乙女ゲーマーはお兄さまに恋してる

乙女ゲーヒロインを操作して恋愛することになった喪女の波乱万丈の乙女ゲーム生活を描いている『(ヒロインの)精神潜入ロマンティックラブストーリー』

【unENDing Bloody Call】終わりなき血の誘い(直訳)

アンエンディング ブラッディ・コール

先日、フォロワー殿おススメの乙女ゲームカヌチ』をプレイしていた。前から気になっていたこともあり、不調なポンコツPSPを無理やり働かせてなんとかプレイしていたのだが、失敗に終わった。
私は自分の思うがままに乙女ゲームを進めると必ずと言っていいほどバッドエンドに辿り着く、乙女ゲーマーに向いてない喪女だ。もちろん「きっとこういう選択肢選んだ方がハッピーエンドに行けるな!」というのは分かる。何しろ100本以上プレイして軽く500人は落としてきたので無駄に経験値はある。ただ、自分がしたいようにやると、死ぬ。ダメだ。
そんなわけで、カヌチも失敗した。しかも、だ。まさかのルートに入る前に終わった。共通バッドというやつだ。マジで心折れた。

落ち込んだ時はヤバそうなゲームをするに限る。そこでブラッディコール、略してブラコだ。

 

 

(↑これは無印版のOPだが、無印の方が好きなので載せた)


というどうでもいい前置きはさておき、ブラッディコールの世界では『半綺(はんき)』という人間より優れた容姿と戦闘力を持った存在がいる。彼らは差別や迫害を受けており、そこから逃れるために作った『グラズヘイム』という超絶治安の悪い閉ざされた都市に住んでいて、半綺を束ねる二大勢力が争っている……。
というのが大体の世界観だ。


冒頭では二大勢力の一つ『フライコール』のボスが病気で死にかけており、黎明(れいめい)司狼(しろう)という側近のイケメン双子に遺言を残すところから始まる。その遺言とは、とある母娘(おそらくは彼の妻と娘)をこのグラズヘイムの外に連れ出し、フライコールにも関わらせるな というもの。
遺言を託されたにも関わらず、「このままフライコールが瓦解すればゆくゆくはグラズヘイムも崩壊するからとにかくボスの娘を次のボスにしよう!」と決める黎明。コイツ……冷静に見えて意外と我が強いイケメンだ。


場所は変わってヒロインの双葉ちゃんが登場。彼女がある日帰宅すると、家が荒らされている。これはあれだ。さっきのボス死亡シーンで話題に出た二大勢力のもう一方、『NEDE(ネーデ)』とかいう敵対組織の差し金だ。
家を荒らした犯人たちに捕まってしまうが、冒頭の双子が助けに来てくれる。ここから戦闘シーンに入るのだが、突然イケメンのチャラいほう、司狼が
「フィンブル!」と叫び、アニメーションカットインが入った。
両肩に入れ墨みたいな模様が浮かんでそっから武器飛び出す。もう一人も同じように武器を体から取り出した。(この武器は『武骸』といって半綺のみが扱える武器。刺青を彫るとそこから出てくるファンタジーな武器で、ブラコの中でも重要な設定)


思った通り敵対組織の差し金だと判明し、双子はヒロインを助ける意味でもアジトに連れ帰ろうとする。しかしここで衝撃の事実発覚!半綺の虹彩は特殊な形なのだが、ヒロインの虹彩は普通の人間の形なのだ!つまりボスの隠し子じゃねえ!!!序盤から急展開。
怒涛の展開についてゆけずに私もヒロインもおろおろしていると、「さっき、怖い思いをさせたお詫びだ。……ほら、目を閉じて」と司狼が迫ってくる。

双葉ちゃんは普通の女の子なので普通のヒロインっぽく「離してって言ってんでしょ!この変態!」と突っぱねる。なお個人的にこういう反応は好みではないが、だからといって「な、なに言ってるんですかぁ~~><」みたいなのは木っ端みじんにしたくなる。つまりはスマートに対処できるような頭のまわるヒロインが大好物なのだが中々頻繁には巡り合えない。まあ今の所双葉ちゃんは嫌なヒロインではないので今後の活躍に期待しながら進めよう。

司狼はナンパ野郎なのでヒロインに拒否られて驚いている。有り得ない、明晰夢でもみてるのか?!と言い、黎明に普通に否定される。
「人を性犯罪者みてえに言うんじゃねえよ!太陽が西から昇ったって、女が俺のキスを拒むはずがねえだろうが!」
ここまで自分への自信と語彙力のある女たらしキャラは見たことない。気に入った。今からお前が我のオキニだ。

とひと悶着あったがとにかく危険だしヒロインの母親も見つけなければならないというのでアジトへ行くことに

 


ここでヒロインが見ている夢のようなシーンが挿入される。
「君には期待しているよ、……。我が……の科学力の粋を集めて作り出したのだからね」と白衣の男が微笑みながらそう言っている。「君もそのうち、入れてもらえるようになるよ。私のとは比べ物にならないほど大きいのをね(※武骸のことです)

え?この夢で話しかけられてた人間?はヒロインなの?え?もしかしてヒロインってアンドロイドだったり人造人間だったりする?そしたら神なのだが。

とにかく冒頭ということもあり説明パートみたいな感じで、フライコールは暴力を極力使わない組織だとかヒロインがボスとなんらかの関係はありそうなのでお守りしますとか半綺は傷つけられてもすぐ回復するが武骸で付けられた傷は治らないだとか色々説明された。そして、双子はヒロインと同じ学校に通うことになった。(雑)

懲りずに絡んでくる司狼を冷たくあしらったら「ったく、曲がりなりにもXX型の染色体を持った生き物――女にこんなこと言われる日が来るなんてな」とか言ってきて滅茶苦茶笑ったオレ オマエ スキ。

そういえば好き予想がまだだった。(まだ双子しか出てきていないので説明書を見た。)
久神(眼鏡の石田彰)→司狼(チャラ男の日野聡)→カイン(裏表のありそうな浪川)→黎明(メインキャラっぽい冷静な中村悠一)→ジン(敵の森川)→渉(元気系の鈴村)
というのが好きランキング予想だ。

一周目は大まかなストーリー把握を兼ねて黎明√で行く。

 

黎明

 

お母さんを探してくれると約束したのに一向に進展がないのでしびれを切らすヒロイン。ここでちゃんと何もできない自分に不甲斐なさを感じてるあたりも好感度高し。
体育の時間中までそのことを考えてボーっとしているのでボールがぶつかって気を失ってしまう。目を覚ますと説明書に載ってた久神夾(眼鏡の石田彰がいる!!ぶっきらぼうな眼鏡だ、好き
話すだけでも楽になれると言ってくれて、ああ~と悶えつつ喪女は謎の既視感に見舞われていた。私……昔こんな男の人を攻略したことがある……!!!AMNESIAのケントさんだ!!堅物クール眼鏡CV石田!!!
とときめいていたら黎明が迎えに来てしまった。

黎明は人の話を聞かずに貴女の為ですとか言って結局は組織の為にヒロインを束縛しようとしている。話が通じないのでヒロインも疲れてて可哀想。先生とは世間話してただけと言ってもなんか嫌な感じで突っかかってくる。

そんなことがあった後でも昼休みにはお弁当を持ってくる黎明。断ってもどうせ無意味だしと一緒に摂る選択肢をチョイス。色々考えこんでしまい食べるのを忘れてたら「お口に合いませんでしたか?」と聞かれた。そういうわけじゃないけど、と言うと「もし僕を傷つけない為に体調を理由にしているのであれば、そのような気遣いは無用です。批判は、成長の糧と心得ておりますから」ってマジでケントさんがよぎる。
なんでそんなに料理がまずいって言わせたいの?って聞いたらちょっと照れてて可愛いとこあんじゃんよ~~!


放課後、双子が迎えに来る前に己で母親の手がかりを探すべく歓楽街へ。ヒロインはこの治安の悪い歓楽街に幼いころのトラウマがあるらしい。大切な人を失ったというが、ここ100%大事な伏線だろうな!!!


聞き込み調査でたまたま声をかけたオッサンが母親のことを知ってる上に良い人っぽい。こんなところにいると危険だと自らのお店に招いてくれた。(このオッサンこそ、説明書に乗っていたカフェのマスターcv藤原啓治だ)
マスターは何か訳知り顔だが、問い詰めてると他の客が来てしまい断念。
その後こっそり帰宅するも当然の如くバレた。自分の立場が分かっているのかと黎明に怒られたが、こっちがキレたいわ!!!!勝手にフライコールのボスにさせられて迷惑してんだ!!とキレてたらヒロインもキレた。当然だ。

隣で聞いてた司狼は良い奴なので、話してやろうぜって色々教えてくれる。ここでやっと敵組織『NEDE』のことを聞かされた。NEDEは武闘派で、なんで人間より優れた俺たちが迫害されなきゃなんねーんだ!とパンピーにキレてる奴等なのだそう。それ以上は教えてくれなかった。「こちらの信頼を裏切ったんですから」とか言われたけどそもそもお前らの方が信用ならねーだろ!!いい加減にしろ!!ヒロインと完全にシンクロしている。MK5。マジで キレる 五秒前だ。否、もう キレてる 5回以上。

場面は変わってNEDEの建物。さっきカフェに来た客の声が浪川だったがあの浪川ボイスの男はNEDEだったのか。そしてその男と話してる別のイケメンの声がどう聴いても石田彰だ。ああ~保険医の久神センセはNEDEだったのか~(棒)
ボスのジンが登場し、幹部たちが近況報告を始める。
久神先生(組織ではハルファス)が潜伏先でユグドラシル接触したと言っている。
これは、ユグドラシル=ヒロインで間違いないユグドラシルといえばオタクなら大体知っている、北欧神話に出てくる世界樹のことだ。完璧にヒロインの出生ヤバいやつだ。
カブラカン(非攻略キャラ)「あいつまだ生きてやがったのか。この組織にいるうちに殺しておくべきだったな」
ジン「現在フライコールのトップに立ってる小娘の方はどうだ?」

ってお~~~~~~~~い!!!ヒロインがユグドラシルじゃないんか~~~~~~~~い!!!!!

じゃあ久神が接触したユグドラシルって黎明のこと?!予想できる展開は嫌なので逆にこういうの楽しい!!!

その後のやり取りからマスターはオグニという名前で何か能力を持っていることとかが分かる。
色々謎が散らばっていて一周目ならではの楽しさだ。


翌日、二人の目を欺き授業をサボってマスターの元へ行こうとすると悪い輩に絡まれてしまう。大ピンチ!となった時、イケメンが助けてくれた。
謎のイケメン「……Be Quiet.声を出さないで」

やべえ奴来た。

この男は変装してるNEDEの浪川、説明書によるとカインという奴だ。
何故か走らんが馴れ馴れしくカタコトっぽく話してくる。胡散臭い司狼って感じだ。
とにかく助けてくれて何故か一緒にマスターのカフェに行くことになってしまった。

色々話してると外で白い刺青のある死体が見つかったと騒ぎになる。それを聞いて動揺するマスター。なんか技術持ってるって言ってたし、彫師とか?

ヒロインはヒロインで死体が母親ではないことを確認しに行く。
そこでNEDEでもフライコールでもない第三の組織、秀真(ほつま)機関という警察のような組織と遭遇。そこのトップの娘である凛という女のコと、攻略キャラの一人、が登場。
ヒロインの事情を知った凛は死体を確認させてくれる。死体は見るも恐ろしいミイラのような姿になっていたが、母親にあるはずの腕の傷がなかったため死体は母親でないと分かる。
その後行方不明の母親を探す手伝いをしてくれると言ってくれる凛。良い子だ……。
とせっかく感動していたのにここで双子登場。フライコールとNEDEと秀真機関の三大組織揃い踏み、修羅場だ。


翌日さらに超展開、凛と渉が転入してきた。
秀真機関はNEDEを最も敵視しているとかフライコールはNEDEから脱走したやつらで組織されたとか色々なことを教えてくれる凛。しかもお母さんのことを探すために昼に一緒に早退して屋敷に招待してくれる。


NEDEは神話や民話からコードネームをとっているという情報を凛が教えてくれたのだが、これはオタク的に見逃せないポイントだ。
まず、NEDEの幹部メンバーの名前。
ハルファス→皆さんご存知ソロモン72柱の一人。ソロモン72柱はアニメやゲームなど創作物によく出てくるので親しみもある。私の推し悪魔はパイモンとフォルネウス!!!
カイン→多分このカインは旧約聖書に出てくるカインとアベルから取った名前だろう。「ぐり」といったら「ぐら」なレベルで「カイン」といったら「アベルに決まってる。カインとアベルの話からいって、カインには弟キャラがいてそいつを殺したとか、なんかそういうネタが仕込んであると思いたい。
ジン→これも正直アラビアの魔人ということしか知らぬ。千夜一夜物語のランプの精霊とか。
カブラカン→これは不勉強なので全くのノー知識。(フルコンした後に調べたら、マヤ神話に出てくる巨人で双子の英雄に倒されたらしい。黎明と司狼というキャラにかけてるのか)
エン=ソフ→これも不勉強で知らなかった。(フルコン後にry、カバラに出てくる無限を表す神の概念 らしい)
ユグドラシル→前に述べたが有名な世界樹のこと。
フィンブル(司狼の武骸の名前)→これもラグナロクに出てくる用語。なんだったかは忘れた。

 

凛の屋敷からの帰り道、渉が送ってくれるが彼はどうやらヒロインが好きじゃないらしく無愛想。そんな渉が近道を通ろうとか言って嫌なフラグを立てやがった。

案の定NEDEのカブラカンに遭遇。渉がボコボコにされ、ヒロインが連れ去られようとした時、黎明が助けに来たーーーー!
バトルが始まりさてどうなる?ってところで秀真機関が来てカブラカンは一旦退却。
凛もきて事情聴取をしたいと言うが拒否る双子。凛も凛でここで引き下がったら秀真機関が半綺に屈した悪例を作ったことになるので引き下がれない。お互い武器と武骸まで取り出し一触即発な空気に。
そこでヒロインが「引きなさい、黎明、司狼!」と叫ぶ。
機転を利かせ、フライコールのトップがお飾りだろうと自分である以上、命令に逆らえば組織が正常に機能していないことがみんなにバレてしまうのを利用したのだ。こういう頭の回転が早いヒロイン大好き。イライラしなくて済む!!約束破って学校抜け出すのも正直普段なら苦手な行動パターンだが、事情が事情なだけにそこまで嫌でもないし、双葉ちゃんは好きなヒロインだ。

事が収束したのち、「我々のことをもっと信頼してください。今のあなたは『フライコール』そのものなんです」「あなたの為なら、我々はいつでも命を投げ出せる。……それは、偽りのない真実ですから」
と黎明に言われさすがに心を開き始めるヒロイン……

 

そこからしばらくは平穏な日々。
黎明も少し進歩したのかお昼ご飯を無理やり一緒に食べようとはせず友人とどうぞとか言ってきた。
今回は黎明√狙いなのでここで彼を帰さず、一緒に食べようと声をかける選択。頭はいいのにトンチンカンな反応をするのが黎明とはヒロインの言。しかし堅物真面目キャラの良さはそこに凝縮されているんだよなぁ……

カインからのタレコミでマスターの店が半綺に襲われていると知り、今度は一人で突っ走らず二人に相談するヒロイン。学習能力もあって◎だ。
二人もちゃんと理由を聞いて頭から否定せずついてきてくれた。

マスターは無事で、2人とも顔見知りだと判明。やっぱり彫師だったマスター。
黎明=ユグドラシルフレースヴェルグという武骸、司狼はニーズヘッグという名前だったこともここで教えてもらう。
(※フレースヴェルグ→多分語感からいってこれも北欧神話にでてくるやつだ。というか双子関連は北欧神話から色々ネーミングしていると思われる。
ニーズヘッグ→ニーズホッグの方が個人的に親しみがあるが、これも有名。北欧神話に出てくるドラゴンのこと。)


ここで突然二人がNEDEにいたと告げられマスターもNEDEにいたという話が出る。いや、なんとなく察してたけど唐突だろ!
一応ヒロインも二人が元NEDEだと知ってはいたけど、本人たちから言われてないよ?!さらっと話進めるなよ!!!!

あと最近よくみつかる白い刺青入りの殺人事件は粗悪な武骸を素質のない人間に入れた成れの果てらしい。NEDEめ。

ヒロインも自分にできることをしたい!と思うのであった。完。
ではなくここからが本番。


学校にNEDE乗り込んできた。そろそろ起承転結の転あたりか~!?カインの正体バレもあり、同族殺しのカインとして紹介される。まあカインとアベル的に同族殺しはネームに沿ってる。
双子がNEDEの技術力の粋を集めて生み出された~とか言ってて、え?人造人間ならぬ人造半綺なの?だから双子というか顔が同じなのか。

戦闘の邪魔だから逃げろと言われ、逃げるか逃げないかの選択肢。
乙女ゲームなのでもちろん逃げないのが正解なのだが、毎回こういうシーンでは逃げろよ!足手まといだろ!と思ってしまう。


結局そこにいると戦いにくいと言われて逃げることになったのだが。


カブラカンとの戦いでやっと勝機が見えたのに武骸がヒロインのところにとんできてそれを庇って黎明が傷を負ってしまう。
今度こそ死ぬ!という時にヒロインの瞳が変貌。半綺の持つ虹彩に!!
秀真機関がきてその場は収まるが、三人は退学することに。というか二人だけ自主退学処分だったけど、ヒロインは「自分だけ残ってると不都合だろう」と自分も退学するのだ。
ヒロインのせいじゃないのに……しかも陰口言われても何も言わないし、物分かりがいいって言うか、大人な対応で一気にヒロイン好きになった。
しかも怒らないヒロインに代わって渉が「性格ドブス!!」とか陰口言ってた女子たちに言うから笑った


またヒロインの夢場面。みてるのは黎明の夢?かつ過去回想。若いマスター(オグン)らしき人とのやり取り。
哲学書読み漁ってる黎明をみて「考えるってのは人に許された最高の娯楽だからな」って言ってくれるのだが、ここの台詞超絶良い。


もうお互い心開いているのであの頃はお互いに感じ悪かったな的な会話もこなしたところで夜、NEDEが屋敷に侵入してきて誘拐されかける。
黎明が駆けつけてくれるが様子がおかしい。ここでまたニューワード『DEHAB(ディハブ)』が出てくる。ディハブ唯一の成功体と言われる黎明。


ハルファスが武骸出すけど武器は出て来ない。なんか毒ガス的なヤツなのでは?!と気がついたヒロインが周りにいたNEDEのつけてるガスマスクを無理やりひっぱがしたのにビビった。

ヒロインの機転と司狼の活躍で今回も何とか死なずに済んだが、今後はこういうことはしないようにと言われてしまう。守るべき対象に傷を負わせるのは黎明にとって何より耐え難い――ということで順調に落とせているなと再確認。

 

このままじゃフライコール滅亡の危機、もう敵方に乗り込んで暴れるっきゃねえ!ってことで私も一緒に行く!とお約束のやり取りしていざ突撃

弱ってたけどお母さんも無事に救出!
しかしボスのジンと遭遇してしまう。

黎明が相手をするが、ハルファスも登場。
こんな狭い場所であの毒ガス武骸使っていいのかよ~お前のボスもいるんだぞって司狼は挑発するが「この場にいる半綺共はお前たちを除いて死に体だからな」ってそれってボスは半綺じゃないってこと?!?!
あとボスの武器は武骸ではないが、半綺の骨で作ったので武骸と同じ効果らしい。
何故か黎明の武骸が折れてしまい、もう本当に今度こそ死んでしまうというところで耐え切れずに黎明を庇いグッサリ切られるヒロイン。
いいね~~~!小生、自己犠牲大好き喪女なので!

ここで停電が起こり、何故か敵側のエン=ソフたん(ショタ)が連れ出してくれる。ボクも両親をジンに殺されたから協力したいというようなことを言ってきたがずぇぇぇぇぇぇっっったい嘘だ怪しい可愛いショタには棘があるんだ知ってんだぞ。

まあしかしひとまず逃げることはできたので衰弱した母親をグラズヘイム外の病院に入れてもらうように凛に頼み、自分は大した傷ではないからとここに残るヒロイン。いや、さっきのCG滅茶苦茶ザックリ斬られてたぞ?!
そんなヒロインの怪我を心配して何かしてほしいことは?!と聞いてくる黎明。順調順調。

また夢をみるヒロイン。これは黎明の過去の夢だ。予想通り黎明はNEDEに造られた存在であり、純潔の半綺を模して造られたという。そんな黎明はかつてマスターに一「緒にNEDEを抜けよう」と持ち掛けられていた。自分の意思を持っていなかった黎明(=ユグドラシル)だったが、同じように造られた司狼(=ニーズヘッグ)が不当に処分されるという話を聞かされ、マスターと共に彼を助け出してNEDEを抜けようと己で考えて決定する。という過去回想夢。

次の日、黎明はヒロインをボスの役目から解任するから出て行けと言う。あんなにボスにならないと言っていたじゃないか、足手まといだ と。ヒロインを大切に思うようになったからこそこうして突き放す……攻略が順調な証が普通にしんどい。イケメンに拒否られることに耐性がつかない。イケメンにチヤホヤされ続けたい。


ヒロインは屋敷を追い出された後で色々あって黎明への気持ちを自覚し、自分も戦えるはずだと考え、マスターを訪ねる。最初は渋っていたマスターだが、突然瞳が変わったヒロインをみて何かに気がついたのか、願いを受け入れてくれる。

武骸を入れてもらったヒロインは物凄い体調を崩すが、休んでなどいられないと戦う練習を始める。(なお入れてもらった武骸は弓なのだが、戦闘のある話でヒロインが持つ武器の弓率高くね?)

戦う女になって屋敷にカムバックしたヒロイン。オラァ!黎明に一発お見舞いしてやるぞ!!ここの戦えるようになった事を黎明に見せつけるシーン、とにかく良い。熱い

 


どうしてここまでするのかと尋ねられ、ここでエンディング分岐
最初はBADから回収派の乙女ゲーマーなので
「フライコールのボスだから」を選択。
これ以上自分の気持ちを押し付けられないから と。
そういうと黎明が少し失望したような表情してこれはbadですね!!

夜に黎明が良く眠れるようにホットミルク持ってきてくれたんだが、知ってるぞ!!!!飲むな!!!!!100億%中に睡眠薬入ってるぞ!!!

ヒロイン「急に眠くなってきたけどさすがにホットミルクの効果早すぎる」
ああもうやっぱり睡眠薬入りだよ……。

双葉を危険な目に合わせたくないという自分の気持ちを自覚したからこそ、このような手段に出てしまった黎明。

『僕がここから消えた後、この唇に触れる男はいるのだろうか。この手を優しく握る男は、現れるのだろうか』って泣泣泣泣泣
双葉に口付けしたい、と思う黎明だったが、もうすぐ唇が触れ合うというところで思い直し、彼女がかけている布越しに静かにキス……
「……僕は、あなたを愛していました」
あなたは僕にとって、唯一の女性です。
あなたが恋をする時、隣にいるのは僕ではないでしょうが――。
それでも僕は、あなただけを愛していますから。

というとても切ないBADEND。良かった。

 


次はハッピーエンド回収。選択肢まで戻り、
「あなたが好きだから」
を選択。
ヒロインからの告白はありそうで少ないから新鮮だ。
彼女の告白を受けて黎明が、『DEHAB』とは『Designed Half Beauty』の略、無から人工的に生み出された半綺を指すこと。そんな彼はヒロインを失いたくなくて突き放したことを話してくれる。
絶対に死なないとヒロインは約束し、ここでキスCG。
黎明が誓いを立ててくれるのだが、「僕の武骸――フレースヴェルグをあなたの為だけに使わせてください」がメチャンコ萌えた。微妙な違いだが、貴方の為だけに戦いますって言うより、貴方の為だけに力を揮いますって言う方が燃えるのだ。


エン=ソフからの連絡で最終決戦へ赴く。絶対に怪しい!エン=ソフがただの純粋なショタなわけない!!絶対にARMEN NOIRのショタみたいに実はラスボス的なやつに決まってる!!!!!!

敵のアジトから傷だらけのエン=ソフたん出てきたけど絶対に罠。
ジンが地下室でなんか爆弾を起爆させようとしてるというエン=ソフたんの言葉を信じている三人は地下室へ。
そこで目にしたのは瀕死のジン。
あああああやっぱりエン=ソフたんが「悪」じゃん!?
ヒロインたちはもちろんエン=ソフたんを信じてるのでジンと戦う。
前回攻略できなかった『武骸を食べる武骸』もヒロインが武骸で倒した。殺されそうになった黎明を助けるため、ジンめがけて弓を射るヒロインが強くて好きだ~~~。

ここで倒されたジンをみてエン=ソフが怖い笑い声あげるしやっぱこのおショタ様ヤベエよと思ってたら最後の力を振り絞ってジンが地下室にある謎の機械を破壊。
炎に包まれてEDへ突入というどこぞのB級映画のような怒涛の展開に焦る喪女。

焼け落ちたNEDE本拠地の捜査から、あの謎の機械は地球外物質で作られていたことが発覚。エン=ソフが「僕の船が!」とか叫んでたしもしかしてエン=ソフの宇宙人フラグか?笑

ラスト、ヒロインは正式にフライコールのボスになり、司狼と黎明と暮らしている。これからは秀真機関と手を取り合ってこのグラズヘイムを平和に導こうという感じのエンド。
不安がってるヒロインに改めて跪いて手の甲に忠誠のキスをする黎明。


おまけのアフターストーリーでは毎日フライコールのボスとしての仕事に奔走するヒロインが黎明と恋人らしいことをしていないと悩む。
二択で分岐し、一方はヒロインからほっぺにキスする話でもう一つは理性が飛ぶ黎明と朝チュンな話だった。


ところで最後の方に突然黎明は人工的に作られた存在だと明かしてくれたわけだがその辺に関してガン無視のまま話が終わって納得いかない。
え?ロボや人外モノの醍醐味の「俺は人間じゃないからお前とは一緒になれない」とか「これが……ナミダ……?」みたいなイベントは何処へ?!?!

そこぶっ飛ばして普通にくっついちゃったのには正直モヤモヤが残るのであった。

 

 

 

 

 

 

このゲームは最初から個別なのではなく八割が共通、ところどころ好感度高いキャラのパートで進むタイプのゲームだ。要は金太郎飴。しかもこのブラコはとびっきりの金太郎飴。その為二周目以降は既読スキップでどんどこ進めていく。

二周目以降で解放されたと思しきシーンで、幼いヒロインが半綺と出くわした時のことを思い出す回想が入る。幼いヒロインがかつて偶然出会ったのは怪我をした若い男だった。そいつは声が森川だ。間違えようのない帝王ボイスだ。つまり、ジンだ。怪我をしたジンを放っておけなかったヒロインは勇気をもって話しかけ、怪我の手当てをするために隠れ家に足しげく通うのだ。そこでこの若いジンは自分の名前を「クロム」という。金属のクロムから取った名であり、腐食しにくい――つまりいつまでも変わらないという意味だと教えてくれる。そんなクロムとの不思議な付き合いも長くは続かず、彼に恨みを持った奴らが報復と言う名のリンチに来る。どうなる?!ということで回想は途切れる。


その後も既読スキップで話が進み、例の学校を早退して凛の家にお邪魔するイベントまで進行。渉√なので渉の好感度上がる選択肢を選びつつ、カブラカンに襲われるイベントへ突入。黎明√では黎明が助けてくれたけど渉は武骸持ってないのにどうやって助けてくれるんだ!?と思っていたらフッツーに黎明と司狼が駆けつけてくれちゃったよ。

次の日、お弁当イベントで渉を誘う。ほっぺにご飯粒ついてるぜ☆イベントもこなす。なお、ご飯粒をつけてるのは渉の方である。

またまた既読スキップで学校にNEDEが襲来するところまで進んだ。
今回は逃げる選択肢をえらんだのだが、思いがけず司狼のカッコイイ場面が出てきて本当に早く司狼の√がやりてぇ……。

学校退学イベもさくっとこなしたところでここから黎明√とは大きく展開が異なってくる。凛に言われて渉が護衛として付いてくれることになるのだ。
最初はあまり好印象を持ってくれてなかった渉だが、「努力してるやつは嫌いじゃない」とヒロインのことも認め始めてくれてる様子。

渉が屋敷に居候し始めたその晩、また夢をみる。
展開から言って渉の過去回想夢だ。渉(仮)が半綺の血を数%だけ引いており、武骸すらいれられない出来損ないの半綺としてNEDE(仮)の研究所にいたらしきことが分かる。


段々心を開いてくれている渉、ヒロインも苦労してて色々考えてると知って「てっきり、男二人にチヤホヤされて浮かれてるだけで何も考えてねーんだと思ってたのに」と言うのだが、悪い……喪女は男二人にチヤホヤされて浮かれながらプレイしてる。
ヒロインはどこで渉に惹かれ始めてるのかって話だが、他のやつらが彼女をフライコールのボスとしか扱ってない中で渉だけが普通の女子高生として扱ってくれるところで惹かれてる様子。
言うなれば「跡部……?誰それ。私には関係ないし」「お前……この俺様を知らねーのか?フッ……おもしれー女だ」と自分の地位や名誉に靡かない夢主に興味をもつ跡部様みたいな感じか。(上手いたとえが思いつかなかった)

屋敷が夜襲されるイベント、渉√なので渉と逃げることになるがカブラカンに邪魔をされる。そして渉がかつてNEDEで『ツォロム』という名で所属していた鼻つまみ者だということも暴露される。
挑発に乗せられてカブラカンに向かっていくもあっさり倒される渉。結局は駆けつけた黎明たちが助けてくれた。
その後、黎明が大けがを負った渉にビンタし、武骸を持たない君でも双葉を連れて逃げるくらいはできたでしょう!とブチ切れるのだが、ほんそれすぎた。
渉√なのでヒロインは渉を庇うが、どう考えても短気で浅慮な渉が悪い。某も考えなしに行動するキャラがどうしても苦手なので、正直渉√はこういうのが嫌で乗り気じゃないのだ。過程と結果を混同するな。努力の有無など関係ないって黎明の台詞がホントそれ~~~~!なんだよ。努力が重視される場面もあるけど命のやり取りしてる時にそれはないよなっていう。

屋敷に住んでもいられなくなったので秀真機関のところに一時的に身を寄せることになった四人。
暫くして、いつまでも秀真機関の屋敷にいるのもアレなのでとりあえずフライコールの屋敷に戻ろうということになるのだが、黎明は絶対に渉は置いて行くという。しかし凛は渉を連れていって欲しいようだ。
ヒロインも渉のことを考えて一緒に連れて行こうと言うが、彼の命はどうなると言われて置いて行こう……となる。そしてそれを聞いてしまう渉。
「オレなんていなくなっちまえばいいんだろ!」と逆上して渉は逃げ出すのだが、ああああああ~~~~苦手だわ……私、こういうキャラほんとダメだ……ヒロインだって渉が役に立たないとは言ってねーだろ!!気を遣ってくれてるだろ!!!実際お前役に立つどころか足手まといだろ!!!なのに逆上すんなボケェ!!と言いたくて恋愛どころじゃない。

その後渉はマスターのところに武骸を入れてくれ!守りたい女がいるんだ!と頼みに行くのだが、もうさっきの出来事で完全に心を閉ざした喪女プレイヤーの我は「ハ??」である。守りたい女を守れなかったくせにその八つ当たりを守りたい女本人にする奴が何を言ってるんだ??

結局は武骸を入れてもらうのだが、黎明√でのヒロインのように熱にうなされて生死の境をさまようことに。
ここから看病イベに入り尚且つエンディング分岐

まずはBAD、「少しだけ眠る」を選択。

したところこっちはHAPPYだった。読みが外れた。
ので「眠気を堪えて看病する」を選択してBADへ。

眠らずに看病していたので渉が目を覚ました時に立ち会うヒロイン。
渉の口調は穏やかだが、どうにも死亡フラグにしか見えない。
「オレ……お前のこと……」
と言って目を閉じる渉。スローモーションの映像のように、しっかりと握っていた渉の手が力を失ってヒロインの手を離れる。渉死亡エンド。
ついぞ謝罪されることはなかったが、まあ死亡エンドという事でこのエンドではチャラにしてやろう。

今度こそ「少しだけ眠る」でHAPPYへ。

今回は死なずに目を覚ました渉。
ヒロインがずっと看病していたことを聞かされて「よ、余計なことすんじゃねーよ!誰も頼んでねーだろ、そんなこと!」と言いやがる。もうマジでお前許さねーぞ!?凛がフルボッコにしてくれてなっかたらマジで攻略やめてた。

その後「好きな女だけは絶対に守ってやりたかった」とかなんとか言われるてヒロインは完堕ち。ヒロインの方からも「私も、渉くんが好きです。……これからもずっと、私を守ってください」と告白。いや、正直この告白も個人的に好みじゃない。ずっと守ってくださいって……。ここで推せないカプとなってしまったわけだが、ちょっとどうしようもない。こればかりは申し訳ない。でも攻略はする。


ラストなのでNEDEに乗り込む。
黎明と司狼はアジトの中へ行き、渉とヒロインはお出迎えしてくれたカブラカンと対峙する。というかここでカブラカンと一緒に新キャラが登場。説明書に姿だけは載っていた謎の人物だ。

武骸を手に入れた渉は今までと違いカブラカンと互角に、寧ろ優位に渡り合う。しかし予期せぬ方向から攻撃をされ、それが謎の新キャラの力だと判明。この新キャラ、名前を『アベル』というらしい。あーあーもう予想通りかよ。って感じのそれは置いておき、カブラカンを倒した。ここの戦い普通に良かった。

さて、黎明たちのところに向かうぞ!となったところでまさかのEDが流れるパターン。
EDが流れ終わった後にさらっと、母さんを助け出した~とかそういうことが語られた。ヒロインがフライコールのボスを降りて秀真機関に入ったことも普通にさらっと地の文で語られて不完全燃焼なんだろそうなんだろ~♪だ。
ここまで不満多めな攻略感想になってしまったが、このエンド最後のスチルに映るスーツ姿のヒロインが可愛いのでそれは良ポイント。

アフターストーリーは私の好きなウエディングの話だったのだが、展開が急すぎる&渉√にありがちな渉の空気読めない失言で微妙だった。

 

 

 

 

カイン


三周目、いつものやり方で行くならジンだが彼は真相√的な感じがするので最後の方に残しておく。あと司狼への好感度が喪女の中でMAXになっているので司狼をラストに残す。

ならば必然的に次はカインだろ!!二周目で突然出てきたアベルとの関係性も気になるし。


そうだ。ブラコを語る上で絶対に言っておかねばならぬ事がある。
元のブラッディコール(PS2版)はどうだか知らんが、このアンエンディングブラッディコール、ものすっっっっごく動作が悪い。というかセーブしようとすると高確率でフリーズする。最悪だ。何度やり直したか分からない。カイン√に入るまでも五回くらいフリーズした。これからプレイする人は本当に気をつけよう。気を付けたところでどうにもできないが。

 

というわけで今回も既読スキップシーンスキップ機能を使いまくりカイン√用の選択肢まで飛ぶ。

中盤でやっと新規のシーン。エン=ソフから何かの報告を受けて茫然自失なカイン。これは絶対にアベル関連の話だろ!!
ここからは√に突入。カインに騙されていたとはいえ気になって電話してしまう。結局電話には出てくれなかったが、後から逆に電話をかけてくる。母親に関する情報をくれるといって呼び出されるが、信じていいのか迷うヒロイン。結局、行かないわけには……と待ち合わせ場所に。出ていくときに司狼に見つかるが「デートか?なら秘密にしといてやるよ」みたいな感じで見逃してくれる。これは司狼の性格考えると分かってて見逃してくれたの、か……??(と思ったけど後から普通に本気でデートに行くと思ってたと分かる。ちょっと司狼に心酔しすぎていた)

約束通り来てくれたカインは何故かNEDE内部の見取り図とかが入ったカードをくれる。もっと色々カインと話したかったが黎明と司狼が邪魔……ではなく一応助けにきてしまう……ではなくきてくれる。
そこからはこのゲームお決まりの黎明による理不尽なお説教タイムだ。説教されるたび、『双葉ちゃんを突然ボスにまつりあげて軽い軟禁状態にしておいてよくもまあぬけぬけと!!!』『お母さんが捕まってるのに一向にお前らが助けに行ってくれないんだから双葉ちゃんが自分で行動するの当然やろ!!!』と思ってしまい、一周目であんなにときめいた黎明にも普通にキレる喪女である。

とうとう監視までつけられて可哀想すぎるヒロイン。その晩、カインから電話が!!もう早くカインの元に行かせてくれ!!!!
ヒロインに味方してくれるのは「彼らの仕事の片棒を担ぐ理由がなくなったから」とのこと。
推測だと、エン=ソフから何か言われてたこと(多分アベル関係の話)がその理由なのだろうが、二周目のラストで突然湧いて出たアベルと元ネタの旧約聖書しか推理するタネがないので現時点ではよく分からない。
その後せっかくのカインとのラブラブ(未遂)タイムもまたもや黎明によって邪魔をされ、あまつさえ携帯まで奪われる羽目に。ああもう無理。黎明この野郎普通に殴らせろ。お前を一周目に倒しておいてよかった。カインの後だったら純粋な気持ちで攻略できなかった。
だってヒロインのために行動してないじゃん?!「僕達の信頼を回復する努力をしてください」って何様だテメー!!勝手に色々決めて巻き込んだお前らなんかこっちは信頼してないわボケェ!!(1、2周目からの熱い手のひら返し)
とグダグダ言ってると先に進まないので次!
カインが過去の夢をみている。内容は謎の少年(500%アベル)が大切すぎて寝顔を見てフフフ♪なカイン。その少年にええかっこしいしてすげえ奴を演じているカイン。アベル(仮)は病気だがその治療費を稼いでるカイン。
みたいな内容。

幽閉生活にウンザリしてたら夜襲イベント。窓ガラスパリーン!してカイン登場!ここのスチル、めちゃ『スチル』って感じの構図。
どうやら本当にNEDEへの協力をやめたようで、NEDEの夜襲を利用してヒロインを攫いに来たらしい。助けに来た双子をかわし、愛の逃避行(愛の部分は未遂)。

いまだカインが本当に味方になってくれたのか信じ切れないヒロイン……。
『だけど、私はまだ……一度裏切られた後なのに、まだカインを信じたいって思ってる』『今度はきっと裏切られないだろうって思いたがってる自分に気づく』
完全にDV彼氏を振り切れない女の図だ。

あとこういうのにつっ込むのは野暮助だと分かってはいるが、「彼は罰が悪そうに」という文章が出てきて……これは漢字間違い!えー、ばつが悪い=都合が悪いという意味ですので「罰」なわけはないんですよね。「ばつ」の「つ」は都合の「つ」とかなはず。てことで気になって一時中断して調べたら「ばつ」は「場都合」の略だそうです。以上、校閲乙女ゲーガールでした。


乙女ゲーヒロイン特有の相手にズカズカ踏み込んでいく感じが功を成し、無事に面白い女認定をいただいたところでカインの事情聴取タイム。
やはり謎の少年=カインの弟で、その弟(4153974853%名前がアベル)は純血種に近い体質だったが故に病弱。しかし組織は「純血種に近いなら強い武骸を入れよう!」とか言い出すに違いないのでそれを牽制し、代わりに自分がどんな命令でも聞くという取引の元で行動していたカイン。

そんな話を聞いて、もちろんここは「あなたを、信じます」を選択。
こういうひねくれたキャラには純粋なる愛と信頼が一番攻撃力あるんだ。実戦経験豊富だから分かる。
なんかここら辺からヒロインがカインに惹かれてる感じを醸し出してるんだけど、雑ぅ~~~~!!いつ好きになったの?!
黎明と渉はまだ過ごした時間が多少あったから納得はできたけど、カインは最近まで黎明に邪魔されて逢う事すらできなかっただろ!?


アジトに突撃すると渉√で見たように血の海と化している。
なんとここで新展開、ハルファスが死んでいるのだ。しかしここでは割愛。
地下室に向かおうとすると死んだはずアベル登場。(死んだと思ってたのはカインだけでこっちは前の√で知ってたけど。)
カインのことを覚えてないアベルは普通に攻撃してくる。
アベルの武骸はコピー能力。学園アリスの生徒会長かよ!(これは分かりにくい例え)カービィかよ!!あと武骸食べられちゃった。

地下室で爆発音がしてそれを確認しに行ってしまうアベルエレベーターでしか地下に行けないのでアベルの乗ったエレベーターが戻ってくるまで待たないといけないシーンがツボに入ってしまった。この非常事態にエレベーター待ってるのウケる。

やっとたどり着いた地下室は大炎上。その炎の中に母さんを見つけ駆け寄ろうとするヒロインをカインが止める。他人がどうなろうがどうでもいいとか言ってたのに……カインもこちらのあずかり知らぬところでヒロインに惚れてたんだな。

エン=ソフとアベルを発見したが、ヒロインが母さんのことを尋ねると「なるほど、そういうことか……!ハルピュイアは、娘を生むと力を失う……あるいは……」
はいはいはいはいオタクだから知ってる。ハルピュイア――ハーピーの方がなじみが深い。(遊戯王にもハーピィレディとかいるし)。しかし実際ハーピーは半人半鳥の怪物でいいエピソードではなかった気がするのだが……
「クライノーが持ってた力を、娘の君が引き継いでる可能性もあるわけだ――!」
とかエン=ソフは言ってるが、クライノーってケライノーのことだよね!?(ハーピーにも固有の名前みたいのがあってその内の一つがケライノーなのだ。あとはアエローとかが有名。)

一旦整理する。
ヒロインはボスの娘だと思われていたが虹彩が半綺ではなかった。
しかしピンチの時に一時的に半綺の虹彩になることが今までの攻略で確認済み。
母親=クライノー(ケライノー)、半人半鳥のハーピーから名を取った存在。ここでは鳥に値する部分が半綺なのだろう。
母親やその血を受け継ぐヒロインにはエン=ソフの求める力が眠っている。


という感じか。いいぞ……だんだん面白くなってきた!何度もセーブでフリーズしてブチ切れマンボだったが許す!!!

エン=ソフはヒロインを次のターゲットにして追っかけてくるがカインがお姫様抱っこで全速力で逃亡してくれた。しかしお母さんは助けられず……ああ……ここまでヒロインが理不尽にも耐えて頑張ってこれたのはお母さんを助けるためだったから辛すぎる……自分がマザコン気味だからこういうのツラい。

一番安全な場所ってことで屋敷に戻り、双子に今までのことを説明し、なんやかんやでカインもしばらく屋敷で過ごすことに。
ここで辛いのが、ヒロインが毎晩母さんが死ぬ時の悪夢をみるようになったこと……。自分を責め続けるヒロインがマジで可哀想でもう恋愛とかどうでもいい……
カインが心配して様子を見に来てくれて、その時のやりとりが本当によい。いつお互い恋に落ちたのか分からないが、2人にしかわからない何かが生まれてたんだな……って納得できるくらいには良い。
しかも、最悪の場合アベルを殺してでも止めるといって戦いに行こうとするカインが、「今回はキミを連れてはいけない。危険な目に遭わせたくない」っていうのが……分かってはいても落ちてくれてるこの感じに萌えてしまう。「もしかしたら……ボクは、キミのことを好きになりかけてるのかな」
ってそうだよ~~~~~!!!
その後にヒロインが「私も……カインのことを、好きになりかけてるから」って言うのも最高。

この後マスターの所に武骸を入れてもらいにいくイベント。ここのヒロインも超絶良い。というかこの√のヒロイン良い。
マスターから、アーマーイーター……武骸に武骸を入れると生き物のようになるが入れられた側は別人のようになってしまう(つまりアベルはこの状態だ)という情報も得た。

ただ守られてるだけじゃ嫌だと、自分も戦う道を選ぶヒロインに私は好印象だがカインとしては弟の時と同じですごい嫌なんだろうなっていうこの微妙な空気感も良さを増している。

時は満ち、最終決戦。エン=ソフは双子が相手をしてくれて、カインとアベルの兄弟対決。ヒロインも武骸でアーマーイーターを倒そうとするのだが、黎明√の時とは違い失敗。しかも謎の幻聴が聞こえるという展開。
その幻聴はアーマーイーターの宿主であるアベルの思念みたいなもので、よく聞くと、「殺して殺して殺して殺して殺して」と叫んでいて普通に怖い。

ヒロインにだけ聞こえるその幻聴に一体どうすればいいの!?となったところでエンド分岐。

BAD「アベルの望み通りにしてあげる」
死にたがってるアベル、そしてやはり弟を殺せないカイン……。例えカインに憎まれてもいい、とヒロインがアベルを射殺す。
アベルは倒れ、ショックからか記憶も戻るが瀕死には変わりない。兄弟の涙の別れ……。
カインはヒロインを責めず、感謝の言葉を口にするが、もう二人の関係は二度と戻らない……。みたいな終わり。こういうBADは好きではない。
この後にヒロインが発狂してカインが世話をするみたいなエンドなら大好きっていうかこれだとハッピーエンドか~てへ☆

 

ってことで正真正銘のHAPPYエンドへ
アベルを救ってあげる」でヒロインがアーマーイーターを倒してカインはアベルを殺さずに済む。
ここの文章が

それでも、この手でアベルを殺さずに済んだ。
もちろん、カインに弟を殺させることもなかった。
カインの幸せの為には、アベルの存在が絶対に必要だから……。

なんだが、旧約聖書と違い過ぎて頭混乱する!!!なんだ!?旧約聖書の展開に納得いかなかったからいい感じに改変したみたいな展開だな!!
あと個人的に兄妹とかがキャラとして存在する攻略キャラちょっといやなんだ……何故なら大体ヒロイン置いてけぼりにされるから!!強欲なオタクだから攻略キャラにはヒロインにだけ優しくしてほしいし心のリソースを割いてほしいんだ。

無事にアベルも意識を取り戻し、ここにきてやっっっとキスシーン
なんか、この√は結ばれる前くらいまでが面白かったな。という感じだった。以上!!

アフターストーリーはアベルとカインとの話で、最終的にアベルに「義姉さん」って呼ばれるのでいいストーリーだった。

 

 


久神

本当はジンをやろうと思ったが、ジンの腹心である久神を先にやった方がシナリオ的に良さそうと思ったので久神から。

滅茶苦茶スキップ使う。というか全体の選択肢の前半ほぼ久神に無関係!
お弁当を食べるシーンでやっと選択肢に久神√への道が開かれる。
もっと冷たいと思っていたがグイグイ誘ったら一緒にお弁当を食べてくれるし久神良い奴だな!!!
ここからまた長い既読スキップ
結局、学校をやめたあたりから個別に。「先生ともう一度会いたい」を選択するが、ここまで大して先生と絡んでないのに「先生と会いたい」という選択肢が出てくることへの納得できない感がすごい。まあそんなこと言ってもしゃーないので無粋なツッコミはやめて進めよう。

携帯に知らない番号から着歴があり、かけなおしたら久神からだった。
落し物を預かっているから渡したい、学校に来れないのなら別の場所で渡すと言うのだが……これは罠に違いない!!しかしヒロインは久神がNEDEだと知らないのでホイホイ行ってしまう。

待ち合わせのカフェでジュースをおごってくれる怖そうに見えて優しい久神からはNEDEの幹部ハルファスである空気を微塵も感じない。
しかも届けてくれた落し物が制服のボタンで、もう学校に行けないヒロインには酷すぎる……。
追い打ちをかけるように「今学校では文化祭の準備が始まってる」「学校に来るつもりがあるのなら参加した方がいい」とか言ってくる久神。
先生に迷惑はかけられないと一度は一連の出来事を話さず立ち去ろうとするが、久神はそれでも話してみろと傷心のヒロインの心にどんどん入り込んでくる。最終的にはフライコールのことなどはぼかして事の顛末を話すことに。それを聞いた久神は、学校であった出来事を代わりに自分が教えてやると言い出す。……罠でしょ?どうせ罠でしょ!?そうやってヒロインを一人にしておびき出すとか、ヒロインの味方だと思わせて情報を探ろうとか思ってるんだろ!?!?!そうじゃなきゃ、そうじゃなきゃこんな優しい男好きになっちゃうじゃん!!!!!!!!!!!

家に帰ってから黎明にお説教されるいつものやつ。黎明曰く、たかが落し物のために夜中に電話かけてきたのはおかしい、そもそも制服にはスペアボタンがついてるから出向いて渡すほどではない、そもそもそのボタンが双葉のものだと何故分かったのか?だそう……。
確かにボタンはいつの間にか取れていたし、久神がわざとボタンを取っていた確率は高い。
……やっぱり罠だ。よかった、疑ってて。うっかりヒロインと一緒で久神に心を許してしまうところだった(時すでに遅し)

なんとか黎明のお許しをもらって約束通りまた久神に会いに行った。そこで久神が「今度君の家に行ってこうなった理由を説明させてほしい」と提案してくる。もう!!!分かったから!!!お前のその優しさが罠だって!!!!

結局家に来ちゃったけど、どうせフライコールのアジトの見取り図を知るためとかなんだろ!?と複雑な気持ちでいたら、黎明がわざと久神の服にコーヒーをこぼし、「コーヒーはすぐシミになるから今すぐ服を脱いでください」と罠を仕掛ける。ウォーーーー!!いいぞ黎明!!!久神というかハルファスは思いっきり背中に刺青入りだもんな!!!化けの皮を剥いでやる!!!


何もなかった。えーーー!ナンデ!?


帰りに「君は……私にまた会いたいと思ってくれているか?」と聞かれた。黎明たちは自分を信用してないようだが、何故ヒロインはそれに影響されずに自分を信じてくれるのか不思議なようだ。
双葉「……多分、私は人を信じることが好きなんだと思います」

嗚呼……それこそ乙女ゲームのヒロインに一番必要な要素。ヒロインにあって喪女にないもの……。

信じていた人に手酷く裏切られても信じるのか?という久神の問いにも肯定で返すヒロインの鑑 双葉ちゃん。

そして、最初は罠にかけるつもりで近づいたヒロインのヒロイン力にやられ、今気持ちが揺れ動いているのだろう久神!いや、ハルファスよ!!!!!!!


この直後にまたハルファスの夢が入るのだが、内容があまりにもひどい。
武骸を入れる実験から目を覚ましたハルファスが目にしたのは一面の血の海。そこで見守っていたはずの両親の姿を探すと、苦悶の表情を浮かべ、惨い姿でこと切れていた。
これはハルファスの武骸――これまでの√でも出てきたが半綺にのみ効く毒のような武骸が引き起こした惨状だろう。可哀想すぎる……。

そして可哀想といえばこの後のシーンでやはりハルファスはヒロインを騙すために接近していたことが分かる。ちなみに予想通りハルファスの方もヒロインを騙していることに後ろめたさを感じ始めていた。

そんなイベントもあり、この先はきっとネタバラしして修羅場に……と想像していたら夜中に久神から電話が。黎明か司狼が一緒でもいいから今すぐ来いと言われ出かける。そこで久神が見せてくれたのは、文化祭のフィナーレで打ち上げられる花火だった。

もう……こんなの久神のこと好きになっちゃうよ……ヒロインもここで久神を好きだと自覚したけど、これは仕方ない。最初の頃はどうなるかと思ったけど、この流れは一番自然だよ……。

ハルファスも、今回のことは「花火を見せたら彼女は喜ぶだろう」と考えたら自然に電話してしまっていたとかいうし……。
なんだこの切なさは……。ハルファス、頼むから幸せになってくれ。

ここからはラストに向けて話が進む。ヒロインの母親がNEDEにとって利用価値がなくなったので黎明と身柄を交換するというのだ。

二人だけを危険な目に合わせるわけにはいかない!とヒロインもNEDEに一緒に乗り込むことにするのだが、その前に先生にしばらく会えないと伝えることにする。しかし電話に出た久神の口調は冷たい。
ああああああああ(;_;)

久神はハルファスとして、ヒロインたちと戦わなければならないの分かってるから、これ以上情がうつらないようにわざと冷たくしてるのだ……。

結局無理だと突っぱねられても待ち合わせ場所に行くヒロイン……。
途中から雨が降ってくるが、ここは「待ち続ける」の選択肢しかない。

日も暮れ始めたころ、やはり信じていた通り久神は来てくれる。
ここのバックハグスチルが堪らない。
しかしもう教師として君に会う事はないだろうと別れを告げられる。ヒロインがしばしの分かれを告げに行ったのに逆に……。

最終決戦、約束通り母親と黎明を交換し、時を見て黎明を連れ出しにアジトに乗り込むと中で黎明が倒れている。
そして現れるハルファス――久神先生。
司狼が戦うが、武骸を封じる毒のせいで純粋種に近い司狼は武骸を出すことすらできなくなってしまう。(ちなみにコーヒーこぼした時に背中に刺青が見えなかったのは特殊な方法で彫っているから条件が揃わないと浮かび上がらないのだそう。ズル!)

万事休す!なところでカイン登場!!そうか~!話の流れ的にカインはどの√でも裏切るからこうして助けてくれたりもするんだ……。
カインのおかげで屋敷に戻れたはいいが、休む間もなく夜襲を受ける。
ここで個人的にいいなぁと思ったのはヒロインがハルファスを見ても「ウソですよね?!」とかしつこく迫ってまだ信じようとしてたりしない所だ。しっかり自分の中の甘さを捨てて彼に対峙しているのがとても良い。
でも彼女はヒロインなので、「悔しい……あなたが黎明や司狼にひどいことをしたところを見てるのに……それでもまだあなたを信じたいと思ってる」と言うのだ!!!!!!!
それでこそヒロイン!!!!

夜襲を受けて黎明は連れ去られてしまうが、司狼とヒロインは殺さず見逃してもらえた。そんなことがあって数日後、いつも久神と待ち合わせをしていた場所に、久神がいるのである!!!!

ここに来ればヒロインに会えると思ったという久神……お互いに相手のことは敵として認識し、あの頃の思い出は忘れないといけないのにいつの間にか両想いになっていた二人はそれができないんだな……

ここからはカインの時と同じで、NEDE内部の見取り図の入ったカードを久神がくれる。「あの者の暴走を止められるのは君たちだけ……」と言うが、あの者とは500%エン=ソフだな。
ここから協力してエン=ソフを倒すのね!と思った矢先、
エン=ソフが来て久神の腹部を背後から刺し貫く。

ああああああなんでこうなるのだ!!もう!!なんなんだ!!いい奴ばかり可哀想な目に遭う!!!

司狼に頼み込んで久神を屋敷で治療し一命はとりとめるが、NEDE内部で起こっているというエン=ソフによるクーデターを止めようと久神は完治していない状態で屋敷を出ようとする。

彼の持つ武骸の本来の力を解放すれば勝てると言うが、それは同時に彼の理性を失わせるリスクもある……
ここからがエンディング分岐


久神を止めれば彼に迷惑がかかるのでは?と無言を選択する。
ここで久神が優しい声で
「君と過ごすことができて、本当に楽しかった。普通の人間になれたような気がしたよ。身近な者に災いしかもたらさない、この私が」「さようなら。二度と君に会う事はないだろう」
と言い残し去ってゆくのをただ茫然と見ていることしかできないヒロイン……

数日後、NEDE壊滅の知らせを受けるが同時にNEDE内部に見たこともない化け物がさまよっているという情報も耳にする。

怪物の正体を確かめるべくNEDEアジトに潜入すると、中は目も当てられぬ惨状だった。そして、その元凶である怪物が姿を見せる。
悍ましい姿をしたその怪物は、ヒロインの姿をみると攻撃の手を止める。そして、泣き叫ぶような声で咆哮した。

元の姿とは変わってしまったが、それでも久神の面影を見出す双葉。
かつて愛したヒロインに、今の恐ろしい姿を見られ、そしてそんな彼女が自分を見て怯えた姿を見てしまった怪物――久神はそのまま姿を消し、二度と現れることはなかった……。


こういうの好きだけど嫌いだ……やるせない……


BADEND愛好家の私も今回ばかりはさっさとHAPPYで二人の幸せを見届けたい。

のでロードしてもう一つの選択肢「先生と一緒に行きたい」を選ぶ。
先生を信じたい、先生が好きだという気持ちを伝え、久神もそれに応えてくれる。最初は嫌な顔をしていた司狼も、2人が愛し合っていると理解してからは止めることもせず、一緒に戦ってくれることに。司狼は本当にどの√でも良い奴だ。早く司狼√やりたい。

アジトに乗り込むと、そこは血の海。いくらクーデターが起こったとはいえ異常な事態だった。そして倒れているNEDE構成員の中にはボスであるジンもいた。エン=ソフの企みを止めようとして返り討ちにあった瀕死の彼は、ハルファスに思いを託す。そしてヒロインには自分の武器を託し、静かに逝ってしまった。
地下室には磔にされ全身に武骸の刺青を彫られた黎明とエン=ソフが待ち構えていた。
エン=ソフ側についていたカブラカンアベルを相手に戦闘になるが、ハルファスの武骸が効かない。どうやらアベル自身の武骸が持つ能力で、ハルファスの毒が跳ね返されているらしい。そんな状況でも本来の力を出すことを恐れている久神だったが、ヒロインが信じてくれているということを思い出し、一部だけ力を解放して理性を保ったまま戦う。カブラカンも第二の武骸を使って応戦してくるが、最後はヒロインとハルファスの二人で力を合わせてカブラカンを倒す。

そうこうしてる間にエン=ソフの企みが成就してしまう!
と思いきや失敗爆笑
このままだと建物が崩壊するのでエン=ソフ以外の全員で脱出。
エンド。

最後、秀真機関とフライコールが協力して街を守っていき、ヒロインもフライコールのボスの座を譲って母親と以前のように暮らし始める。
学校にも通えるようになり、保健室には久神の姿が……。


アフターストーリー
ヒロインは卒業して今は大学生。久神も別の学校で正式に職員として働いているらしい。
そしてなんと!!!二人はお互いの家にお泊りするほどの仲に進展していた!!!!!!ナニソレナニソレナニソレ!!!!!!

先週はヒロインの体調不良でデートできなかったので今日は久々のデート♡先生に伝えなきゃいけないこともあるし……。ってなんだ?もしかして妊娠?
とか思ってたら、デート先でいつものジュースではなくレモンスカッシュを頼むヒロイン……これまさかの予想当たってるのでは????

と思ったらやはり双葉ちゃんはおめでただった!!!!
久神の「ありがとう。……もう一度、家族を持てるとは、思わなかった」で涙腺崩壊

 

 


ここらで一息入れて共通エンド回収しに行く。

 

一つは、ヒロインを助けるためにNEDEの要求通り黎明たちはNEDEに行くが戻っては来ず、エン=ソフの野望が果たされたのか未曾有の大地震が起こってグラズヘイムは壊滅。残されたヒロインは、一歩ずつでも前に向かわなきゃと思うエンド


もう一つのエンドに向かう途中でマスターから色々話を聞いた。彼がNEDEで彫師をしていた時、女性の実験体三人に武骸を彫る仕事を頼まれたこと。(その女性の名前が『アエロー』『オキュペテー』『クライノー』。前の方で書いたやつね。)
彼女たちは共感(エンパス)能力――近くにいる半綺の精神に同調する能力を持っているということ。多分これがヒロインが好感度高いキャラの夢を見る原因なんだな。
エンドとしては流れは一緒で、帰ってこない二人のことを思って魂が抜けたようになってしまうけどマスターが慰めてくれてゆっくり休養して元気になって行こうみたいなエンド。

 

 


ジン

 

長きにわたる既読スキップ地獄を乗り越えて個別√まできた。
今回は、母親を助け、黎明と司狼にも手を出さないことを条件に自ら人質になる。
実験棟に入れられたヒロインはNEDE構成員のザコに逆恨みされて虐待を受ける羽目に。しかしジンが助けてくれる。
元はと言えばジンの命令で実験棟にいたのだが、彼としてはこんな扱いを受けているとは知らず、そのザコ構成員をぶっ殺してくれたのだ。

しかし双葉ちゃんはヒロインなので、「助けてもらったのにこんなこと言うのは気が引けるけど殺すことはなかったんじゃない」と言う。いや、感謝の選択肢もあったけどね!!!!


そしてジンの計らいで彼の近くにいた方が都合がいいとジンのプライベートルームで過ごすようになるヒロイン。案の定夢を見るのだが内容はクロムの夢……まあどう考えてもジン=クロムだしね。
エン=ソフから共感能力のことを吹き込まれたヒロインは、ジンがクロムについて何か知ってるのではないかと疑うが、ジンは知らないと突っぱねる。

その後にみた夢はどうやらエン=ソフの夢っぽい。一周目で「エン=ソフ宇宙人フラグ(笑)」とか書いたが強ち予想間違ってなかった。

その後ちょっとしたジンとのやり取りがあったりして多分ジンに惹かれてるヒロイン(多分というのはブラコは今までの展開から言っていつの間にか恋愛状態になってることが多いからだ)。
せっかくいい感じになったと思いきや、所詮は人質の身。武骸を入れられることに。自分をただの人間だと信じてるヒロインは無理だと拒否するが人質に拒否権などあるはずもなく……一気に彫ると流石に危険なので少しずつ入れていくことになった。

そしてヒロインは少し優しくしてくれたジンにすっかり惚れている様子だった。分かるけど納得はできないこの展開の速さ!

またまた夢をみて、今度はクロムの夢。どうやらあのヒロインの過去回想で出てきた襲われた事件の際にヒロインは死んでたらしい。意味が分からない。ただクロムはヒロインのお墓作って「なんの関係もないあの娘を殺すような奴等は全員滅ぼしてやる」と言ってエン=ソフの計画に加担するような描写が入るのだ。墓まで作られてるのだからヒロインは死んだのだろう。ならここにいるヒロインはなんだ。コワ……。

目が覚めて泣きじゃくるヒロイン。ジンにどうしてこうなったのか問い詰める。半綺ではない人間であるはずのジンがどうしてNEDEのボスとなって人間を滅ぼそうとするのか。

その理由とは、グラズヘイムが出来た当初、元からそこにいた人間たちは半綺への憎しみよりも半綺相手に商売をしたり仲良くなった人間を敵視するようになったのだそう。それが当時のクロムでもあり、ヒロインの記憶でクロムを襲っていたのは人間だったのだ。
クロムはそこで幼い娘に救われたが、その娘は人間たちに殺され、それ以来ジンとして生きていると説明してくれた。

しかしヒロインは普通に生きている。勝手に死んだことにされて困惑するヒロイン。しかしクロムはその幼い娘の心臓が止まり、死んでゆくのを確かめたという。

もうわけが分からない。


しかもここから急展開。
人間を滅ぼすのはやめて!そんなの後悔する!とジンを説得しようとしたらふざけるなと一蹴。
ジンを好きなヒロインは普通に傷ついて部屋を飛び出す。
飛び出したところをエン=ソフに見つかり「逃げるなんて許さない」とキレられる。
ヒロイン、夢の中でジンをそそのかしていた少年がエン=ソフだとやっと気づく。しかもエン=ソフは成長してない。
本気で逃げ出そうとするがあっさり捕まり地下室で一気に武骸を彫られる。
そのさなかにエン=ソフから正体とか計画とか色々聞かされる。

これが一気に展開するもんだからもうわけわかめ

その後、武骸を彫られる激痛からか走馬灯のように昔の事件を思い出すヒロイン。ヒロインはジンの言う通りあの人間たちに刺殺され、クロムによって埋められた。しかし人間ではないので実際は死んでおらず、なんと自力で土を掘って墓から出てきたのだ。
しかもクロムに悲しい思いをさせてしまったことへの後悔からその記憶を封印していたのだ。

申し訳ないが大爆笑した。
怒涛の急展開でザワザワした後に実はヒロインは一度死んでたけど死んでなくて墓から土掘ってでてきたけどショックで忘れてました!
はさすがに「可哀想~」よりも「マジかよ……え?マジ?」で笑うしかない。すまねえ。


ヒィ~となっていたらまたもや急展開。エン=ソフの計画が実行されはじめ、何事かと部屋を出たジンは瀕死のハルファスに遭遇。彼からエン=ソフを止めるよう言われるが人間など死んでもいいジンはこれを拒否。すると「人間の為とは言わないですがたった一人の大切な人の為ならば?」と聞かれヒロインを思い浮かべるジン。
だあ~~~か~~~らぁ~~~~~~!!どこだよ!!どこで好きになったんだよ!!!だってこの時点ではジンはあのとき死んだ娘がヒロインだと知らんのだぞ!?
しかもハルファスにまでバレてるって……もうなんなんだ。ツッコミ疲れた。

はいもうラスト!地下室にジンが乗り込んできて最終決戦!エン=ソフの武骸も登場!これは強い!勝てない!
力を振り絞ってジンに言葉をかけるヒロイン

ここで分岐

「逃げて」
と言おうとするが声にならない。真空を操りどこからでも攻撃してくるエン=ソフを前に為す術もなく倒れるジン。
エン=ソフの計画は発動し、地上に住む人間は残らず滅亡。
NEDEの語源となった「EDEN」――アダムとイブが暮らした楽園のごとく、地上にはジンとヒロインの二人しかいなくなってしまった。

あ~~~こういうの好き。ちょっとパッとしないけど。このタイプのアダムとイブエンドはSRXでもあったけど好き。


ジンは攻略制限ありなので多分ジンのHAPPYエンドこそがこのゲームの真相エンドでもあるのだろう。ということでHAPPYに突撃!

逃げてと言おうとした時は声すら出なかったヒロイン……。
しかし今回は力を振り絞り、「クロム、お願い、戦って!」と叫ぶ。
あの時クロムが救えなかった女の子は自分で、でもこうして生きていると。クロムの戦いは無駄じゃなかった。クロムがいたからここまで生きてこられた、感謝していると。

激熱!!!

エン=ソフは強く、やはりジンは太刀打ちできないがHAPPYエンド√だけあって一味違う。ハルファスが託してくれた彼の毒を使ったのだ。半綺にだけ効くその毒は純粋種のエン=ソフには効果絶大、人間のジンには効果はないというまるでこの時のために存在したような代物。
ヒロインもヒロインで、エン=ソフの野望を止めようと力を使い、ついに勝利。
崩れ始めた建物と共に死のうとするジンに「あなたはさっき言ったじゃない!私の為に剣を取ってくれるって!だから今度は――私の為に生きて!」と叫ぶヒロイン双葉ちゃんの頼もしさよ……。本当に良いヒロインだ……。
その後、ヒロインはフライコールのボスの座を譲り、ジンと共にグラズヘイムを出て穏やかに過ごしているというなんとものほほんとしたエンディング。色々と急展開続きだったわりに終わりがあっさりでスッキリしない感はあるがこれもまたよし。
あと、スチルのヒロインが髪の毛伸びてるのも良かった。

アフターストーリーも普通に良かった。ただ、アフターストーリーも分岐有りなのだがせめてどっちかを本編のエンドに入れるべきだったのではと思わなくもない。

 


司狼


ラスト!司狼!!最初の予想では久神の次に好きそうと予想したがあまりにもいい奴だったので最後のお楽しみにとっておいた司狼!!
正直ここに至るまでに何度司狼√に突入しかけたことか。

 

個別に至るまでの金太郎飴部分で今まで選んでこなかった司狼の選択肢を選ぶ訳だが、ブレない返ししかなくて最高だ。
「ダイヤモンドが目の前にあっても、相手がその価値に気付いてねえんじゃ何の意味もねえんだな」とかす~~ぐ言うくせにどこか漂わせる影がたまらない……。


あと取り巻きの女子に囲まれててもヒロインを見つけたら急いで来てくれるのとか滅茶苦茶に萌えるし優越感半端ない。

とにかく女子に笑顔を振りまき休日も電話しまくっているので、疲れるならみんなにいい顔しなきゃいいのにと言うと、黎明があんなんだから自分が黎明の分まで少しでも印象よくしてやりたいというのだ。
冗談だろと思ったが普通にシリアス顔なのでマジだった。司狼お前はどれだけ株を上げれば気が済むのだ。


学校を辞めなければならなくなった日の夜も、司狼は心配して部屋を訪ねてくれる。普段は飄々として冗談ばかり言っているが、気配りが人一倍できて優しさの塊なのだ。少女漫画だったら確実に当て馬な良い奴と言えば伝わるだろうか……。しかしこれは少女漫画ではなく乙女ゲームなのできちんと彼を幸せにできるはずなのだ!!頑張ろう!!!!


カインが裏切って情報を横流ししてくれるあたりから個別√へ。
NEDEに乗り込むのが不安かと司狼に問われて「司狼がいるから平気」と返すといつものふざけた態度ではなく本当に嬉しそうというか照れた様子なのが萌える。ヒロインもどんどん司狼が好きになっている様子で、この流れは自然だ。黎明と司狼は一番長く時を過ごすのもあるが、司狼は特に√や台詞に恋愛感があるのでヒロインが惚れるのも分かる!となるのだ。

NEDEに乗り込んだ先で司狼はカブラカンと戦闘になるが、頑なに一人で戦うことに拘って黎明の助けを借りない。結果としてアーマーイーターの餌食となり武骸は破棄されてしまう。カインの助けで命からがら屋敷に戻るが、今度は屋敷が夜襲を受ける。ハルファスの毒で戦闘不能になり、黎明が戦っている間に逃げる司狼とヒロイン。なにやら色々と確執があったりしそうなのだが、ここではまだ明かされず、秀真機関の屋敷に匿てもらうパターン。

ここで夢のターン。司狼の過去回想であろう夢は、幼い司狼が自分を造った研究員の後をつけていった先で、大量の半綺の赤ん坊が培養液に入れられているのをみてしまう場面。彼らは失敗作だが、彼らの存在があったからこそ司狼が生まれたのだと聞かされる。不完全な失敗作である人工半綺の幼体への恐怖よりも、自分にもなにか欠陥があったら、弟となるべき存在が生まれたら、自分は生きられないのではという恐怖が勝るのだった。

秀真機関の屋敷では司狼が姿を消したことで大騒ぎになっていた。当の本人はマスターのところに二つ目の武骸を入れてもらいに行っていたのだが、より強力な武骸を欲する理由が「そうしなきゃ怖くて仕方ない」自分の命が仮初めのものに過ぎないと知っているから。という重すぎる理由で、てっきりヒロインを守るためとか言うと思ってた喪女は色んな意味でショックを受けた。
『本物』として生を受けいつの間にか『偽物』の烙印を押された者の気持ちなど自分と兄たち以外に分かるはずがないという台詞があまりにも残酷。
しかも入れてほしい武骸として『魔弾の射手』を挙げるのだ。
もう司狼、死ぬ気じゃないか……。飄々としてる女たらしなやつ大体死に急ぎがち説がどんどん濃厚になっていく……。

入れてもらった『魔弾の射手』は撃つごとに正気を失うというリスク付き。ハルファスのBADの悪夢が……


新たな武骸を入れた司狼も無事戻ってきて、最終決戦に臨む。
恒例のクーデターで血の海なNEDE本部。

ジンと倒れているエン=ソフを見つけるが、これはエン=ソフが買ってジンの身体を乗っ取ってるに違いない……。(と思ったらその後やっぱりエン=ソフバレした)
ヒロインと黎明は救出した母親を連れて先に脱出して司狼を待つのだが、戦いを終えて出てきたのが本物の司狼か分からないので手放しで喜べない……。司狼に抱き着くヒロインにめっちゃヒヤヒヤした。

ここでエンド分岐


まだやることがあるから帰れない、先に戻っててくれという司狼に
嫌な予感がして「絶対に帰らない」と駄々をこねるとBADに。
司狼は、女の子に嘘なんてつけねえよ。ちょっと休憩したいだけだ というようなことを言い、ヒロインも馬鹿正直にそれを信じるがもちろん真っ赤なウソ
第二の武骸で正気を失いかけていた司狼はヒロインたちを手にかけてしまう前に自殺を選ぶ。
「バイバイ、双葉ちゃん。俺なんかがこんなこと言っても、信じてくれねえかも知れねえけどよ。俺、あんたのこと……結構、好きだったんだぜ」

 

HAPPY分岐。
また自分だけで辛い選択をしようとしていると勘付いたヒロインは司狼の傍にいようとするが拒否される。ここで司狼から突然キス。そして「双葉」と真剣な声で呼ばれたことで彼の言葉を信じ、一人で屋敷に戻る。

が、その後司狼が屋敷に戻ることはなく、暫くして殺人事件が立て続けに起こり、その容疑者に司狼があげられる。
マスターに魔弾の射手の件を聞いたヒロインは、自分が司狼を止めるといって武骸を入れてもらう。
ここで入れてもらう武骸、他の√とは違って弓ではなく盾!!!激アツ!!

司狼を見つけるがやはり別人のようになっており、完全に殺戮楽しんでる病んでる男に。
ここで戦闘になるが、まあ普通に負けて両肩撃ち抜かれた挙句押し倒される。
どうせお前も黎明がいいんだろ!?と双子設定お決まりの展開に……

司狼の場合は双子設定に加えて、造られた存在で自分は失敗作=偽物、黎明こそが本物 というのもあって普通に辛すぎる。
黎明と比べてなんかない!司狼を返して!と立ち向かう双葉ちゃんは本当に強くて好き。別人格の司狼に強引にキスをされ、涙が止まらないヒロインだったが、一瞬だけ理性を取り戻した司狼の隙をみて最後の手段にでる。

ここへ来る前にマスターが教えてくれた、司狼を元に戻す唯一の方法。
それは、『魔弾の射手』は一番大切なものを目の前で失った時、すべての効力を失い、正気を取り戻すというものだった。


双葉は司狼が自分を一番大切に思ってくれていると信じ、自分の命と引き換えに司狼を救おうとするのだ。


司狼が目を覚ますと、そこにはもう動かなくなった双葉の姿があった。
絶望し、泣き叫ぶ司狼。
マスターの元へ走り、双葉を生き返らせるよう頼み込む。
武骸には生命力を増大させる側面もあることから、もう一つ武骸を入れることで生き返らせることができるかもしれないと言うが、それは同時に双葉の理性を永遠に奪ってしまう可能性もあった。

運命は二人に味方し、双葉は理性を失うこともなく無事に生き返ることとなる。
二人はフライコールやNEDEから解放され、幸せに過ごしている。

~END~

 

司狼は双葉を守るためにその身を犠牲にし、双葉もまた司狼を救うために己の命を犠牲にした。
お互いが相手の為に自己を犠牲にする究極の愛情の形で結ばれている二人がとても素晴らしかったし迷いなくNo1推しカプ


というか私の最大の性癖と言うか一番好きなエンドとか展開が
ヒロインが相手の為に自己を犠牲にして死に、助けられた相手がそれを知って絶望し泣き叫ぶ

というものなのだ。
ドンピシャすぎた。
Twitterのアンケでブラッディコールをプレイするに票を入れてくれた方々、本当にありがとうございました。


アフターストーリーは、結ばれた後もどうしても黎明より自分が劣っているという意識は消えず、ヒロインもいつか黎明のところに行ってしまうのではという不安を抱えて壁を作ってしまう司狼とそれをなんとかしようとするヒロインの話。
これも良かった。

 あとどうでもいい感想としては

 

・タイトルコールのカインふざけすぎ
・タイトル画面に攻略キャラが映っているのだがHAPPYエンドをむかえたキャラだけカラーで映るのめっちゃ良いこういうの。
・とにかくセーブでフリーズするのだけは最悪。

 

総評
可もなく不可もなくだったか久神のアフターストーリー司狼のラストが性癖ドンピシャだったので総合的に良ゲー。
あと普通に楽しかった(別にオブラートに包んだわけでなく)

 

 

あと恒例のヒロインの部屋

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地味に笑ったシーン

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