川の御代を守る力。本来は他の時代を守るべきものではない。
家紋の力は今まで次の時代の力によって砕かれていった。けど明治の世はどこかの家が作ったものではない。滅びる期を逸した。だから自ら滅びるために滅ぼす力を双葉葵自身が喚んだ。
スケさんは双葉葵自身が「自分を砕くには自分を以って行うしかない」と聞いてはいたがまさかそれが来世の自分を喚ぶことだとは思わなかったらしい。

この後ラスボス倒して一件落着なのは同じ。


ノーマルエンド
七巳が自分の故郷を失った話を持ち出して諭すもんだからそんなの大人しく現代に戻るしかないじゃん……。
葵ちゃんは帰りたいわけじゃないし七巳と一緒にいたいけど、七巳のことを深く知ったからこそ、自分を帰すことが出来なかったらずっと苦しむんだろうなってところまでちゃんと考えて笑顔で帰ろうとする。切なくて、だけど最後まで二人が思い合ってるのが分かるいいエンドだった。

GOODエンド
現代に帰ることになった葵ちゃんは七巳に心配をかけまいと必死で笑顔を作ろうとする。「(全力で噓をついてでも、ナナミに笑顔をみせなきゃ……)」って健気だ(T_T)
でも最後になって七巳の方が「やっぱり、君をどこへも行かせたくない」と引き留める!!!「二度と会えないのは、死ぬのと変わりはしない」って……。
今までも抱き合ったりキスはしたけど、好きだと言われたのは今が初めてだった。だからこそ、その一言で葵ちゃんは全てが変えられてしまう。
「好きだという気持ちがあれば、それをお互いの心に見つけていれば……私はきっと、どこでも生きられる。」
これぞタイムスリップ物の残留エンドにおけるヒロインに共通する気持ちだよね……。
なんかエンディングも泣ける。
膝枕スチルも最高。

 

 

ホームシックで思わず涙した葵ちゃんの涙を拭うために、痛みを隠して触れてくれる旦那こと密。

いきなり7月!というのも追加キャラはシナリオ数が少ないのでどんどん端折ってナレーションで進むのだ。

忘れたころに駄洒落!
葵ちゃん「私、お茶は横着に飲みたいから!」
旦那「野暮な茶々をいれるな」

敵に襲われた時に旦那が必死に守ってくれるんだけど
「……離さない。今度こそ……守ってみせる……っ!」つーてて、まあ淋√で読めてたけど、リンのお姉さんに葵ちゃんを重ね合わせてる。
それをリンにとがめられる旦那……何も知らない葵ちゃんは何か事情があることは察するけど無理に聞こうとはしない。こういう細かい所でどんどんこの葵座のヒロインが好きになってしまう。

ここでの裏紋成敗もナレーションで終了。
この後、旦那の口から過去に何があったか語られるが、後悔してネガティブ発言連発の旦那に葵ちゃんがかける言葉も良い。


8月、宴会の仕込みの手伝いする葵ちゃんと旦那、初々しい夫婦みたい
また助けてくれた旦那がもう誰も失いたくないと言ってるのきいて、胸が痛む葵ちゃん。
「……私、旦那を好きになっちゃったんだ……」かわいいなあ

10月、かぐや姫を演じることになる部分。かぐや姫と自分に重なる部分があると思って独り言いってたのを旦那にきかれてしまう。話をする中で、「きっと翁はさみしいはずだよ?」と言うと
「だが人には居場所というものがあるしかぐや姫はその居場所を変えることはしなかった。想いよりも生きる場所という定めが先になるだろう」みたいなこと言うし、
「もし自分が帰るとき旦那は翁のように思ってくれる?」と思わず聞いてしまうのだが
「……自分には分からない」と返す密……

「でも、かぐや姫だって、本当は……行くなって言って欲しいんだと、思うよ……」って思わず言ってしまう葵ちゃん。密は葵ちゃんにとっての翁だからね……

そのあとの読み合わせでも思わず涙が出てしまう葵ちゃん……

この後、ユイさんの勾玉を持った三条と相対することになるが、ヒロインに大切なことを教わったから暴走しない淋と旦那。
勾玉を解放しても尚自分は贖罪を続けていくという旦那に、旦那にも笑顔になって欲しいと思わず泣いてしまう。


11月。ユキチがきて云々のあと、部屋に護衛に来てくれた旦那に熱い視線を送ってしまう葵ちゃん。「旦那は……私の気持ちに気付いてる……の?」と聞いてしまう。
「お嬢さんは今、違う時代に来ている事で、平静な心持ちではないはず。いわば、夢うつつと言うべき状態だ」「それを……自分への気持ちだと誤解している……。それは、夢なんだと早く気付くべきだ……」
でもこんなこと言われても「夢でもいい」「それでも今の気持ちが私の本当の気持ちだよ」と健気な葵ちゃん。
この後、痛みが走るのにも構わず密は抱き締めてきれるのだが、言うのは「お嬢さんは……必ず、自分が元の世界に帰す」という言葉……


あとは、眩暈が起きてもう少し寝るねっていったヒロインが、明るい感じで寝顔見られると恥ずかしいからついていてくれなくて平気だよ?みたいなことを言って密が部屋を出ていった瞬間泣くの最高。泣き顔をみせないヒロイン、すき。

最後、今までは傷つくことをなんとも思ってなかった旦那が
「自分ではどうとも思わないこの怪我で、お嬢さんを泣かせてしまうなら……この身を守ることも貴女を守ることなのだと、心得た……!」って言ってくれて感動した。


ノーマルエンド
「葵の気持ちに、嘘などないことはわかっている」
「だからこそ、つらかった……。一度手に入れれば、きっと、失うことを、悔やむから」
「竹取の翁は……泣いても、かぐやを手放した。それは、どうしようもない宿命と……かぐやのことを思ったからこそだ……」

という言葉を受け、


「(じゃあ……私は、この言葉で、この恋を終わらせなくては……)」
「私は……私が月へ帰った後……父上の身にことあらば、必ずやこの地へ戻って参ります……」
「私は、この身を月の光に変じて、父上の姿を照らしましょう」
「悲しみに暮れる日は、側に寄り添い、穏やかに笑う日は、共に微笑み――父上と共に在りますゆえに……」
「どうか、私を忘れないで下さいませ。ずっと、覚えていて……」


というかぐや姫を演じた時の台詞で別れを告げるのが、帰還エンドの中でも最高によかった(;_;)


GOODエンド
葵ちゃんに、贖罪とは幸せを求める気持ちと相反するものではないと教わった密。
最後プロポーズされてめでたしめでたし

 

 

宝船

冒頭で初めてホウセンの年齢を知ることになるのだが、お前……20歳だったのかーーーーーー!若い……

うっかり口を滑らせて未来から来たといってしまった葵ちゃん。
ホウセン√では、葵座に加入する流れが違い、舞台に突然立てと言われて困ってる葵ちゃんを助けるため今回だけ代わりに舞台に立ち、見返りとして未来のことを教える。そしてそれ以降は芸の面倒をみるという感じ。

横浜に来て、未来と変わらないだろうからって海に連れてきてくれるホウセン。
ここのスチルでホウセンが髪の毛長くて後ろで結ってると知った私、茫然。だって正面からじゃ全く分からないよ?!騙された……
ここでの駄洒落は
「じゃあその時は航海に行こうかい?なんてねっ」
この駄洒落を聞いてのホウセンの反応が厳しいww

でもこの後ちょっと野暮用がといってホウセンが会いに行ったのはユキチで情報流してんだよなあ

ソラを助ける中で、戦えないながらもできることをしてくれてたホウセンにお礼を言う葵ちゃん。きっとホウセンはこれを聞きつつ罪悪感感じてるんだな。


8月、宿にもどってきてついホームシックになってしまった葵ちゃん。思わず泣いてしまうと勘のいいホウセンがタイミング悪く部屋を訪ねてくる。
そこで、濡れタオルと冷たい麦茶、甘い羊羹を用意してくれて、その心遣いに惚れるわ……

自分がいなくなったらみんなも私のことを忘れちゃうのかなと珍しく弱気な発言をした葵ちゃんに
噺家の記憶力舐めてんのかとつめよるホウセン。
「この世の誰もが忘れても……――現実がそこになくても……自分の思い、意思は失いません」
「葵さん、誰があんたを忘れても――あたしのここには、いつだってあんたがいるんです」
宝船がなんで葵ちゃんい惹かれたか特に意味不明なキャラなんだけど正直台詞とかがいいからなんかそんなのどうでもいいや!ってなってる自分がいる。

 

場面は変わり、ユキチがとあるパーティーに葵ちゃんも連れてホウセンに来るようにと命じてる。ホウセンはすっぽかす予定だったが、葵ちゃんに見つかり、しかもパーティードレスを着てみたいというので結局二人で行くことに。
会場で坂月という例の裏紋に憑かれてどの√でも消滅しちゃうおっさんに絡まれてたらホウセンが助けに来てくれるんだけどマジでここのシーンかっこよすぎ
会場を抜け出してお礼を言ったら
「……礼なんていいんですよ。あんたが……他の誰かに言い寄られているだけで気が気じゃなかった」
「あんたには触れられない。だから届かない。もしかしたらあたしの妄想かもしれない」
「ならばいっそ、言っちまいましょう」
「葵……あんたが好きですよ。つまらない嫉妬をするくらいにはね」

でも、今の言葉も、さっき助けてくれた時に坂月に言い放った言葉も本当は葵に聞かせるようなもんじゃない。
だから返事はいらない。自分の噺家ではない、人を陥れるような裏家業はできれば見せたくなかった と。「一時の夢と忘れて下さいな……全部」
ズルい男だ……

このあと裏紋退治を終えて、裏紋を渡す人は他人の気持ちが分からないの?!となる葵ちゃんに「気持ちってやつは、きっと誰にも分からないんですよ」
「あたしはもう自分の気持ちすらわかりゃしない」「あんたが、三遊亭宝船をそう思っているか……想像するのも怖くなっちまってるんです」
という弱気なホウセンも珍しくて、やっぱ恋してる男見るのは最高だな。

10月、かぐや姫の脚本を書いてくれるホウセン。
台詞読みを一緒にすることになるが葵ちゃんに明治の文字は読めないので、ホウセンが先に読んでそれを葵ちゃんが真似する形で読み合わせをすることに。
最初は普通に台本を読んでいたけど、だんだん宝船自身の言葉になっていくのが切ない。

「証を持てば……あんたがいてくれるなら。あんたが何か願ってくれて、それを聞き届けた暁には、帰らずにいてくれるなら……あたしはそれだけでいい」
「あたしのもの、なんかでなくていい。そこにいてくれるだけでいい……そう思ってたはずなのに……」

台本のかぐや姫は葵ちゃんを思って書いているという宝船。五人の求婚者はそれぞれみんなあたし……滑稽でみっともないあたしになっちまうんですよ って(;_;)

お互いに思っているけどお互いを思いやるからこそこれ以上前に進めない二人……特に宝船をみて、昔なじみの七巳は忠告をするのだが、そこでいつもは飄々としてるホウセンが、そんなことは百も承知だって珍しく声を荒げるのが堪らない。


11月、とうとうホウセンの口から、自分が裏切り者だったことを告げられる。
最初はユキチに命じられて葵座に入り込んだ宝船だったけど、本当に葵ちゃんに惚れてしまった。何度も葵座から離れようとしたけど、葵ちゃんがいつ元に時代に戻って、いなくなるか分からないから一時も離れたくなくてそれができなかったのだ……


12月、東京に戻ってきた一向。ホウセンは葵座の情報渡す代わりに土岐を葵座に近づけるなという契約を結んでいたが、諭吉から離れた以上土岐が襲ってくるかもしれないし文献を調べたいからと葵座を離れる。まあその理由にはいつか現代に帰る葵ちゃんと距離を置いて色々考えたかったのもある。

あとここで押し倒されたスチルがあるんだが、髪の毛が……長い……頼む……ずっと正面みててくれ宝船……

 


ノーマルエンド
宝船はずっと好き好き言ってくれて葵ちゃんもホウセンは好きなんだけど踏ん切りがつかない……
最後に、葵ちゃんを主人公にして噺を書くというホウセン。
「あたしがあんたと一緒にいて、ずっと見ていたいと心から願ったように……その噺を聞いた人みんなに、あたしの思いを伝えられるような……そんな物語をね」


GOODエンド
答えを聞かせてと言われて
「(ホウセンさんのいない世界になんて私、行けるの?)」と思って、無意識のうちに帰るはずの場所に『行く』って考えていた自分に気づく葵ちゃん。
以前オトヒメに言われた「男も女も関係なく、夫婦になる言うことは、生まれた家を離れて新しい家を作るいうことなんよ」
という言葉が頭をよぎる。

ラストの
宝船「あんたが家族と共にしてきた時間以上に長く、あたしだけが知っているあんたを……もっと……」
葵ちゃん「でも、私とホウセンさんはもう――家族だよね?」
宝船「ああ、そうでしたね。今はあたしが……あんたの家族だ」
という会話が好きでした。

 

 


鬼格


4月、落ち込んでばかりもいられない!合気道の稽古しよ!と思ったのに、みんなが双葉葵のことについて語ってて、カクさんは「俺はまだ、彼女を認めるつもりはない!」と言っているのを聞いてしまう
「あ、えーっと……、私……上に戻るね!」って空気を読むヒロイン(;_;)
「(せっかくだから、ここに馴染まなきゃって思ってたけど……もしかして、それも迷惑なのかな?)」可哀想すぎる。

一応謝りにきたカクさん。全然責任感じないで!とフォローする葵ちゃん。
上野案内してもらってる時に裏紋に近づいて具合悪くなってた人に気がついたおかげで、スケさんから姫!と懐かれ認められることに……


カクさんは薙刀に変身。退治!

眩暈でふらついて葵ちゃんを受け止めてくれたスケさんに
「スケベの……スケさん!」
ここで駄洒落は不意打ちでもう意味わからなさすぎて葵座好き……

 

5月、舞台の稽古をしてるが心配で何度も見に来るカクさん……
指導をお願いすると、何か悩み事かと尋ねられる。
「(姫だけに)ちょっと……秘め事が」

キタ!
5月のネタはこれくらいですね。


6月、最初は双葉葵のことを認めなくなかったけど、明るく生き生きした姫と共に過ごし言葉を交わしているうちにこれも良いと思った というカクさん。

セイジにあった時に、カクさんが悪代官!て言うんだけど(読みが大菅をだいかんって読んでる)
「それは……悪だ、いかん!!」
これはキツイな……と思っていたら
やはりセイジにはバカウケwwwwwwwwww最高


7月
「平田って思ったより平たくは無いんだね!」
これが駄洒落です。ここではユイさんの話を聞いたりしてオワリ。

8月の駄洒落は「酒は避けます!」

ここはカクさんの故郷に行ってハッチと兄弟だと分かるところ。
カクさんは、葵ちゃんが何気なく口にした、現代に帰るという言葉をずっと気にしている様子。

9月、様子がおかしいカクさんを案じて、スケさんに理由を尋ねるとカクさんの過去について教えてくれる。
カクさんの両親、(ハッチの両親でもある)の親父さんは物凄い愛妻家だった。それはカクさんという子供が生まれてからも同じで、我が子を慈しむ母親とは反対に父親は子どもへの愛情はなく妻への愛情が増し執着心へと変わっていった。
そして二人目の子供、カクさんの妹、ハッチにとってはお姉さんが産まれる頃には執着が暴力に変わっていた。
そしてハッチを身ごもった時もそれは変わらず、監禁されていた二人の母親は逃げることにする。
しかし逃げる途中、崖の上でカクさんは父親ともみ合いになり父親は崖から落ちて転落死。
これ、CZで見た!!!!!!!!!!


坂月を追う中でハッチとカクさんと葵ちゃんが捕まり、わざと喧嘩して騒ぎを起こそう!と二人が喧嘩する。でも次第にガチ喧嘩に…
「姫さんは双葉葵じゃねーだろ!まだそれがわかってないんじゃねーの?キカクの為に人になったわけじゃねーよ!芯がしっかりした器量も気立てもいい、フツーの女の子だよ!」
というハッチの叫び。マジで ハッチ 良い奴。
ところでハッチって非攻略キャラで出てきて「なんでハッチ攻略できないの~!」って言われそうなキャラだよね。


11月、かぐや姫を演じて以降色々考えてしまう二人。
調子がおかしい葵ちゃんを心配して部屋を訪ねてくるカクさん。
そこでお互いに思ってることを言う。
そしてついにカクさんが
「姫を……愛しています」
と告白。


この後諭吉登場して、カクさんが諭吉に放った言葉が普通にいい台詞なんだけどその後何故かキスされる。
だからなんで突然!キス!

12月、セイジとの云々の後に上野戻ってきて葵ちゃんは倒れてしまうが、そこでカクさんが取り乱さずしっかりしてて成長を感じる。

最後燃える増上寺をバックに諭吉と対話するシーン。ここ、他の√と違ってなんか諭吉が少しまとも!!

 

ノーマルエンド
元の時代には姫にとって大切な、ご家族だって待っているのでしょうみたいなこと言われて、葵ちゃんはカクさんにとって『家族』が何よりも得難くて大切にしたいものだと知っているからこそそれ以外何もいえない……で帰還。

GOODエンド
行かないでください!と引き留められる
双葉葵とは別のちゃんと葵ちゃんとして愛してるよっていうエンド

あと小噺でプリクラ撮るやつスチルが一番かわいかった!

 

 


誠司

セイジ√、セイジ目線で最初は進むのだが冒頭から葵ちゃんのこと気になってる様子。そして裏紋成敗してる姿をこっそり見ていたセイジ。
「あの子……笑ったら……あんなに可愛かったんだ……」
いやマジでどこで好きになったんだ~~~~い!


月は変わり5月。葵ちゃんが外を歩いていると、一般人にぶつかってビリビリさせてしまう。ガラの悪い奴等だったらしく刃物で脅されていたところをセイジが助けてくれる。

その後セイジとお知り合いになるが、この時代の人間なら馴染みのないはずの西洋知識を持ってる葵ちゃんを不思議に思うけど深くはつっ込まない優しいセイジ。

舞台を見に来てくれたセイジ。
そこで葵ちゃん、この√初めての駄洒落炸裂!
「花形って言われると鼻が高いよ」
セイジ、ツボに入ったご様子。
好きだ……

間に色々あるが割愛して、
「お風呂に入ると長生きするんだって!まさに風呂不死!」
という駄洒落だけは紹介しておく。

巡業中宿で寝てる時にこっそり呼ぶ声が。セイジが来てくれたのだ。
逢いたかったとお互い言い合う2人。

「もし、僕がやるべきことを終えて、今の仕事をやめたら……きみと一緒にいられるかな……」
ウエーーーーーーーーーーーーーーーーーン(;_;)

 

葵ちゃんが気になって調べたらしいんだけどどこから来たとか何をしていたとかが全くつかめなかったというセイジ。
「僕はきみが好きだ……多分、初めて見た時から……好きになってた」

もういつ好きになったのとかどうでもいいよ。
セイジが幸せになれるならなんだっていいよ。


葵ちゃんが、私が140年後の未来から来たって言ったら信じる?と聞くと、不思議ではないと答えられる。
というのも歩き方とか話し方がこの時代の人と違うらしい。
葵ちゃんの歩き方は生まれてからずっと洋装で過ごしてきたような歩き方で、話し方も、人の目をみてはっきり話す
セイジのお母さんは日本人じゃないから、身のこなしで違う部分が西洋の女性のようだと思ってたらしい。


君に触れたいと言われるけど、触ると電撃が走るから遠慮する葵ちゃん……
するとセイジが手を出すように言う。そしてセイジも手を触れない程度に近づける。
月明かりに照らされた二人の陰は、まるで手をつないでいるかのように見えた……
ここのスチルも最高(;_;)(;_;)(;_;)

 

気づくとセイジのことばかり考えている葵ちゃん
でももちろん章が変わるごとに駄洒落をつっこんでくるのは変わりません。
「山歩きは疲れるし、休みたいのはヤマヤマなんだけど!」

諭吉に命じられたホウセンに連れられてパーティーにきた葵ちゃん、そこでセイジに出会う。
葵ちゃんを想うセイジはパーティー会場から連れ出してくれる。

そしてとうとう、宿まで送ってくれる途中、セイジの口から自分が裏紋に関わっていると告げられる。
あんなことをするのは嫌だけど、生きていくため、断れない と……アアアア(;_;)


それでもセイジが好きだと告白する葵ちゃん。

ここでのキススチルが切なさも相まってとても良い

「必ず――戻ってきてよ。私、悲恋は大嫌いなんだから……ハッピーエンドじゃなきゃ……嫌なんだから」

 

なんかもう本当にこの2人に幸せになってほしい……
葵座をプレイしてきてここまで真剣な気持ちになったのここでやっと初めてだよ……

 


9月「内職してもショック無いよ!」厳しいねこれ!英語だから相手に伝わってないし!!!

セイジが気になりすぎてホウセンにも話を聞くことに
セイジが最近顔を出さない理由は葵ちゃんに土岐を近づけたくないからだろうとホウセンはいう

ホウセンに頼んでセイジがいる場所まで連れてきてもらうけど危ないからってセイジに連れ出される

セイジは葵ちゃんがこれ以上傷つくのに耐えられないらしく必死に手を引くよう説得してくる
でもそれはできないとしっかり拒否する葵ちゃん……
「このままきみを連れて逃げられたらいいのに……!」というセイジの絞り出すような言葉が……(;_;)

10月

「よーし!日光で日光を浴びるよ!」

はい。


11月、宿が襲撃され、出てみるとセイジの姿が。セイジは葵ちゃんを連れて逃げようとしている様子。
セイジが葵ちゃんを連れ出したのは、葵ちゃんを元の世界に戻して逃がすためだった。

でもセイジと一緒にいたい!という葵ちゃん。
セイジの話によると元々双葉葵は二つで一つの石で、寿一族と大菅一族がそれぞれ祀っていた。しかし大菅の一族は邪念が大きすぎたので、双葉葵は輝きを失い消滅した。
セイジは色々作戦立ててわざと悪者になって葵ちゃんを元の世界に帰そうとしてくれるんだけど、みんなそんなの知らんから普通に戦闘になる。でもスケさんだけは真意に気付いて大菅を連れて逃げる……

12月、セイジがこっそり人に頼んで誕生日プレゼントくれる~~~
そんなのよりセイジが一緒にいてくれる方がいいよね~~~
弱ってるセイジ~~~つらい

セイジに内緒でみんなで諭吉を倒すぞ!ってなるのだが、ここでセイジが回復して登場!
セイジ初の神器に変身!
鏡をかざして必殺技・明鏡止水が炸裂!強すぎる。


ノーマル
葵ちゃんを帰すために頑張ったセイジ。だけど葵ちゃんは帰りたくなんてない。
「私、セイジのいない場所で、1人で幸せになるようにがんばらないといけないの?」
「セイジが大好きなのに……セイジのいないところで生きていかないといけないの?」

 


「ごめん――やっぱり、帰してあげられない!」
「きみが幸せになれればいいはずなのに――幸せにするのは僕でなくてもいいはずなのに……」

「お願いだ。帰るより多くの幸せを、きっときみのために捕まえてくるから。だから、ここで僕の側にいてくれないか」
「きみがいなければもう、幸せが何だかもわからない……好きなんだ、きみが」


あーーーーー!!やっぱりセイジがナンバーワン!!!!!

 

GOODエンド
やっぱり別れるのは悲しいと涙を流す葵ちゃん。
すると、葵ちゃんが来た時鏡に触れて来たって言ってたしセイジを来世に飛ばすこともできるんじゃ?
ということで二人揃って現代に飛ばすイチかバチかの賭けに出る。結果、2人は現代で幸せに暮らすのだが、タイムスリップ物だとこのエンドが一番好きだから本当に良かった!

 


諭吉

ユキチ√の開放は多分システム的に最後になってるらしく、ラストに……
正直、2人が、特に葵ちゃんがユキチを好きになる部分がよく分からなかった!!!
諭吉曰く葵ちゃんは「己の弱さを知り、明日を目指せる者」らしくて気にいったのは分かるんだが……

進めていくと、ユキチの口から自分が裏紋の事件を裏で手引きしてると聞かされる。
触らないで!普通の人は神器に触れられないんだから!と拒絶するが、触れられないといってもただ痛みが走るだけだと知ったユキチ、
「口止め料だ」とかいって強引にキスしてくるんですよ。
意味不明すぎる!!!!

そして、なんやかんやで裏紋事件から手を引いてもらうためにユキチの提案した通り、自分の身を差し出す覚悟を決めた葵ちゃん。

最終決戦ではまさかの土岐に全員倒されてしまうのだが、ユキチ登場!
約束の時間になったのにみんながこないから見に来たのだ。
狂ってユキチにまで歯向かう土岐。もうしっちゃかめっちゃかだ!

ここからが違う展開!
増上寺は燃えるんだけど、実行に移す命令は下してないとのことで他と違って話を聞いてくれる。

ここで、ユキチは葵ちゃんを連れてどこかへ行こうとするんだけど
世界に肩を並べられる日本を創るためにワタシは彼女を求めた。彼女が必要なのだよ!
というユキチの手をパーーーーン!
「理屈はもういりません!」
「ユキチさんは……私のことどう思ってるんですか?」

というアツい展開だがもう私はついていけなかった。


ノーマルエンド
彼女を帰してやってくれ というユキチ
今まで誰かの意思を自分の理想の為に使うばかり、奪ってばかりで与えることはなかったと振り返るユキチ。
「……キミに与えられるたったひとつの贈り物は……キミを幸せな場所へ帰すことだ」
急にマトモ!?
葵ちゃんはユキチと一緒ならそれでいいと言ったが、それを受けてユキチが返した言葉が
「140年の時を超えたキミへと、ワタシのことが伝えられるように、名を残す偉業を成し遂げよう」「ワタシの名がキミの時代に残り、紙幣として常に共にいられるように」

「……140年後でまた会おう」
でここは普通にぐっときた。
てか私も諭吉に会いたい!!!いつでも会いたい!!!何十人、何百人でも我が手元にきてほしい!!!!

その後の葵ちゃんの
「ちょっと歳を取った顔かもしれないけど それでも、お財布に入れて、いつだって一緒にいられるんだ……」
はごめん笑いました。新紙幣に変わる前に攻略出来てよかった。


グッドエンドは残留だったのだがこれは普通の終わりだった。

 

最終的なランキング

大菅>>七巳>>宝船>剣助>鬼格>>密>淋>>陽太>>>諭吉かな
総評

いや、面白かった!!!!!!!!!
散々な評判を聞いていたが、え??普通に面白い!!
確かに金太郎飴だけど、しっかり個別√ではあるし、話も分かりやすいし、ときめくポイントしっかり押さえられてるし。
なによりもヒロインが良い!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こういうヒロインが、なんていうか乙女ゲーのデフォルトヒロイン像であって欲しいって思うようなストレスのないまともでかわいいヒロインだった。マジで。


あと良かったところといえば
・スチルコメントがある
・キャストトークがある
・ちょっと難しめな単語とか諺とか出てきて楽しい「巧言令色鮮し仁」なんて物凄い久しぶりに聞いたわ
・とにかくOPとEDが良い。
とかだろうか。

とにかくこのゲームに出会えてよかったのは、駄洒落はさておき、個性が強くなくてもこんなに素晴らしいヒロインがいるんだ!ということ。
明るく、前向きで、優しく、気配りもできて、ヒロイン特有のすっとぼけや暴走もなく、冷静であるべきところでは冷静で、でもちゃんと恋する普通の女の子。
自分自身が乙女ゲーで特にヒロインに重きを置いているタイプ(ヒロイン厨ではなく、主人公であるヒロインが無理だとどんな良シナリオ、√だろうとイライラで進められない)なので、本当によかった。

最後にEDが滅茶苦茶にいいので聞いてください

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