乙女ゲーマーはお兄さまに恋してる

乙女ゲーヒロインを操作して恋愛することになった喪女の波乱万丈の乙女ゲーム生活を描いている『(ヒロインの)精神潜入ロマンティックラブストーリー』

【リプルのたまご】苦行

今回攻略したのは『リプルのたまご』
D3Pから古に発売された女の子専用ゲーム的なアレだ。

正直中身がなさ過ぎて書くことがない。
が、頑張って結構長めに書いた。
のにクソブログは突然フリーズして勝手に再読み込みされすべて消えた。
ので本当にもう適当に書く。

この話は魔法使いみたいな存在であるリプルの見習い主人公が、呪いの本の封印を解いてしまい覚めない眠りについてしまった王子様を助けるべく隣国の王子様たちと協力するという感じである。


ここでヒロインができるのは3つ。
①移動してお目当てのキャラの元を訪れて特訓
②カードの修練
③休む(翌日になる)

実質2つしかやることがない。

このゲームにおけるクリア条件は、100日目の王位継承式までにライバルとのカードバトルに5回以上勝利することとお目当てのキャラの好感度を一定以上にすることだ。

そしてこのカードバトル、滅茶苦茶クソだ。
カードには6つの属性があり、修練によって強化されていく。
そして10日ごとにライバルがバトルを仕掛けてくるので勝たなければならないのだが、ライバルは最初から強いカードを使ってくるのだ。
こっちはレベル1からスタートな上に修練結果もランダム。
最大効率でカードレベルを上げるために大成功が出るまでロードの繰り返し。
なんとか大成功で強化してもカードバトル自体も運に左右される。

苦行か???????


そして肝心の恋愛部分。
本作にはデート(3か所のみ)と好感度イベント(3段階)、そして100日間もあって2回しか特殊イベントがない。

3ヵ所しかないデートも相手から誘われないと発生しないのだが、好感度が上がれば上がるほど誘ってくる頻度が高くなる。終盤などひどいときはほぼ毎日「暇か?」とデートに誘われる。


一応好感度3段階に合わせてシナリオは変わるとはいえ3ヵ所しかデートの選択肢ないのに何度も誘うな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

こっちは修練でカード強化しないとならねーんだよ!!!!!!!!!!
しかも断ったら悲しそうな顔するな!!!!!!!!!!!!
毎日デート誘われて場所の選択肢も3つしかないなら断られるに決まっとろうが!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

そしてこのデートによっても一応好感度は上がっているのだろうが、このゲームにおいて好感度を上げる一番の手段はカードバトルに勝利した時にもらえる『ラブエッセンス』という謎アイテムなのだ。

そう、つまりはヒロインと相手との様々な会話や多様なイベントによって恋が芽生えるのではなく、バトルによって勝ち取った謎の薬によって自分を好きにならせるというあまりにも虚しすぎる恋愛なのだ。


あとこれだけは言っておきたいのだが、
ヒロイン、攻略キャラと会話してる時の返事「そうなんですかぁ」多用しすぎ

お前どんだけ相手の会話に興味ないんだ。

まあこのゲーム、デートとかイベントで攻略キャラが話す内容の半分以上がこの世界観の説明とかキャラ紹介っていうあんまりにもあんまりなシナリオなので仕方ないのかもしれないが、ヒロイン、
「そうなんですかぁ」
「はい」
「いいえ」
「まぁ」
「そうですか」
で大体の会話を回していることに気がついて最早笑えてきた。

 

と、ここまで文句ばかりになってしまったが一応キャラ別感想も書いておく。


火の国 ウルツ
いわゆるお馬鹿元気系王子。
この男、謎の生き物(名前忘れた)を連れていてその生き物に関する話とかデートでされたりするのだが、この生き物、いるか????
この生き物の説明にかかった分、もう少しヒロインとの関係性を示すようなイベント入れられなかったか??
無意味なものとか設定が嫌いなわけじゃないが、正直こんなに恋愛イベントないのに謎の生き物の話の必要性とは?となってしまった。すまねえな。でも彼は良い奴だ。


水の国 セピオ
ショタ系王子。
デートで薔薇をプレゼントされてその棘で怪我した時に絆創膏貼ってくれるイベントがあってウケた。
だって魔法が主軸にあるファンタジーでフッツーに絆創膏出してくると思わないじゃん。絶対舐めるイベントか魔法で治すイベントだと思ったわ。


花の国 スピネル
あんまりチャラくない女性を大切にしてる系女たらし王子。
良い奴。

土の国 ユークレース
真面目なおっとり系眼鏡王子。ちなみにcv紀章
デートで部屋を訪ねた時のユークレース

「突然ですがあなたは神の存在を信じていますか?」

笑った。宗教勧誘か?


雪の国 エクリュ
不思議引きこもり系王子。
不思議ちゃんキャラはゆっくり喋る奴が多い。それすなわちセッカチな私との相性最悪。エクリュは某志水パイセンよりは早く喋ってくれたが。
この男だけは無駄に会話が暗くてヒロインも「まぁ…」と返答に困るような感じだった。
前髪が鼻のあたりまであり、メカクレが嫌とかではなくロン毛なのも相俟って非常に鬱陶しい見た目だったのだがエンディングで前髪切られてたのはGJだった。


風の国 トリフィル
騎士であり王子。
一番普通にカッコイイ見た目で一番常識人で一番普通の感性で一番好きだった。
女性慣れしてなくてかわいい。
デートを断るのが一番心にきた。


師匠 クラウディ
ヒロインのリプルの師匠。
ちなみに王子様を助けようとして呪いの影響を受けてアヒルにされてしまっている。
ストーリーの9割アヒルの姿の師匠と接することになる。
しかし元々ヒロインと師弟関係であり、一番恋愛になるのがしっくりきたので乙女ゲームとして見るならこのルートが一番である。


眠れる王子様 レグラント
これマジで文句言っていい??

この王子は寝てるからデートできないじゃん?
さらに他の攻略キャラは移動で部屋を訪ねて一緒に修練みたいなことできるけどこの王子はカードバトルに6回勝たないと部屋訪問すらできないわけよ。
つまりカードバトルに毎回勝利(一回目とか相当厳しい)して最短で61日目からしか訪問できないわけだよ。

そして訪問すると王子の呪いを解けるか試せるんだけど絶対に失敗して今のあなたの力じゃ無理ねって言われるんだけどさ……
99日目の固定イベントでしか目が覚めないのに試させるなよ!!!!!!
ヒロイン61日目で既に最強のリプルだよ!!!!!!!カード最強なんだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!

しかもこの部屋訪問した日に夢をみてその中で王子の思い出を見るっていうのが5回だけあってあとはエンディングまで何もなし。

エンディングで呼び出されたと思ったら
ほとんど話したことはないけど君が好きなんだ!
と全然嬉しくもときめきもしない告白をされる。

王子は小さい頃一度だけ遊んだヒロインのことをずっと好きだったとかいう話なのだが、リプルのたまごとして現れたヒロインが自分の好きな女の子だと気がついていたのに声をかけなかったのは、ヒロインの方から声をかけてほしかったからという意味不明かつしょうもない理由。
好きなら自分から声かけろや!!!!!!!!!!!!!!!
自分の立場分かってるのか!?!?!?!?!?!?

あと王子にあの時のこと覚えてるか聞かれて、一応話の流れ上プレイヤーとして覚えているを選択したわけだけど、ヒロイン、夢の中で王子の思い出見た時に一緒に遊んでいる幼い自分を見て「なんか見たことある気がするなぁ」くらいにしか反応してなかったのに堂々と嘘つくから笑った。

 

以上、愚痴と突っこみばかりになってしまったが、このゲームをやって良かったのはライバルの女の子が可愛かったところだ。
ライバルの女の子がヒロインに張り合ってくるのが、ヒロインがクラウディ師匠の元ではなく自分の師匠の下で一緒に修行したいという理由なのだ。かわいすぎる。
見た目もヒロインより可愛い。

もう書くことがなくなってしまった。
こういうちょっと昔のゲームすると懐かしい気分になれるのが一番楽しいところだなと改めて気づきを得たプレイであった。