乙女ゲーマーはお兄さまに恋してる

乙女ゲーヒロインを操作して恋愛することになった喪女の波乱万丈の乙女ゲーム生活を描いている『(ヒロインの)精神潜入ロマンティックラブストーリー』

【蝶々事件ラブソディック】真実(の愛)はいつも一つ以上!

 「蝶々事件」
名前に事件が入っている。もうこれは買うしかない。
しかも大正&サスペンス?
と好きな属性盛られていてついつい発売日に買ってしまった。
残業後にダッシュで買いに行った。

攻略順は、遙様か将成を先にやった方がいいという公式情報もあり、
将成→遙様→シドニー→イ織→お楽しみの理智 でやる。(後からシドニーとイ織に制限があり理智はまさかの最後に開くキャラだと知る)

 

※備忘録兼感想なので完璧に完全にネタバレしている。注意!
ヒロインの名前は「えれな」。田舎暮らしで両親は他界。謎のあしながおじさん「id」が援助してくれてここまで来た。
そのおじさんから名門イエーヴァ女学校に転入させるという便りが届き、晴れて横濱での新生活がスタートするが、横濱では非徒(アラズ)という化け物が人を襲う事件が起き始めていた……というところからストーリーが始まる。
あしながおじさんは確実に攻略キャラの一人だな。俺は詳しいんだ。


ハマにきたヒロインは早速ひったくりに出会う。幸先悪い。ここは足○区なのでは?
それを助けてくれるのが攻略キャラの神藤将成(cv小野友樹)、DTっぽい黒髪の軍人だ。こういう堅物そうなDTキャラが大好物なので早速湧き上がる。
そして突き落とされた。めtttttttっちゃ怖い。キレられた。
こういう真面目な堅物、しかも軍人キャラは最初の出会いが大概悪いというか「なんだ貴様は、怪しい奴め」みたいな台詞が99.9999%ある。それでもその厳しさに萌えるのだが、この将成は普通にビビる。隙が無い。まあこういう奴ほどデレたら裏切らないのは鉄則なので頑張ってゆこう。
そしてそのお兄さんの神藤理智(りとも)(cv浪川大輔)。帝大で生物学の助教授をしている優男なのだが……どう考えても怪しい。非徒に襲われた人間は身体の一部が切り取られているとかいうのも、生物学の研究に関わってそうだ。それに何より私はこういう乙女ゲームにおける怪しい男への勘は鋭いんだ。

 

女学校に転入したヒロインは寮生活を送ることになる。同室になったのは弧射堂遙様(こしゃどうはるか様)
この遙様はメイン攻略キャラである。そして美人なお姉さまだ。声は、あゆむらせこと村瀬歩氏。遙様は完全に女にしか見えないし女として生きている男という設定なのだ。(後に男バレイベント発生)
弧射堂遙様は歌劇団スターで皆の憧れ。そんな遙様と同室になったので庶民のヒロインは馬鹿にされまくり反感を買いまくる反感バーゲンセール状態。跡部様の夢小説でよくこういう目に合ったから慣れたもんだ。


この遙様と姉妹の契りを交わし、「エス」になる――というなんとも甘酸っぱい展開。男だと分かっていても、声も完全に女性だし普通にお姉さまにしか見えない。
ところで遙様のお付きの人、万葉(かずは)声がのんたんだし好きなのだがサブキャラ。またしてもサブキャラの方が好みの呪い。万葉と恋はできないのか?!


イ織(cv松岡禎丞)とかいうキャラも出てきたがショタのくせに生意気で首にキスしてくるしめっちゃ怖い。イ織の秘書の周防はcv興津さんなんだがこいつはネッチョリしてるし怖い。絶対悪人だ。


軍の上層部のお偉いさんが源家(イエーヴァ女学校を創立した家)と懇意にしており、民間でまだ受けられない結核の予防接種を源家のおかげで受けられるみたいなエピソードが入るのだが、どう考えてもそのワクチンは危険なクスリだろ!!!実験に使われているだろ!!!


大体の学校の女はみな感じ悪く友達ができないのだが、みどりちゃんという女の子が友達になってくれた!めっちゃ可愛い。最高。
他の女みたいに遙様と近付こうとヒロイン利用する感じではなく、クリスチャンのみどりちゃん(韻を踏んだわけではない。全人類ヒプノシスマイクを聞こう)は「ヒロインが教会育ちと聞いて敬虔なクリスチャンだと思い話しかけたかった」 と言ってくれる。
最高の女だ。


みどりちゃんと知り合った直後に洋子とかいう今時逆に珍しい意地悪な女が出てくる。そんな様子を知った遙様が気を聞かせて劇に皆を招待してくれることに。
ウキウキで帰宅するも、その帰りにお母さんの形見のハンカチを失くしてしまうヒロイン。過去に母親から貰ったプレゼントを失くして大号泣した時のことがフラッシュバックし、ここで不覚にも泣いてしまう喪女。こんなところでダメージを受けている場合ではない。
洋子が見つけて拾ったみたいだが…この女絶対にこのハンカチ捨てたりするだろ!!!


ハンカチを探しに街に戻ると非徒に襲われる。が、シドニー(cv諏訪部順一)という謎のイケメン外国人が助けてくれる。なんとか夜、寮に戻るが遙様が部屋にいない。怖い思いした日に一人って踊り明かしでもしないと耐えられなくない?

翌日、洋子が学校に来ておらず、ざわ…ざわ…としてると洋子が殺されたことを知る。軍がやってきて、昨日いっしょにいたヒロインたちは取り調べ受けることに。そして一人だけ事情聴取の為に軍に連れてかれた。将成めちゃ怖い。
遙様が寮を抜け出していることは二人の秘密と約束しており、自分によくしてくれた遙様との約束は破りたくない口を閉ざすヒロイン。それをなんとか破りたい将成。水責めまでしようとしたところ、将成の同僚の加瀬が助けてくれた。加瀬は気さくだし良いやつだ。ワクチン打ってたシーンが気になるけど……

翌日イ織と遙様が助けに来てくれる。
なんとイ織は学園長だったのだー(棒)まあ情報出てたフルネームが源イ織だしね。分かるよね。
加瀬の計らいもあって、ヒロインは解放するけど軍は学園に赴いて調査することに。
その時の加瀬が具合悪そうなんだが、確実にワクチンのアレだ。嫌な予感しかしない。
遙様は、ヒロインが自分との秘密を守るために尋問に耐えていたと知りなんか気持ちが揺らいでる。落ちたな。


ここまで大体共通、だと思う。

よく分岐が分からなくなったがとりあえず将成√で進めていくので
ここから個別感想

将成√

ヒロインの身元調査で神藤兄弟のお父さんの名前が出てきた。なんでもヒロインの両親に何かあったら頼るようにと言われていたとか。
あと、神藤父とヒロイン父は互いに困った時に助け合う約束以外にも、年の近い子供同士(=将成とヒロイン)を結婚させる約束していた。
それを聞いてショックで崩れ落ちるヒロイン。そこまで?!

良いな――――――!!地位も金もあってイケメンな男との結婚約束されてるとかーーーー!!
なんてやってたら

 


みどりちゃん殺された。
むり。やめたい
軍が駐在しているのに堂々と殺されたみどりちゃん。ていうか学園長と理智は友達だし怪しくない?!(この時完全に軍にばら撒かれたワクチンのことド忘れしてて理智が犯人だと思っていた)


加瀬が出てきてアアアアと気づいた。
加瀬、変なワクチン打たれてたしな……あまりにも普通の態度だったから忘れていた……
なんか加瀬と教会に二人で戻ったらまるでみどりちゃんの死に際知ってるかのような語りで、やっぱりな!!!加瀬は非徒になってた!!!!
そしてここで遙様の男バレ!将成が助けに来てくれる!とイベントラッシュ

仲間だった加瀬を手にかけて辛そうな将成。怪我を負った彼を「命の恩人だから付き添わせてください!」と一緒に怪我の手当てに付きそうヒロイン
ここで更に絶望的展開。怪我治しに行ったらついでにワクチンを打たれてしまう将成。


怪我したばかりなのに働こうとする将成に、休んで下さいと頼みこむヒロイン。
あまりにもうるさいと置いていくぞと言われて「それでもいい」を選択すると「なぜそこまで」と動揺。落ちたな。
ちなみに何故かと問われればこの問題は乙女ゲームにおけるサービス問題だから正解を選んだだけだ。

その後に「変な女だ」いただきましたーーーー


シドニーのタレコミでヒロインが非徒を呼び込む特異体質では?と軍にもばれ、囮捜査に使うためにヒロイン連れ去ろうとする将成。
止める遙様に「男だとばらされたくないだろう」と脅すけど、遙様も「加瀬が犯人だと公表されたくないでしょ?私は学校でも歌劇団でも人望あるのよ」って言い返すところが滅茶苦茶にいいオンナなので見て欲しい。


遙様が男だと判明しても尚おなじ部屋だと知った将成に家で暮らすようにと連れて来られた。お義父さんがいい人だからうれしい。
あとこの辺りから将成がデレ始めるというか崩れてくるヨッシャ

なんやかんやで色々新事実が浮かび上がるのだが
ヒロイン父は生物学の研究を、アッ
理智も生物学、アッ
って感じでツライ


家に塚田さん(将成が尊敬してる上司)と理智が遊びに来る。
お義父さんもヒロイン父との思い出話とかしてくれて楽しむヒロイン

二人が帰宅した後で「ずいぶん楽しそうだったな」って将成!!!!
嫉妬イベも通過っと……( ..)φ


進展がないので独自に囮捜査をし、非徒に襲われてしまうヒロイン。怪我したヒロインの血をみた瞬間に崩れ落ちる将成。帝国海軍として必ず守り抜いて見せる!と言ってくれた。順調だ。


お義父さんに言われてデートへ。将成もヒロインのこと知ろうとしてくれてる様子。
レストランで迷っていると、ヒロインが頼まなかった方を将成が頼んで一口食べた後に甘くて食べられないからとくれた。
ヒロインも惚れたなこれは


囮作戦の一環として偽の結婚式挙げることになるシーン、将成が結婚すると知った同僚が駆けつけてくれるところグッときた。なんかこういう友情みたいなの……いいじゃん?

誓いのキスするところでほんとにキスしそうになるハプニングも起きつつというか明らかに様子がおかしい将成。控室に戻ってからなんか将成に襲われた。
明らかにワクチンのせいで非徒になってる!!!気づけ!!!!将成も潔く己の身の不調を認めろ!!!


偽結婚式やら将成突然のケダモノ化などのイベントが立て続けにあったせいか風邪をひくヒロイン……をすごい心配する将成。これは母親が風邪で死んだとかじゃね???とか言ってたらマジだった。あるある展開。
女性に当たりがキツイのもここら辺のエピソードで理由が明かされる。


ヒロインに惚れ始めているので囮捜査にも迷いを見せ始める将成。王道!!
あとここでやっとお互いに名前呼びに。でも実はヒロインのこと苗字で読んでる時の方が個人的には好み


お義父さんに囮捜査のことがバレて、詳細を説明することに。
そしてお義父さんの方も、ヒロイン父が研究していたのは人を兵器として造り替える研究でお母さんオルガの血を使っていた という秘密を教えてくれた。


軍上層部の宇田川はイ織と手を組んでいたというかイ織のお父さんが研究継いでいた。なんか宇田川とイ織は目的は違うけど協力していてヒロインを求めているらしい。そんなこんながとあるパーティーの最中にヒロインの知る所となるわけで、なんか色々あって非徒がパーティー会場に来て、宇田川は死んでイ織も逃げての大混乱。
ただでさえしっちゃかめっちゃかなのに、「ヒロインが非徒を操っている!」というでっち上げをパーティー客の目の前でしだす塚田

え?え?
とここにきての突然の急展開についていけずにいると、なんか塚田に牢屋にぶち込まれる。

塚田は最初からヒロインを利用する気だったのだ。
シベリア出兵した時に博士のことを知って、博士の研究を入手するために博士と仲良かったお義父さんに近づいたとか
なんとか色々明らかになる。けどここで「ヒロインたちを解放しろ!」という気持ちよりも「あんな良いお義父さんを利用するために近づいたとかこのクソ野郎が!!!!」という方面の怒りが凄まじかった。


牢屋の中で、やはり予防接種が引き金だった将成は苦しみだして襲ってくるもヒロインの涙で正気に戻る。あーーーこの王道展開は普通にいい。
ヒロインも「私のせいでごめんなさい」と苦しむ。
こういうお互いがお互いを苦しめてしまって謝るみたいなシチュ物凄い興奮するのでもっと欲しいです。


なんか世間的には完全にヒロインが悪者にされてるし、将成の仲間たちも塚田の部下なので塚田の指示通り牢屋のある建物を包囲している。どうあがいても逃げられない状況。

ここで選択肢。

ハピエン
将成は言葉でみんなを説き伏せることに成功。ここがとにかくこの√で恋愛シーンを差し置いてぶっちぎり一番最高だと私は思うのでプレイしてほしい。あと塚田は自殺してしまうので余計むかつく。いつまた非徒化ウイルス発症するかは分からないがまあヒロインとラブラブしてれば問題ないでしょ!てな感じで完。

そしてお待ちかねのバッドエンド回収!!!!!!!!
正直これを楽しみにしていた。
最後選択肢で不正解だとバッドエンドに。将成は非徒になってしまう。(非徒になってもイケメンはイケメンでずるい)

ヒロインは非徒になった将成に「オレを殺せ」と言われ、無理だと即答。
ヒロインの優しさを知っている将成は、こんなことできるわけがない とわざと外に飛び出して特務の仲間たちに殺される。
それをヒロインは追いかけ、そして同じく殺される。最後告白するが、でも将成にその声が届いてるかは分からない。


といった良い感じのバッド。イマイチ刺激は足りないが求めるバッドとしては○。
あと話の中で、非徒以外で巷を騒がせているのが怪盗なのだが、フーンってスルーしていたらOPでシドニーが完全に怪盗みたいな恰好していたことに今更気づいた

 

 

遙様√
大体の流れは将成と同じ。男の姿をここで初めて見たけどイイネ。
ここでは理智がなんか調査させてくれってヒロイン調べるシーンがあって、怖い。

あとヒロインが、「両親なくなった後に心の病で臥せっていた」というのだが、その後に「天使をみた」とか言い出してちょっと急に貴女との距離感が掴めないわよ
この天使も何か重要な伏線なのだろうなとは思うが現時点では如何せんまだ推察する情報がない。多分パッケージの怪盗シドニーは白マントだし金髪だし、天使はシドニーなのではないかという予測は立てられるがヒロインの元に現れていた理由は予想付かず保留。


将成√でもあった囮捜査パート、襲われてる被害者の傾向から、モガの格好して歩く囮捜査することに。
恥ずかしがって下を向くヒロインだが、捜査が上手くいかないから毅然とした態度でって前向いて張り切ってたらナンパされた。

多分ここで健気さを演出してヒロインへの好感度上げたいのかな?という感じのアレだと思うのだがこういう見方をするのはよくない

囮捜査、なんとか非徒をひっかけられた時のモガの格好してる遙様が声男に戻っててゾクゾクする。
ていうか結局モガばかり襲われてた理由なんなのだ???

 

ここまでで新たに分かった事としては遙様の家は女性が継いでいる陰陽師の家系で、(お姉さんが死んだので多分代わりとして)遙様が当主をしているということ。
そして遙様の家族はかつて非徒に惨殺されたので並々ならぬ恨みを持っており、それが遙様が非徒を殺すことに拘る理由だということ。

ああもうこれ確実に周防が遙様の仇だな!と思わせる不穏な周防。

遙様の仇のやり方は家族がいる家に行って子供残して皆殺し、頭部めった刺しからの貼り付けにして子供にもせつける胸糞

という話をしていたらやっぱり非徒が登場、どう見ても周防。

周防(仮)に襲われて手も足も出ない遙様。ヒロインも襲われて舐められたりするココ普通に気持ち悪い!!!!!!!
なんかネッチョリ舐められるのと匂いを思いっきり嗅がれるシーンだけはどんなイケメンでもキモイ


ヒロインの謎の力が覚醒して一応周防(仮)は退ける。
この時に周防が「オリガの~」とかなんか言うんだが母親はオルガだしこの辺はまだなんかありそう


部屋に戻ってから甘いシーンもある。


以前理智にしてもらった検査結果からは何も分からなかったので両親の知りあいの神藤父に話を聞くことに。
この√ではここで真相を知る。ところでスヴァローグ計画ってかっこいい

両親が研究したせいで遙様の家族は殺されたのだから遙様を想う資格はないというヒロインに「頼られたいのは自分の方」と言う遙様、この時しゃべり方が段々男の方に戻ってしまっていくのがワアアアアアアアア


真実を知るためにヒロインの住んでいた教会に来るも、両親のことは告解室での懺悔だから話せない神父様。だが、両親が火事ではなく殺されたのだという新事実は教えてくれた。


ヒロインの家に行くけど研究資料は誰かが持ち出した後のよう。しかしそこには両親が周防と共に映っている写真があああ
しかも館には血痕のついた穴が数か所開いていてそれを繋ぐと、十字架に


色々と謎が解けていく中で遙様の家に伝わる神のような存在も御莉我(オリガ)ということを教えてもらう。


遙様の家に行って調べることにするがその為には女装しなければならない。
以前なら何も思わなかったが遙様は最近は男でいたいと思うと打ち明けてくれた。
本来なら陰陽師の力は女しか使えないから今までは女として生きてきたが最近は男でいたいと思うせいで呪いの力が弱まっているのかもしれないとか。

 

というか、なんとなく万葉は遙様……殺された本物の遙さんという女性の恋人とかだったのかなーと思っていたらやっぱり婚約者!!!!
本家のおばあ様は今の遙様が男だと知らないのか


場面はまた変わって本家で万葉がおばあさまと話している内容は
・弧射堂家はエランという、ロシアに吸収されたキエフ人の妻を迎え入れた時から格段に力が増した
・その時から妖怪退治を生業にし始めたが力は女しか使えなかった
・弧射堂家は男が産まれたら殺さねばならない


ここでヒロインに、自分は本当は殺されるはずだったが姉と同じように弧射堂遙として育てられたと告白。まあ分かってたけどね!!!
遙様は、本物の遙様が死に際に「弧射堂遙として生きろ」と言ったことに縛られて、それ以外は何もないうつろな人間だったけどヒロインに出会って純粋に一人の人間としての意思が芽生えたっていうのがたまらん

そして屋敷に戻ったら周防に襲撃されとる。はあ?
おばあ様にも周防にも遙様が男だとバレてしまいもうしっちゃかめっちゃかに。そしてご丁寧に色々語り初めてくれる周防。
ヒロインも弧射堂家も祖先は同じオリガ。その血は不思議な力を持っていたが他の雑多な血と混じると変化していき、女は何もないがその血を持って生まれた男は化け物になってしまう。
弧射堂家も同じでその為に男性は殺してきたという。
伴性劣性遺伝です」のところなんかフフッってなっちゃった


完全にピンチでヒロインの血を得ようと顔近づけてくる周防。それをみた遙様が覚醒して姿とか変化するが、最後に周防にやられてしまう。
ここでヒロインが自分の能力を使って周防を止めて、自分の手で殺そうとするところ最高。


遙様がとどめをさすと言うので遙様に任せようとしたらクソババア様が遙様の方を殺せとかぬかしやがる。

それに対しヒロインが「あなたこそ醜い化け物のようです」っていうの最高に痺れる。

 


ここで選択肢。最後の重要な選択肢まで分かりやすい!!!親切設計かな???!
バッドはおばあさまに逆らえない万葉に捕らえられて地下牢へ。
一緒に逃げようと言うけれど、「自分は非徒としてヒロインに惹かれていた。ヒロインを好きだと言った事さえもう自信が持てない」と遙様。
万葉が来るがクソババア様の説得は無理だった様子。万葉とヒロインを結婚させて弧射堂の子供を産めという。
ヒロインだけでも逃がせという遙様に「俺は『遙様』との約束を守りたいだけです」って万葉あああああ

このエンド、ニルアドの某バッドと似てる
万葉はお姉さんの方の、死んだ遙様のこと好きだったんだなってもう切なすぎて
3P……三人で幸せにエンドですね。序盤で「あ~万葉と恋できね~かな~」などとほざいていた私は盛大なフラグ回収をしてしまったのであった。
こういうの好きな人はぜひ月華繚乱ラブロマンスもやってください。


ハピエン
捕らえられるところまでは同じ。
ハピエンでは万葉もちゃんと気持ちを汲んでくれる
周防も倒し元凶のイ織に研究を破棄させて女学院も閉鎖。
結局、遙様は人と化け物の間を行ったり来たりする不安定な存在だけれどもヒロインが隣で支えるというエンド

 


シドニー

シドニー、二人の√やっただけだとよく分からない外人なのだが、この怪盗がどう物語に関わるのか予想付かないので楽しみ。


前半大体の流れは同じ。シドニー√だと学園長主催のパーティーが開かれることに。殆どのキャラが集合してお互いに自己紹介といった感じ。ここではまだみどりちゃんが生きているので癒される。
理智やシドニーも集まったところで周防がやってくる。ヘラヘラしやがってこの人殺し!!!!!!!!ファッキューー!!
この時周防が理智を見て「理智様……!」みたいな反応をするので私の中で真っ黒だった理智の印象がさらに漆黒になった。絶対に関係者だ。理智ぉ……お前が関係者だったら、みどりちゃんの死にはお前も責任がある!!絶対に許さないからな……


パーティーではお宝を披露することになっているので怪盗から予告もきている。多分ここでシドニーが怪盗ブランだと知る展開なのだろう。

パーティーにありがちな、ヒロインが一人静かな場所を求めて抜け出す場面。迷い込んだ部屋に本物のお宝があることを知るが運の悪いことに周防に出くわす。本当に気持ち悪いんだコイツ。当然「はぁはぁ……味わわせて……はぁはぁ」といった気味の悪い展開になるも怪盗ブランが助けにきてくれる。

ヒロインを庇って怪我をする怪盗ブラン。その後、ヒロインが怪盗ブランはシドニーだと気づき警察の目をごまかすために恋人のふりをする場面はとても良い。何故なら冒頭でシドニーが同じように恋人のふりをして助けてくれたことがあるのだ

そんなときめき展開にホワ~っとする間もなく直後に我が癒しのみどりちゃんがまた殺されてしまう……みどりちゃん生存ルートはないのか?!ヒロインがみどりちゃんと出逢わなければきっとみどりちゃんは生きられるのだからもう冒頭でみどりちゃんに出会いたくない……つらい……


事件以来ゴミのような記者どもが学校に押し寄せてきている。記者は人の心が分からない……私は哀しい……
記者に囲まれてしまったヒロインをシドニーが助けてくれるのだが、これはもう正直惚れる。シドニー最初から優しいし紳士だし普通に自分自身のシドニーへの好感度が高い。
浮かない顔のシドニー、自分が怪盗に入ったせいでその騒ぎに乗じてみどりちゃんが殺されてしまった可能性もある と後悔しているのだ。
もう、シドニーは本当に良い男だ。みどりちゃんのことでそんな風に言ってくれるなんて…!


場面は変わって学園長はサイコなのかなんなのか、またパーティーにヒロインたちを連れていくと言ってきかない。だめだ。この後このイ織√で彼を好きになれる自信がない。

パーティーでまた周防に粘着されそうになっているとシドニーが華麗に助けてくれるのだが、その後にユアンカーゾンという新キャラが登場。滅茶苦茶に顔がいい。しかも貴族で女たらし。最高か?ヒロインが事件現場にいたと聞いて「メンタルケアが必要じゃないか」といってくれて泣ける。おい将成聞いてるか????


その後流れで加瀬に遙様のところまで送ってもらうことになるのだがもう、やめてくれ!!!!!また加瀬に襲われた!!!そして倒される加瀬!!!!


しんどい展開はこの後も続き、ヒロインは無理やり学園に連れて帰られ、そこで学園長から父親の研究のことを聞かされる。本当にイ織を好きになれる気がしなくて今から気が重い……あとここでショックでヒロインが気絶して、アーーそういう感じねフーン。
案の定学園長の屋敷に軟禁されるヒロイン。毎日採血を迫られているが何故か周防が体調が優れないからやめておけと言って止めてくれてるとか。不気味。

そしてそんな周防を見て、過去の記憶がフラッシュバックし両親惨殺の時のことを思い出すヒロイン。

???「泣かないで」
この謎の人物の声が理智っぽいんだけどその後の声は明らかにシドニー
そして幼女なヒロインはその99%シドニーだろう謎の男に「天使さま……」って予想通りか!!!!!!!!!!!!!!


しかしことごとくイ織の発言が脳を沸騰させるんだこれが。
だって「狂ってる」って言ったら「非徒を生み出す女のくせに」とか言われてハァ?????ってならない人います?????


なんかもうイライラしまくって進めているので怪しい雰囲気を察知できずに睡眠薬入りの食事を思いっきり食べまくるヒロインにまでウガアアアアアとなっている喪女。ビークール……乙女ゲーに精神をのまれてはいけない……


その後当然のように怪盗ブランもといシドニーが助けに来てくれる。学園長がユアンのパーティーに呼ばれたのも作戦の内でその隙に助けに来てくれたというわけだ。
優しいシドニーにもちろん惚れるがそれ以上にユアンがいいキャラすぎて安心する。


屋敷ではヒロインが逃げ出してイ織たちがぐぬぬ……となっている。ざまあみろ。「今お前のそばにいる奴は本当に信用できるか?」みたいな学園長の独り言……
おめーーーーよりは信頼できるわ!!!!!!!!!
仮に裏切られてもお前に利用される5億倍マシ!!!!!!と怒り狂う喪女。


ユアンの家に匿ってもらうヒロインは自分の知った真実を話す。
これ以上迷惑はかけられないというと、「自分を頼って欲しい」とシドニー
ここ山場シーン。


ユアンシドニーとの会話を聞いていると、2人はイギリス人ではないのではないかと思えてくる。ロシアに何か大きな関りがある人物な気がするんだよな~。なんて思っていると、ロシアのことを何も知らないヒロインがシドニーにロシアについて教えてもらう展開に。その中で皇室が~とか話題に出てきたので「もしや二人の内どちらかはロシアのやんごとなき人では???」という疑念が湧き上がるな~と思っていたら、
「亡命した者の中でも貴族や学者や政治家は情報を他国に流さないように見張られている」「亡命した者たちは祖国を求める。少しでも祖国を思い出させるものをよすがとして」

ってもうこれ完全にシドニー自身のことやんけ


場面はまた変わり、シドニーがまた何者かと話している。話の内容からシドニーがイギリス側の人間ではないことは明らか……しかもユアンのことを見張るように言われているらしい。これ、もしかして、ユアンがロシアのやんごとなき人でシドニーが見張……ウワアアアアアアアアアいやだなあ


将成と会って予防接種の情報などを流すシドニー。将成はなんだかんだ言っても正義のために動く実直な人間なので味方につけられると安心するし味方になって欲しい所。将成との会話からユアンも色々疑われ始めてると知り、そのことを本人に告げる。でもユアンシドニーが自分を見張っていると知ってた……。ああああああああああもうユアン!!!幸せになって;;;;;


今現在10章で、今までの流れからすると10章の選択肢で分岐。
シドニーに寄り添いたいor守りたい の二択。
寄り添うはバッドだろうなーと思いそちらから。

会話がもうすでに不穏というかヒロイン置いて一人で解決しに行くつもりだろ!!という感じ。
ここで伝家の宝刀、睡眠薬口移しシーン

私が初めて睡眠薬口移しシーンに出会ったのはAMNESIAのトーマなんですけど、その展開があまりにもどツボだったせいで睡眠薬口移しというシチュだけで興奮して萌えてしまう病に罹患しているので「ヒュゥーーー!」と思わず心の中の愉快なボブが出てきてしまった。


そして小粋な心の中のボブごと崖から突き落とされた。
シドニー……お前私を売りやがったな!!!!!!!!!!!!???!?!?

 

非徒の研究資料と引き換えにされるヒロイン。
まだだ……まだ慌てる時間じゃない。最後には「やはり貴方のことは裏切れなかった」的な、お前の命は里よりも重かったのだサスケェみたいな展開になるのが乙女ゲーだ。


取引成立しそうになると潜んでいた海軍がやってくる。イ織本当にきたねえ野郎だ……
しかしここで将成大活躍。予防接種は非徒のウイルスだったと皆に知らせ、「おいおい聞いてねーぞ!」という空気にするのだがそうは問屋が卸さない。

イ織はヒロインの血から作った薬で海軍たちのウイルスを呼び覚まし非徒にしてしまう。
遙様も加勢してくださり、大混戦の最中やっぱりヒロインを守ってくれるシドニー。信じてたぞ!!!
そして例の如く覚醒して非徒を封じ込めるヒロインだったがその力を見られてしまう。
どうなっちまうんだというところでイギリス軍を連れたユアン登場。ユアンはやはり元ロシアの人間だった。


最終的に非徒は協議の元どこかの国で管理するという事に。あの時逃げたシドニーの行方も分からない。そして特別な血を持つヒロインももう自由には生きていけないだろう。
ユアンは自分がロシアの王族だと教えてくれるがここまでプレイしてきた人間はもうとっくに気付いてると思う。


そして、シドニーのことを想い涙を流しながら眠りにつこうとするヒロインのところにシドニーが忍び込んでやってくる。
その姿をみて天使さまはシドニーだと気づくヒロイン。
当時シドニーが幼いヒロインの元に現れたのは、ヒロインの父親に非徒治療薬を求めるためだった。というのも、ソビエトでは非徒の研究が続けられ、数千人もの人間にその薬が投与されたというのだ。ソビエトのスパイだと思われていたシドニーは実際はソビエトの反対勢力であり二重スパイだった。

 

シドニーから話を聞かされたヒロインは、それでも自分は救われたという。ヒロインにとってシドニーは正真正銘の天使だったわけだ。
そしてシドニーにとってもヒロインが懐き次第に笑顔になっていくのは救いだった。
こういうお互いが実は人生においてとても重要な位置づけの人間だったという展開とても良い。幼いころに出会っているというのもロリコン的にポイント高い。


この後怪盗らしくヒロインを盗んで逃げるシドニー。そこへ現れるユアンユアンは実はあの時協力してくれていたのだという。
普段なら「まーありえるよね」となるが先ほどから一つの章の中だけで展開があっちゃこっちゃしていて脳の情報処理が追い付かない
あーそっちのパターンか!と納得していたらユアンシドニーに向かって頭を垂れて「貴方こそが真の皇帝」と爆弾発言。
ロシアの皇族のあれこれの伏線はユアンの部分でもう回収したと思って完全に油断していた。

ユアンシドニーパトロンをしていて、彼を信頼していたのもそういうわけだったのだ。以前にシドニーが「ユアマジェスティ」的なことを言った時に珍しく「やめてくれ!」と声を荒げたのも、そういうことだったのか。


ユアンはあの時の無念を晴らそうとしているがシドニーは争いをなくすことが望み、相容れない。しかしヒロインの説得でユアンの考えが揺れたその時、敵に撃たれそうになったシドニーを庇ってユアンは死んでしまう。

なんだ……なんなんだこの怒涛のやるせない展開は。

過去回想で、実は亡命するときに赤ん坊だったヒロインと出逢っていたことが分かる。泣いている赤ん坊のヒロインをあやす幼きシドニー。そういう……ルート中でシドニーが傍にいると眠ることが出来るヒロインみたいな図が何度かあったのはそういう……
それ以外にも、リスク分散のために研究資料を仲間で分けて持ったというくだり。パーティーで怪盗ブランが盗もうとしたお宝の中にその資料の一部があったというそんな伏線まで!!!これはさすがに予想不可能
二人は結局海外に逃げてめでたしめでた……?!
これは……ハッピーエンドじゃないか!!!!!!

将成と遙様は最後の選択肢だけで分岐したのに……


ということで今度こそバッド。
「どうせ10章で分岐でしょwwww」と高を括りセーブを怠っていたため最初からやり直す羽目に。

以下バッド。

シドニーを庇って撃たれるユアンの場面までは同じ。
しかしその後「我らは……ともにあらねば……」と言ってユアンに撃たれるシドニー。ヒロインはシドニーの言った通り一人海外に逃げ、ひとりで生きてゆくというエンド

 

 


イ織√

正直に言って、ここまでやってきて私のイ織への好感度はマイナス5億くらいだ。元々顔が可愛い系のショタっぽい見た目のキャラが好きではないということもあり初見は好感度0くらいだった。だがしかし3人攻略してきて正直このイ織に怒り憤怒し激怒したことはあれど感謝したりときめいたりした記憶が一ミリもない。ヒロインを小ばかにしたような笑顔しか脳裏に浮かばない。監禁して無理やり採血しようとしてきた恐怖の感情しか思いだせない。
そんな絶望的スタートからなので感想もマイルドにできる気がしない。
多分イ織は過去にツライい目に合っておりそれを知ったヒロインが同情か~ら~の~恋に落ちる という悪役攻略キャラの見本のような展開になるのではないか。そしてイ織も辛く当たっても慈愛に満ちたヒロインに惹かれていくとかいうそういうやつだな俺は詳しいんだ!!!!!!


ということであまり読むのはおススメしない以下感想。


宝を見せるパーティーを開くところまではシドニーと共通らしい。しかしイ織√なので彼とダンス踊ったりする。


ピアノの音が聞こえて辿っていくとイ織が弾いている。レクイエム弾いてると言うので「洋子さんの死を偲んで?」と聞くと「死は苦しみじゃない。むしろ永遠の私服の喜びに満ちた開放感をもたらしてくれるものだ」
とか言い出した。そっち系か~~~~~~~~~

自分も非徒だというイ織。下等な非徒は化け物みたいになって暴れるけど自分は特別なんだとか言ってるけど非徒は非徒だよ。下等とかそんなの関係ないよ。


「反社会的人格、両親の欠如、他社に対する共感性の欠如、過大な自尊心、自己中心的な行動……これらはすべて非徒の特徴」
ってそれはつまりサイコパスが高等な非徒ってことか。

なんかもうここのスチルとかものすごいディアラバを感じる。

みどりちゃんが殺されてすぐに別のパーティーに同行させられるのもシドニーと同じ。
いや、もう本当に駄目だ。ヒロインを脅したり必要以上に接近してきたり、こういう上から目線キャラにときめきより先に「は?」と思ってしまう性が楽しむ心を上回ってしまう!!!!

そして助けてくれる遙様に余計に惚れてしまう!!!!!!

パーティー会場でシドニーと話してる時にイ織のことを話題に出されたヒロインが「不快感が顔に出てないか心配」みたいなこと思ってるのに爆笑した

 

お偉方に囲まれて話してるイ織だけど家族の話になると途端に微妙な雰囲気に。そうかそうかお前は家族との不和とかそういうところで弱いところを見せてヒロインが同情からの恋愛に発展していく、そういうタイプの√なんだな?!
だがお前のせいで我が愛しのみどりちゃんが死んだこと、我は忘れまい……


イ織のお兄さんは結婚したらしいが君は?という話になってしまい、ヒロインが婚約者として紹介されてしまう。
「違います!」と言っても誰も聞いてない。もーーーーーーこういう権力者の影に隠れて本当のことが伝わらないみたいな展開もくっそ苦手なので泣きそうだ


加瀬に襲われるところもシドニー√と同じ。その後またイ織に脅されてイ織の屋敷に行くことに。ヒロインは怪我をしてしまっているので手当てするのだが、イ織がその傷を……舐めるッ!!!!


非徒ウイルスはただ投与されただけでは化け物になるわけではなくヒロインを呼び水として発症する。
ところで突然話は変わるが去年TYBがVITAに移植されたので未プレイの人はやってください。

いやしかしここまでマジでマジでマジでひたすらに苦しい。正直詰みそうだ……

ヒロインが純粋すぎるせいもあってもう笑うレベルでイ織の手のひらで踊らされる。追い詰められすぎて死のうとした時も結局イ織の手のひらの上なので自殺せずに生きてイ織と対峙することを選ぶ。

外出の許可を得た時に「あ、ありがとうございます!」と言ったりその他の場面でも多分ヒロインがいい子だということを象徴する台詞なのだとは思うが、もうこっちとしては「礼や謝罪をする相手じゃない!!!外出許可ってそもそもイ織が軟禁してるのが悪いだろうが!!!!そこは謝っちゃだめだろ!!!!!!!」となる。常に心がザワザワイライラソワソワしてるのでもうすべてにツッコミを入れてしまう。

 

外出する場面で何故かイ織がついてくるわ行き先を指図するわで、やっと一人になれる……と安堵していた私は絶望した。連れていかれた先も洋服屋でお高い服を無理やり買おうとするのだがヒロインは気後れして一着だけ自分で選びます!という。
ここの洋服を買ってくれるシーンは多分シナリオ的に盛り上がるというか萌え的な場面だと思う。多分私がイ織に対しての好感度があったならいいシーンだなと思わせるようなシーンなのだろうが残念なことに「服を無理やり買おうとしてヒロインの気持ちにつけこみやがって!早くひとりにしてくれ!!!こわい!!!!!!」という感じであった。


そのあと普通に会話していることに気付いたヒロインが「酷いことをされているのに……」と思うシーン。ああああああああああもう完全にヒロインはイ織に惹かれ始めてるじゃん?!?!?!?!?!?!

正直私はヒロインと敵対してるやつとの恋愛は好きだ。
相手が悪い人だと分かって入れも恋してしまうヒロイン……みたいなのも好きだ。

 

だがこれは!!!!!違うんだ…………!!!!!!!
まずイ織が今の所マジで悪というかサイコなのでそっち側に感情移入とか肩入れが出来ない。報いを受けろとしか思えない所業をやりまくっているからだ。

そしてヒロインもこの短時間で少しでも気を許してしまうのか?!?!?!服を買ってもらい、海を見せてもらっただけで!!!!!!!その男がお前に!!皆にしたことを思い出せ!!!!!!
今はまだ「好き…」とか思ってはいないようだが確実に少しイ織に同情というか気を許し始めている空気!!!!


心を閉ざした喪女はマジで心を開かないからな……

 

その後もレストランに連れていかれそこでも「わたし……何故か学園長のことを……」みたいな空気になってもうプレイヤーである喪女とヒロインの考えの乖離が激しすぎる……


イ織が夢で過去のことをみているようだが、やはり過去につらい経験をしていた系のやつだこれ。

夜、わけあってイ織のピアノを聴くことになる。ああもうどんどんヒロインがほだされちゃってるよ……えれなちゃん!私たちあんなにイ織への憎しみで意気投合してたじゃない!!!!イ織のせいでみどりちゃんは死んだのよ!!??


そしてここでスチル挿入。ヒロインがウトウトして目が覚めたらイ織と寝ているところだった。寝ているイ織が苦しんでる。もう分かっていた展開……イ織もイ織でヒロインの優しさに照れてるし!!!!!


またまたパーティーに連れていかれるヒロイン。「少しは仲良くなれた気がしたけど……」って!!!!騙されやすい!詐欺とかに引っかかりそう。


パーティーで「愛人の子のくせに」「不気味」と感じの悪い夫人がイ織の陰口言っているのを聞いてしまった正義感の強いヒロインは「それはおかしいですよ!!!!」と文句を言いに行く。
分かる。ていうかこの婦人どもの陰口にはイ織にキエエエエエエとなっている我ですら普通にムカつく。オメーら別に監禁されたりドヤ顔で嫌がらせされたりしてねーのに陰口言うなや!!!!!少なくとも外面は良いイ織に文句言っていいのは実害受けてるヒロインだけだ!!!!!

文句言いに行ったら案の定返り討ちにあってイ織に助け出される。
「ふふ、変な女」イ織にもいただきましたーーーー!!!!!!


イ織のお兄さんも入れ違いでパーティーにきてなんか不穏な感じである。
屋敷に帰ったヒロイン「一体どれが本当の学園長なの?」あるある~
とかやってたらイ織の過去回想。理智が病気のイ織の元にお見舞いに来てくれる。もうすぐ死ぬことを悟って弱気になるイ織に「父の友人の研究で助かるかも」という理智。


もう完全に二人ともいがみ合ってるのはポーズだろという感じですぐいい雰囲気になるやつ。
なんかもう普通にイ織に同情し始めてしまっている。そうだよ。私は流されやすい女なんだよ。結局こうなるんだよ。好感度マイナス5億くらいから好感度0の好きでも嫌いでもないくらいになってきたよ。
そしてイ織のお兄さんが予想以上の小物でクズなので相対的にイ織への怒りが収まっていくよ。

どんどん惹かれ合っていく二人。
イ織は非徒の薬ができることをもうあまり望んでいないようだ。
しかしゲス野郎周防のせいで事はどんどん進んでいく。
ロシア側に拉致られるヒロイン。助けに来たと言われて「イ織さんは変わったんです!」と擁護したら「洗脳されているんだな」って、まあ、ストックホルム症候群の気がないとは言い切れないけど……

イ織が助けに来てくれてヤッター!となるのも束の間、両親の死はイ織のせいだと知ってしまい、思わずイ織の手を払いのけてしまう。そしてイ織はそれが引き金で元の冷酷で残酷な出会った時のイ織に……

 

イ織が仕組んで暴動を起こし始め、その暴動で出た怪我人に輸血の形でウイルスを投与するのだと気づくヒロイン。

なんとかしてイ織を見つけ、そこで告げられる真実。イ織は非徒の薬を投与された時から成長が止まり、非徒特有の身体能力もないのだという。人間でも非徒でもない半端な存在であることがイ織を追い詰めていた。そして自分を死から救い何者でもない存在へ変化させた薬が、ヒロインの両親を殺して手に入れたものだと知らなかったのだという。(でもそれを悔やむ心があるのなら最初からヒロインに優しくしろよと思ってはいけませんか?!)


イ織は結局ヒロインとの関わりの中で人間らしい心を少しでも取り戻していたのかは知らんが、色々思うところもあるのか死のうとする。それを止めたいヒロインは散々イ織に仕掛けられていた「ゲーム」をしようと逆に持ち掛ける。
それは「俺が何者か分かったら褒美をやろう」と一番最初の出会いのシーンでイ織に言われたゲームだった。
ここの伏線はとてもいいと思う。自分が何者か分からないと言ったイ織にそれを今言うか!!っていう


非徒は首か心臓をやられないと死なないとの事なので、それ以外で人間なら死んでしまう肺を刺す。生きていたらイ織は非徒、死んだら人間。
つまりこのゲームはヒロインにとってイ織が非徒じゃないと負け。

バッドエンド

このゲームはえれなの負けで幕を閉じる。イ織は結局人間だった。イ織にとっては死に際に自分がまだ人間だったと分かりある意味幸せではあるだろう。
そしてイ織の後を追うヒロイン……


ハピエン

バッドではイ織を刺せずにいたところに向こうから手を添えられて無理やり刺す形になり結局殺してしまったがハピエンのヒロインは一味違う。
ナイフの刃を自分で握り「イ織さんはイ織さんです」と言うのだ。

ようやく終わりか~と安心していたら出たよゲス野郎周防!!!!
新薬投与されたnew非徒を引き連れてやってきて大ピンチ!となるも遙様たちが助けに来てくれる。
周防も殺してその場は収まる。

イ織とヒロインは治療薬を作るために海外へ。という大団円。


いやあ~~~~~正直マジでイ織には思うところがないわけではないというかリアルストックホルム症候群を味わえるというか終盤には普通に楽しめる√だと思ったのであった。

 


理智√

出逢って速攻疑念を抱き続けてきた理智のターン!
共通ルート部分を選択肢なしで進んでいく。

初っ端の選択肢で、金沢に来たことがあるという理智に
どうしてですか? という選択肢を選ぶと正解。なんでも、どうしても見たかったものがあるらしい。『海とか城かな?』って絶対それはないと思う絶対なんかヤバいやつ見に行ったぞ。
名前を聞かれて「香月えれなです」と答えた時の理智、も~~~~怪しい!!!

理智の過去回想が時々入るのだが、母親が死んで骨になったときの理智が「あると思ったのに」っていうの怖い。何がだよ。魂とか探してるのか?!

ヒロインが共通で色々やってる間に裏で理智はこんなことしてましたよ~みたいな演出というかそういう流れで絶妙に気味悪さを演出している。

そして、理智はあれか。人の気持ちが分からない系のサイコか。


序盤のみどりちゃんたちと観劇に行くときに理智と遭遇するシーン。色々追加されてて、理智がサロメを観に行くことやサロメが特に好きだという情報ゲット。サロメは私も好きだけれども、内容的にも、会うの2回目の年下の女学生に「僕はサロメが一番好きなんですよ」と言うのどうかと思うぞ?!「好きな小説はドグラマグラです」って好きな女の子に言っちゃうみたいなそんな感じ

この観劇後にクラスメイト達と話すシーン、みどりちゃんが「わたしは自由な恋愛がしてみたいわ」って言う台詞があって、もうね、もう……

また過去回想。母親の遺品をどんどん処分しようとする理智。着物は誰も着ないし、部屋も片付ければ客間にできるだろ?ってああもうこれ完全に人の心が分からないやつだ。そして最初の過去回想で死んだ母親に「ない」とか言ってたのは確実に「心」だ……


神藤父とヒロイン父が知り合いだったと発覚するくだりで、何故か神藤家に両親が死んだという手紙が届いてなかった ということは共通ルートでも出てくる話だ。そしてやっと気がついた。これは理智が手紙処分してたな?!


この後微妙に流れが変わり、ヒロインは神藤家に両親のことを聞きに行くことに。許嫁の話を進めるお義父さんに困っていると理智が助け船をだしてくれる。ここで理智に「優しい方ですよね」「人の気持ちを察して気遣えるなんて優しい証拠だと思うんです」というヒロイン。
「気遣いなんて経験を積めば誰でもできると思いますよ」ってホラ!完全に人の心が分からずに経験と頭の良さで世渡りしてきたタイプ!

~過去回想~
母親が将成の方を許嫁に推していたのは、単に歳が近いからではなく理智が一般的な子供とは違うと怖さを感じていたからだった。


部屋で佇んでいる理智がヒロインのことを自分にとって特別な存在だと確信してるようなシーン。もうコッッッッッワイ!!!!

というか流れ変わったしこのままみどりちゃん生存√かな?!と希望を見出していたら、みどりちゃん、死んでしまった。また殺された。もうどのバッドエンドよりもこの瞬間が一番鬱になる。

しかし悲しみに浸る間もなく新たな展開。みどりちゃんの死に号泣するヒロインを慰めていた理智が急に苦しみだして倒れた。どうやらヒロインの泣いている姿を見たことが引き金になった模様。
その後、他の√でもあった加瀬に教会で襲われるシーンで理智が助けに来てくれるのだが、非徒をみても全然動じない。
恐怖すら感じてない様子の理智だったが、怖がるヒロインが理智にしがみついたとたんに顔が青ざめ、恐怖を感じている様子に。
これはあれか。ヒロインの感情をそのまま受け取って自分のものとしている感じか。
遙様と将成が助けにきて戦闘を始めるがやられてしまう。遙様を助けようとするヒロインの気持ちが分からない理智。
「どうしても助けたいなら、強く願ってください」という理智の謎めいた助言を信じ強く願うと一瞬非徒に隙が出来る。
そしてそれを銃で一発で倒す理智!う~ん、こわい!


この後神藤家にお世話になることになったり、囮捜査を軍が進めようとしたり、両親の死を理智が調べてくれようとしたりする。

また過去回想が入り、理智の心のなさがどんどん露呈する。幼い理智はヒロイン父の手紙を読んでいた。やっぱり生物学の研究はヒロイン父の影響っぽい。
「化け物(非徒)とは人の心を持たないものである」という手紙の文も色々な引き金になっていそう。


酔っぱらった理智に強く抱きしめられながら眠るというウフフな展開が入り一息ついた。

もう、なんなのだこの√は……ビックリハウスか??????

しかも直後の過去回想で幼い理智が「母さんが死んで燃やされて骨になったら心をこの目で見られるかな」みたいなこと考えてて、この予想は当たっても嬉しくない……こわい……
あと他人の気持ちも分からないから顔の変化を見て、小さい将成を主に勉強道具としてコミュニケーション学んでいくっていうのが……
母親の死に際に手を握られた時に「手を離してもいい?繋いでいても何もならないから」と言った理智に「人でなし」と言い残して母親は死ぬ。
ヒロイン父の手紙に「化け物は失敗作」とあったことにより自分も失敗作なんだと思う理智。
父親に成りすましてヒロイン父と手紙のやり取りをしていた理智はどんどん研究にも詳しくなっていき、非徒ウイルスを誰かに試したいと思い始める。
イ織のお見舞いに行って非徒になることを勧めたのも結局自分の欲の為だったのか……

 

かつて香月一家に会いに来ようとした理智は待ち時間に立ち寄った教会で周防と出逢ってしまう。
まだまともな頃の周防に、経験と学習から身につけたコミュニケーション能力で巧みに近づく理智。周防が香月博士の助手だと気づき、話を進める。
理智の発言に感化されて周防は超えてはならない一線を越えて犯罪者になってしまったんだな……

というか蝶々事件ってどこが蝶々なんだよと思ってたら、非徒に紅い蝶々の痣ができるとかそんな設定知らないんだが?!見落としてた?!?!?!


初対面の時から理智は何故かヒロインの感情にないはずの心が揺さぶられる感じなのか、両親の死で発狂するヒロインに中てられる理智。

そして一時的にでも自分に『感情』を与えてくれたえれなは理智にとって神に等しかった。

「貴方は神だったのですね」「僕は神じゃない。だってあの子が神だから」「ならば貴方は悪魔ですね」という周防と理智のやり取りがもう、ね……

「失敗作の僕だけど、せめてあの子にふさわしい新世界を創ってあげよう。」「えれな、これから僕のすべて、行いも、言葉のひとつすらも、それらすべてが君への讃歌だ」

 

本気でヒロインを神として祀り上げて新世界つくろうとしてる。理智はヒロインをだましていたことに何の罪悪感もない。裏切ったとも思っていない。本気で怖い

まだ普通に過ごしていたころに理智とカフェにいくくだりがあったのだが、そこでブランマンジェが好きだというシーンがある。その時はフーンとしか思わずにスルーしていたが、ここで理智が「脳は柔らかくて海外では洋菓子のブランマンジェによく例えられる」と書かれた本を読んでいる回想が入り、怖すぎる。怖くない?怖い。

 

色々あり、理智に軟禁される展開に。真実を聞かされて完全に絶望するヒロイン。そりゃそうだ……

しかし、人の心がない理智には害意もない ということに気がつく。

 

理智に騙されていたと知ったヒロインが、死に際の母親と同じ嫌悪の表情を浮かべていたと気づいて「なんであんな顔をしたのかよく分からないけど、僕が失敗作だからかな」と思うあたりがなんとも形容しがたい。

その後、悩んでいても仕方ないと隙を見てドアが開いた瞬間に逃げようとしたら理智に抱き締められて逃げられないようにされてしまう。ホラー映画か!

ここで理智に熱があることを知って病院に行かせようとするけど鍵が壊れて出られないので「私のベッドで寝てください」「何故僕に優しくするんですか?」という恋愛イベントも発生。

なんとかしてウイルスばら撒くのを止めようと
「こんなに私が苦しんでるのに新世界創ろうとするんですか?!」
って滅茶苦茶論理的に諭しても
「ええ」って返答されてしまい
(会話にならないわ……)って思うシーンがなんかもう逆にフフってなってしまったよ……

 

心がない理智に中々分かってもらえずに絶望し茫然とするヒロインだが、あきらめない。理智と積極的に関わっていくことにより今までの理智の全てが嘘ではなかったんだと思う。

 

最初の頃は説得できずにいたヒロインだが、

「私の身体は守られても私の心は死んでしまう」「心が死んでいたらそれはもう私ではありません」

と言う。上手いな~

 

ハピエン

 

理智に心がなくても、ずっと騙されていたのだとしても、理智を好きになっていたヒロインは必死に理智を理解しようとする。そして、理智が幼いころから誰にも抱き締めてもらってないのだということに気づく。
赤子が抱き締められてこの世界にいてもいいんだと自然に理解するその過程を、父親が戦争に行き母親も病気だった理智は失っていたのだ。

 

周防が言うには、理智には悪意も好奇も善悪もない。虚無なる瞳は鏡のように相手を映すだけ。だからこそ操ってしまうのだという。

そんなの責任転嫁じゃないですか!と怒ると、その通り。すべては私の心が弱いから……と急にしおらしくなり、生きて治療薬を作って罪を償ってくださいというヒロインに従う周防


ハピエンでは少しずつ心が分かってきた?
イ織も別に自分を被験体にした理智を恨んではない、何故なら見舞いに来てくれていたのはどんな理由であれ理智だけだったから。

三人は治療薬を作り償っていくというエンド。


バッドエンドはヒロインの言葉が届かず、理智の瞳に飲み込まれていき……

記憶喪失となったヒロインはまたイエーヴァに転入。もちろん理智が仕組んでいる。

ラストのスチルの理智の目がめっっっっっっっっちゃ怖い。

 

 

理智√は理智が普通に怖くてイ織以上に怖くてルートに入る前は一番好きだったはずなのに……というものすごいギャップを味わえた。

ただハピエンで周防もイ織もなんで改心したのかというか周防とかええ?!ここで改心?!みたいな感じでちょっとご都合主義は感じた。以上!

 

 

 

全体の感想

・スキップ機能が良い
・研鑽ってなんか普段の使用率のわりに出てくる率高くない?
・選択肢が分かりやすすぎる
・みどりちゃん生存してほしかった……

というのと、このゲームが他のゲームと違うのは全エンド曲が違う!!!!

将成のHAPPYED
遙様のBADED
シドニーのBADED

理智BADED

 の曲が特に好きだった。

 

恋愛ゲームとしてはとても良かったと思う。

だが恋愛ゲームに恋愛以上のものを求めているタイプだとそこはあまりない、というかほとんどの伏線や真相が大体予想付いてしまうからそういうの予想したり考察したりどんでん返しを求めているタイプには微妙かもしれない。(シドニー√はそういう部分では一番面白かった)

普通に良作。完!!!!!!