乙女ゲーマーはお兄さまに恋してる

乙女ゲーヒロインを操作して恋愛することになった喪女の波乱万丈の乙女ゲーム生活を描いている『(ヒロインの)精神潜入ロマンティックラブストーリー』

恋愛女番長【恋愛番長 命短し、恋せよ乙女!Love is Power】

今回プレイしたのはこちら
「恋愛番長」である。
世間は少し前、喧嘩番長乙女で盛り上がっていたが、恋愛番長なのである。

ざっくりとしたあらすじは、恋ができないヒロインが恋愛のカリスマ的存在の恋愛番長たちと一年間期間限定で恋人となり恋を知る という話だ。
分類的にはギャグなのだが、このゲームは死ネタエログロ異彩を放つBADENDでおなじみのrejetから出ている。
BADエンドで番長に校舎裏に呼び出されて「お前は一年経っても恋を知ることはなかった。番長がついていながら恋ができないなど許されない。お前には消えてもらう
みたいな展開は一切なかったのでHAPPY至上主義でrejetを避けている方も安心してほしい。

ところで恋愛番長はOPが滅茶苦茶テンション上がる。

 

OPを見て気分を盛り上げたところで攻略スタートだ。
こんかい攻略していくのは
恋愛番長 cv森久保祥太郎
ヤス cv寺島拓篤
さわやか番長 cvKENN
セクシー番長 cv鳥海浩輔
プリティ番長 cv梶裕貴
ツンデレ番長 cv中村悠一
ミステリアス番長 cv小野大輔
である。

キャラの説明は不要だろう。これほどまでに「名は体を表す」ということわざを体現してくれた攻略対象にいまだかつて出会ったことがない。
ヤスだけ分かりにくいが、ヤスは恋愛番長の舎弟でオタクな眼鏡ボーイだ。この作品での貴重な眼鏡だ。別に犯人ではない。


ところでキャラと性格というか属性、そして声優を見ると気づくことがある。
いや、もしかしたら某の思い違いかもしれないが、この番長たち……中の人を彷彿とさせるキャラクターなのだ。
中の人からキャラを作ったのか?キャラから中の人を決めたのか?それは私には分からないが、でもこれは確実に中の人を意識したというか意識せざるを得ないだろう。
しかしここはプロ乙女ゲーマーを目指すものとして、純粋にキャラに向き合っていこうと思う。

 

我が分身となるヒロインなのだがまさかのデフォルトネームなしであった。
乙女ゲーム用の名前を入力していざ尋常に番長とタイマン勝負である。


プロローグ。皆が彼氏の話で盛り上がる中、『どうしてそんなに盛り上がれるんだろう』と不思議がるヒロイン。
しかも、彼氏なんかいらない同盟という同盟を結んでいた友達が教室に入ってきた瞬間に「彼氏ができたの!」と堂々の離反宣言
初っ端から喪女の傷を連続で抉ってくる好スタートだ。さすがrejet。乙女の心にトラウマを残すという部分はしっかりこの作品にも備わっている。

「誰かにときめいたことなんてほとんどないよ」というヒロインに『分かる~!私も乙女ゲーム以外で人を好きになったの小学校低学年だよキャハハ!』とシンパシーを感じていたところ

ヒロイン「告白されて彼氏ができても付き合うことの何がいいのかさっぱり‪分からなかったりしてうまくいかない」

やはり乙女ゲームのヒロインは格が違う。現実の喪女がシンパシーを感じていい存在ではなかった。
もう完全に裏切られた気分である。

 

まあなんにせよヒロインは恋ができないので、「黄色いハンカチを学校の一番高い所に結ぶと恋愛番長が恋の悩みに乗ってくれる」という噂を聞いて試すことに。
屋上に来たヒロイン「虹色のハンカチにしよう」

こういう捻りが乙女ゲームのヒロインには大切なのだろう。さっそく一つ学んだ。

ハンカチをみて大量の番長が来てくれたのだが、攻略対象ではない。それなのに無駄に声優陣が豪華である。
このライバル番長たちが悩みを解決してくれる!となった所で空が七色に光って本物の番長たちが登場。登場もグライダーやパラシュートにヘリコプターなど只者ではないのが出会う前からひしひしと伝わってくる。


本家番長たちが揃い、自己紹介をしてくれた。
さわやか番長は語尾に「爽快っ☆」がつくほどのさわやかさを見せつけ。ヒロインをハニーと呼ぶさわやかっぷり。
セクシー番長はセクシー大学に在籍しているらしい。
プリティ番長はヒロインをヒヨコちゃんと呼んでくるのだがどう見ても本人がカラー的にもヒヨコだ。
ツンデレ番長は王道テンプレツンデレという感じ。ちなみに先ほどヘリから登場したのがこのツンデレ番長で、お金持ちらしい。
ミステリアス番長は愛と宇宙の神秘について考えているとの事。

あとなんかボブとかいう褐色に水色リーゼントのキャラが出てきて戸惑ったりもしたが、この番長の中から一人選んでカップルになって恋のハウツーを教えてもらうことになった。

ボブは既婚者だから選べないというどうでもいい情報はさておき、「この中から選ぶの!?」と困惑するヒロインだが「でも噂になってるってことはたくさん悩み解決してきたんだよね……せっかくだし!」と番長を選ぶことに。今回のヒロインは前向きなうえにテンポよくシナリオを進めてくれるタイプのようだ。


初見の好きそうな予想が

ツンデレ2ミステリアス3ヤス4恋愛5さわやか6セクシー7プリティ
なのでミステリアス番長からやろうとしたら攻略制限がかかっていた。何故かプリティとツンデレとミステリアスは最初は攻略制限がかかっている。ちなみに全部攻略し終えても何故制限がかかっていたのかは全くその意図が分からなかった。


なお、この作品の進行は4月から一か月ごとにパートが分かれていて、様々な季節のイベントやデートが挟まれるシチュ寄りのシナリオだ。
よって感想も特筆すべきイベントだけというか備忘録を書く部分があまりなかった。
ただ物凄いツッコミどころ満載だったのでそういう部分だけ書いた。最初に言っておくと好きなキャラも特にいなかった。恋愛やNLに関しても、フルコンプした今も「特には……」といった感じで書いているので、好きな方は見ないことをおススメする。

 

セクシー番長

小手調べにセクシー番長から倒すことにした。セクシー番長、ニット帽をかぶっている。番長たちの中で最も中の人が脳内をよぎるのがこのセクシーさんだ。

 

・学校にセクシー番長が来た。セクシー大学に通う大学生がなぜ?!という疑問より、来て早々馴れ馴れしく話しかけてきたうえにくっついてきた。
 ヒロインもえっ?!みたいな感じになっているが、いくら期間限定の恋人になったとはいえまだ共通部分でしか話したことのない男がべたべたしてきたので当然の反応だ。
 ヒロインと共に困惑していたら会話の途中で突然「恋愛経験値問題」なる問題パートが挿入された。

この恋愛経験値問題は選択肢と共に全キャラ全パートで出てくる。その名の通り恋愛に関する問題で、「こういうときには××するよな?」みたいな問いかけに答える形式となっている。
私は終始これに悩まされたというか踊れされた。

会話の中で、「ここで問題だ」的な問われ方をされるならまだよい。『数々の恋愛を繰りひろげてきた乙女ゲーマーには容易いものよ……(妖艶微笑』という感じなのだが、大抵の場合会話の途中で唐突に問題が出されるのだ。

問題が「恋人には思いやりが大切だよね」みたいな問題なら会話で突然言われてその後回答選ぶ時にも「あ、今の台詞は問題か~」で済むが「恋人のいうことはなんでも聞くべきだろ」みたいな問題が出された時は、その後にそれが問題だと分かるまで「は????何言ってんだ???」と一瞬なってしまうことが多発した。
あと回答を喜怒哀楽で選ばなければならないので、喜と楽 怒と哀の差がよく分からず攻略みないと無理だなと思った。

 
・気になる人と親密になりたかったら距離感をつめることが大切と説かれたのだが会って間もないのに距離感つめられすぎて正直引いた。
 ヒロインの「単に体を触りたいだけの人かと思った」という発言はこのキャラに限ってはあながち間違いではないのでは?

 その後も肩を抱かれ、照れてやめてと頼んでるのに「腰を抱かせて」と言うセクシー番長にはドン引きを通り越して恐怖だ。
 「セクハラじゃん」というツッコミにも「これはお前の恋愛経験値を知るためにやっててオレの欲望のためじゃないからセクハラ呼ばわりは非常に心外だ」と怒られた。
 地獄だ。

 なぜ小手調べにセクシー番長を選んでしまったのか、まだ四月なのに後悔しかない。


・「相手に気に入られたいのなら少しくらい嫌なことは受け入れるべき」などという恋愛経験値問題を出され「嫌な所があるのはお互い様だからね」とまで言われた。
 ここまでどう考えてもヒロインだけが嫌な思いをしていないか……???
 
こういうことにも慣れろと言ってきたセクシーに「いつもスキンシップばかりだと慣れないことで緊張してセクシーさんと一緒にいても楽しくないって思っちゃう気がする」と言ったヒロインにはスタンディングオベーションだ。

 

・自習のお知らせを何故かセクシーが持ってきてざわめく教室。ちゃんと勉強しているヒロインのところにきてみんなの前で「オレの彼女」とか言ったので私はキレた。勉強を邪魔してあまつさえ皆にわざわざ公言して恥をかかせられたのだ。
個人的に衆人環境の中で目立つ好意をしたりイチャイチャなどもってのほか!恥ずかしすぎるだろう!と思うので苦行すぎた。
しかも「勉強を教える代わりにひざ枕をしろ」と強制され、シートを教室の床に敷いたのである。しかもそのせいでヒロインは転んでしまった。もうドン引き&恐怖&怒りだ。
この先ヒロインがセクシーを本気で好きになっても私はセクシーを好きになれる気が一ミリもしない。周囲の注目集めるようなことをするだけでも嫌なのにこんな恥ずかしい行為をさせられるのは、こういうシチュが大の苦手な私にとってはバッドエンドよりもきつかった。

・セクシー「オレをどうにかしようと考えるなんて100無量大数年早いよ」   は???

・運動会。番長たちは応援に来てくれたが、セクシーは恋人のくせに暑いからと木陰で休んでいやがった。
「運動はベッドの上ですればいい」    は????

選択肢で、下ネタも大丈夫と答えたら「ジャンジャン飛ばす」と言われたけど既に飛ばされてますけど。

応援と称してデコチューされて狼狽えてたら風紀番長がやってきた。メガネに黒髪、そして真面目。今の所私が一番好きな男だ。
最初の登場から好きだと思っていたけどセクシーとの戦いに疲れた今、本当にこの風紀番長と恋愛がしたい。

セクシー番長をエチレンガスと呼ぶ風紀番長「エチレンガスとは周囲を腐らせるガスの名です」

風紀番長「このような公の場でよくもそのような恥ずかしい行為を堂々と行えたものですね。恥を知りなさい!」
その通り!!!!私もそう思う!!!!


あと、運動会の御褒美にジュースくれたのだが、飲み終えた後に「それオレも数口飲んでたから間接キス」って事後報告されてウワ……ムリ……


・突然デートに誘ってきたセクシー番長。もちろん突然だから時間ないじゃん?遅れるじゃん?ヒロインが謝ったら「オレのために服を選んでて遅れたんだろ?ありがとな」って言われたんだけど、突然誘った方が悪くない????まずは突然の誘いを謝罪、その後来てくれたヒロインに感謝だろうが!!!!!って思ったから喪女なんだろうな。


・文化祭。これは共通パートだった。
なぜかHRに番長たちがいて文化祭に参加することになってた。バンドをやるらしくてヒロインはボーカルで参加することが決まっていた。

「でも文化祭は学校の生徒が中心のものだから番長たちが参加した挙句目立つのは……」って言ってくれたヒロインは最高。
そんなツッコミをしつつも他の生徒が楽しみにしていると知って「みんなが楽しみにしてるみたいだから頑張るね」ってヒロインが物分かりよくて泣ける。

その後にバンドの方向性で揉めてバラバラになった時も「文化祭、みんな楽しみにしてるんだよ!?3年生の私たちなんて高校生活最後だから、特に!」「そんな気持ちなら初めからやるって言わないでよね!」って怒ってくれて、あああああヒロインがしっかりしてるといい……


・文化祭の後夜祭のキャンプファイヤー見る?って誘いのメールが来たのだが「木陰に紛れてしっとり運動する方が、オレは好みだけど。」ってもうセクハラ番長に改名するか????

 

・モブに囲まれるセクシー番長。近付こうとして邪魔扱いされるヒロイン。それを発見したセクシー、謎のセクシーポーズでセクシーフェロモンを振りまき、モブ女たちは倒れる。

・セクシー「たくさん恋をしてきた子は活き活きしてるよな」  わかる。私もすごい活き活きしてるし。

・7月。共通パート。ツンデレの買い取った島に遊びに行くことに。執事にも「ツンデレ様」って呼ばれてて笑う。

日焼け止め塗ってあげると言ってきたセクシーをデータ番長が阻止してくれて、オトメ番長がパラソルくれて癒し番長がビーチベッドをくれた。スチルもある。最高。
癒し番長「ご遠慮なさらず、お嬢様。」 最高。癒し番長も好き。cv鈴木千尋だし。優しいし。ライバル番長の方が好きなキャラ多い……

 散歩していたら遭難。ここも共通。
セクシーが助けにきてくれた。お腹が空いたというヒロインにクッキーをくれるセクシー。「一枚ください!」って言うヒロインなんか可愛いな~と和んでたら
口にクッキー咥えて口移ししているスチル
セクシー「はい」←(口に物を咥えて話している。笑わずにはいられなかった)


その後風紀番長も助けにきてくれた!!!私を魔の手から救うためにわざわざ山に分け入ってきてくれた!!!!!
ヒロインとセクシーは何故か引いているが私はしこたま喜んだ。ここでセクシーか風紀か選ばせる選択肢は卑怯なり。


・デートで買い物にきた二人。買い物に付き合ってくれてお礼言ったら「可愛くなろうとしている女の子が見られるのは楽しいからいいよ」と言ってくれるところは純粋に良いと思うし、初めてセクシーさんへの私の好感度が上がった。


・9月。芸術祭を見に来てくれる約束をしていたのに、セクシーは自分たちの展示があって来てくれない。その催しが、女の子に格言を言って色紙にして渡すというモノ。ヒロインは、モブ女に囲まれてるセクシーを見てヤキモチを焼いてしまうが「気のせいだ!」とごまかす。それなのに「ヤキモチ焼いたでしょ」とセクシーから言われ、「彼氏がモテてるのを楽しむくらいの余裕があるのが彼女ってものだと思うよ」とまで言われて、なんかもう……モヤるわ~~~と思っていたらヒロインもモヤっていた。
「自分が当番の間に展示に来てほしかった」と言ったら「それは謝るけど言い方がよくない、駆け引きのコツは自分の気持ちをひたすら押し殺すことだ」
って
ハァァアアアアアア?!?!?!?!ってキレかけたらそれ恋愛経験値問題でズコーーーー!!
「ずっと待ってたのに じゃ嫌味に聞こえる」って注意されたが、こちとらずっと待ってたんだが!?!?としか思えない。


・10月は修学旅行が共通パート。番長が敵味方勢揃いしてお祭り騒ぎで楽しい。一応その後に攻略対象とのシーンもある。

 

・勉強会をすることになり、カフェに他の番長たちも集まっていた。そこでセクシーから「あーんで食べさせ合うのは二人きりでやるべきだよな」と言われたのだが じゃあひざ枕をよりによってクラスメイト達の見ている教室で床にレジャーシート敷いて無理やりやらせたお前はなんなんだ????????????

勉強会なのにドリンクバーで騒ぎ始めた番長たちに嫌気さしてカフェを出てきたヒロイン。そしたら風紀さんに見つかって家まで送ると言われ、もう喪女大興奮。ヒロインはお説教嫌だな~とか考えてるけれど。
しかもセクシーが追いかけてきて「女がこんな時間に出歩くな!」みたいな一悶着あったけどもう私は風紀さんとの逢瀬を邪魔されてスン……ってなって終わった。

 

・12月、共通パートはツンデレ番長が貸し切ったカフェでのクリスマスパーティー
マジシャン一座と称してオトメ、小悪魔、ドS番長がやってきた。力業でスプーン曲げするオトメちゃんかわいいし、セクシーと二人きりよりライバル番長たちとワチャワチャしてる時の方が楽しい。


・風紀さんからせっかく年越しのメールもらったのに、セクシーに覗き見された挙句「年越しの瞬間はセクシーさんとキスしてました」って勝手に送信しやがった。なんなんだ?なんなんだおまえは 


・2月、バレンタインで皆忙しい。せめて恋人の自分には気付いてほしかったと落ち込んでたらボブがバルーンアートをくれた……ボブッ!!!
メールしても放置で、放課後一人さみしく残ってたらライバル番長たちが現れた。忙しすぎて彼女のことほったらかしにするなんて男のすることじゃないだろ とか言ってくれてどんどんライバル番長たちの方ばかり好きになってしまうこんなん。たとえ作戦の内だろうとこんな状況で優しくされたら惚れない!?頼むからライバルたちと付きあわせてくれ。
と私が考えている間にもヒロインは
「何か月も私の悩みに付き合ってくれた人をそんな風に割り切れないよ」とライバル番長たちの誘いを断る。

さすが、ヒロインはヒロインだな……
私もそういう風に考えられる女になr……
風紀番長「いつでも私たちは貴女を迎え入れます。その時は、いらしてくださいね」

あああああああああああああああムリだやっぱライバル番長たちのほうが好きだ。

 

あの人にとって私は大勢いる悩める乙女の中の一人に過ぎなかったんだ……と落ち込んでいるとボブが番長のスケジュールを見せてくれた。そこには14日にヒロインとデートするために直前までスケジュールを詰め込んでいるという内容が書かれたいた。


確かにヒロインを想ってのことなのはわかったけど、それを説明しないのはどう考えても番長側の落ち度じゃないか!?


なおここまで2月共通パートであり、その後攻略対象と仲直りからのバレンタインエピソードが入る。

セクシーは特に面白い内容でもなかったのでスルー。


【エンディング】

ノーマル→忘れた
ドリーム→見事両想い、お付き合いすることに。
パーフェクト→見事両想い、お付き合いしヒロインはセクシー大学に進学

 

 

プリティ番長

可愛い系が苦手なうえにセクシーがアレだったのであまり乗り気でないスタート。

セクシー√ではライバル番長が風紀番長だったが、プリティ√では癒し番長!!!!
駄目だ。この√もライバル番長にときめいて終わる予感がする。

 

・形だけど王道な告白を経て恋人スタート。デートで買い物にきてプリティ番長に可愛いと言われた時に「可愛いといわれなれてなくて免疫ない」というヒロイン、喪女の素質はあるけど所詮過去に彼氏持ちだから決して喪女とは分かり合えない。

あと、買い物の途中で癒しお兄ちゃんが来てくれてそっちにばかり意識が飛んでしまった。

 

・5月、他の乙女のお悩み解決を一緒にすることになった。このパートはヒロインがヒロインらしいな~と感じる話だった。

 

 

・7月、初デートということでプリティくんは本気モードで来てくれる。しかし当方、可愛い系ならずっと可愛い系でいてほしいというか、可愛いを売りにしてるキャラが男を出して低音で囁いてきたりするの苦手なので特にときめきもなく終了。

 

 

・常々ヒロインの私服がダサいと思っていて、なんかジャージ?みたいなパーカー?とにかく小学生女児が着てそうなピンクのピンクと白のダサトップス。
今日はオシャレしてきたの!みたいな時まで同じ服なので微妙に萎える

 

 

・「焦らすのも恋愛テクの一つだよね!」という恋愛経験値問題をだされ、「愛があればそんな駆け引き必要ないよね★」とのことだったのだが、セクシー番長から得た教訓全否定である。

・癒しさん「お嬢様、待ちぼうけですか?」  ハァーーーーーー最高♡

・クラスメイトにウエディングドレスのモデルを頼まれるヒロイン。婚期遅れるから嫌だと断ってるのに引き下がらないこの女はいったい何なんだ(婚期にデリケートな喪女)
結局プリティ番長がモデルになってくれた。

 

 

・癒しさん「僕は僕なりに君のことを見てきたから。」  ここで耐え切れず恋愛番長2を買いに走った。(※恋愛番長2ではライバル番長たちが攻略対象)

 

 

・ヒロイン「恋をするのは怖い。恋を知るのは、怖い……。私の中で、何かが大きく変わってしまうことが、怖くてたまらない……。」
分かるよその気持ち。私も乙女ゲーム初めて人生大きく変わったし久しぶりに合った同級生に「そんなキャラだった……?」って言われたし^^


【エンディング】
ノーマル→友達エンド。恋も分からなかった。女友達と遊園地にきたけど、以前プリティと来た時との楽しさの違いが分からないとのこと。


ドリーム→プリティが告白してくれてめでたしめでたし。セクシーの時はこっちからの告白だったし、やはりするよりされる方がいいな。


パーフェクト→一度は別れるけど最後に太陽の絵文字なる謎のおまじないを教えてもらい、別れた三日後にその絵文字付きのメールが届いてプリティと付き合った。

 

 

 

恋愛番長

その名の通り、この作品のメイン。だけど攻略し終えての感想はいまいちパンチが効いてなかったというかいい意味で普通だった。

 

・待ち合わせして登校することに。遅れてしまったのに「待ってる時間も楽しい」「デートは待ち時間から始まってる」って……ときメモGSならキレられてたよ。

 

 

・初デート、服に気合入れて(いつものダサジャージ)、でも感想聞くのは変だから聞かずにいたら微妙な反応され、モヤモヤしたままカフェに来たけど歩き回って足は痛いし選んできてくれた食事が嫌いなものでテンションどん底のヒロイン。

ヒロインがモヤモヤする気持ちも分からなくはないな~と思っていたけど、そのあと「公園で体を動かすデートなのに破けそうな服だし靴もヒールだから心配になる」って番長に言われて、オイ!!!ヒロインそんなTPO無視した格好だったのかよ!!画面だといつものダサい私服だから分からなかったよそりゃヒロインが悪いよ!!!!
しかも、え??スチル出てきたら服はやっぱりいつものダサいパーカー?なんだけどこの下にヒール履いてるのトンチキコーデでは……

 

 

・ここにきて初めて、ドS番長(cv鈴木達央)癒し番長(cv鈴木千尋)オトメ番長(cv鈴木裕斗)の三兄弟がS木三兄弟という名だと知る。完全に中の人つながりだ。

 

 

・雨の日に子猫を拾う二人。雨だったけど最後に虹が出たからレインと名付けるエピソード。自分が中学生の時に雨の日に友達と見つけてこっそりお世話していた子猫の名前がレインだったので無駄に感動した。

 

 

・恋愛番長「試したり駆け引きは俺たちに必要ねえ」  ここでもセクシーの立つ瀬がない

 

 

・番長との恋愛に慣れてきたヒロイン、デート中に友達と電話するわ会話の相槌テキトーだわで番長にカマかけられた爆笑。
「マズイ。適当にうんうん言ってるのばれたかな?」「良かった、気にしてないみたい」「私たち上手く付き合えてるよね」

初々しかったヒロインはどこへ消えた

 


・進路が決まらないヒロイン、「番長は気楽でいいよね。恋愛のことだけ考えてればいいんだし」
ここまでしっかりしていて空気も読める良いヒロインだったのにビビる。

 

 

・小悪魔番長にちょっかいをかけられてたら恋愛番長が助けに来てくれ、「俺のいない間にエンジェルに手を出そうとするなんざ、ヤス的に言うなら1億と2000年早いぜ」
かんっっっっぜんに中に人ネタだ。アクエリオンだ。

 

 

・演劇のヒロインに抜擢されたヒロイン。なんやかんやで相手役は恋愛番長に。劇のタイトルが「解決ソナーの恋」

かんっっっっっっぜんに中の人ネタだ。怪人ゾナーだ。

 


この演劇の本番、ヒロインが衣装を忘れてくるというこれまた個人的に苦手な展開で心が死んだ。しかも、衣装がなくてもやれる!みたいなかんじで良い話風になっているが、その衣装が衣装係の手作りだとかだったら……と考えてしまうとこのシーンは苦しくなる。


【エンディング】
ノーマル→恋を知ることはできなかったと言われる。しかも「まあ恋だけが人生じゃないぜ」などという根底から色々覆す発言により、「なんだかすべてを否定するようなこと言うね」「悔しいからもう一年トライする、次は専門学校よ!」


ドリーム→番長からまだまだだなと言われるが、俺的には合格だ!とキスされてハピエン


パーフェクト→番長と連絡が取れないまま卒業。これから専門学校で新たな生活!となったところに番長登場。各地を彷徨いながら、予定通り一年でヒロインと別れるか無視して攫おうか と考えていたらしい。めでたく両想いということで、ヒロインの方がちょっと上手?小悪魔な感じでハピエン。

 

 


さわやか番長

・さわやかのライバルは小悪魔番長cv柿原徹也。似合う~

 

・体育祭でさわやかダンシング
七夕窓から入ってきて夜デート
とか色々あるけど、普通にさわやかだな~という感じ。

 

 

・小悪魔番長とのデートを勧められて行ったはいいが、さわやかが気になって途中逃げ出すヒロイン。今回のは浮気は駄目だという指南だったらしいが、「ハニーに本当に好きな人ができるのがいいはずなのに、なんかやだなって思った」とさわやかが言ってくれて、あーーこういうのを求めていたんだよ。乙女ゲームっぽい。

 

 

・遊園地デート。「今日は天気がいいから、絶好の乗馬日和だね。」「ちゃんと僕が手綱を握っているから、そんなに怖がらないで?」とメリーゴーランドで言ってくれるのだ!!!!!!!!!!500000000000点!!!!!!私が個人的にメリーゴーランドに一緒に乗ってくれるキャラが好き(ときメモGSでもメリーゴーランド選択時の反応を重視する)なのでこれは好感度アップ。

 

 

・恋愛番長の物まねをするさわやか番長、完全に森久保祥太郎の物まねをするKENNで面白いから聞く価値あり。

 

 

【エンディング】
ノーマル→さわやかボーイズ(※さわやかの周りにいる親衛隊みたいなさわやかなボーイズのこと)のマネージャーになる。恋は叶わなかったけどマネージャーも楽しい!というさわやかなエンド。


ドリーム→番長規約で、依頼人の女の子のそばに一年以上いられないから旅立つというさわやか番長。旅立ちの日、さわやか番長に恋をしたヒロインは爽快に登場。「依頼人と番長の関係がダメなら私が番長になります!だから連れてって!!」実際規約の話は嘘で、晴れて両想いハピエン


パーフェクト→さわやかと変に距離が空いたまま卒業式が近づくある日、モブから告白されるヒロイン。そういえばシナリオで恋してから色々かわいくなったみたいに言われていた。
卒業式の日、校内放送で外を見て!と流れてグラウンドをみたらさわやかボーイズたちが並んで「アイラブハニー」と文字を作っていた。
みなが窓から見ている中公開キス。証人がこんなにいるからもう離れられないね!でハピエン。同じ衆人環境下でのイチャイチャでもこちらはさわやかだし嫌がってないからセーフ。

 

 


ヤス

 

・初デート、早めに行ってなぜか怒られる。女の子が遅れてくるもんッス!向こうから小走りで「ごめーん待った~?」って言いながらやり直し!!と指導されるヒロイン……

 

 

・お弁当を作ってきてとお願いされる。恋人なら絶対ハズせないイベント!みたいに押し切られるけど面倒だな……と乗り気じゃないヒロイン。
ここでデータ番長(cv木村良平)が登場。彼のアドバイスを聞いてとりあえず作ってみるか~とお弁当を作るヒロイン。お弁当を喜んで食べてくれるヤスの顔を見て「こういうのもいいかも」となった。
ちなみにデータ番長は二人の邪魔より二人からデータを取りたいらしい。

 

 

・ヤスが普通にクラスにいるから大丈夫なの?!バレるよ?!と慌ててたら大丈夫ッスよと軽く返された。クラスメイトだけじゃなく教師まで普通に接してる。
これはあれか?モブっぽいからすんなり馴染んでるみたいな特異体質か?!?!

 

 

・5月、GWの話になるもまさかの五日全てにデートの予定入れているヤス。「GWは好感度急上昇を狙える絶好のチャンス」「あの超難関と言われてるシオンちゃんだってGW連続デートで通常から友好になるッス」
まあときメモGSやってる身として分からなくはないけど。

 


・データ番長「恋のデータバンク、データ番長登場!」 なにその口上

 

 

・思った通りヤスはゲームやネット、雑誌から恋愛に関する情報を入手していることが発覚。その通りに事をすすめようとしてから回っている。
データ番長に、2人はまだ恋人にすらなれていない!と指摘されて落ち込むヤス。結局GWも一度も逢わず……ヒロインも自分でよく考えて、恋人同士がなんあのか調べているヤスを手伝うことに。「恋人なんだから助け合おうよ」と。

この√は恋に初心者な二人という他の番長√とは違った感じの√で面白い。

 


・二人で学校のカップルに聞き込み調査。恋やデートがどんなものなのか調べて、自分たちもこういう風にやってみよう!と前進。
あとここでやっとヤスがタメ口になる。

 

 

・ヤスは外国語2桁話せる。メガネは伊達じゃない。

 

 

・相合傘や文化祭イベントなどあったが、敬語もなくなったことだし他の番長みたいにクセがなくて等身大で初々しいカップルでとても良い

 

 

・ヒロインの元カレが登場。これが例の……「ちょっと付き合ってみようって付き合っただけなの!」ってなんなんだよ…喪女には未知すぎる……しかもデートに誘われてやがる……

 

 

・元カレの話をうっかり話の中でしてしまっても「ちょっとはムッとしたけどそれはそういうこともあったんだでとめとく。君の昔の話が聞けたのは嬉しいからあんまり気にしないよ」てヤス!!!!!!!!!!番長見習のくせに!!!!!恋愛もろくにしたことないくせに!!!!!!!!すごいできた彼氏だな!?

 

 

・修学旅行。露天風呂で貸し切りだ~とくつろいでたら間違えてヤスが入ってくるお約束イベント発生。
ヤスのお腹に、罰ゲームで「チェリー」って書かれているのだがヒロインは「さくらんぼ好きなのかな」って……ヒロインによくあるこういうのなんとかならないのか。

 


・冬休み明け、一緒に登校するの久しぶりだねという会話の中で「おれには1万と二千年くらいに感じたかも。」
ってここでもまた中の人ネタ。無駄に何度も再生してしまった。


【エンディング】
ノーマル→大学生になっても恋を教えてね!という感じでお互いに自然に別れるけど、2人とも心の中ではあのときの告白のことをどう思ってるのか……と悩んでいる。恋愛はまだまだだけどこれからも頑張るぞ!といった感じのエンディング


ドリーム→エンド手前で愛してるとか言われて浮かれていたが別れを告げられた。凹み悩みまくるヒロイン。しばらくした後、空からヤスが降ってきて「おれと付き合ってください!!」
ヤスは架空の彼氏彼女でいるのがつらくて別れたけど、その後不安でなかなか会いに行けなかったとのこと。


パーフェクト→エンド手前で良い感じになっているのでその雰囲気のまま卒業式。ホワイトデーのお返しを渡してくれようとするヤスが「おれと付き合ってもいいって思ってくれてるなら受け取ってほしい」と言われてヒロインは勿論受け取る。ヤスはその後認められて番長になる。
ホワイトデーのお返しの飴の中に一つだけ指輪が入ってたのにちょっとずつ食べてたから大学はいるまで気付かなかったヒロイン。

 


ミステリアス番長

 

・初デートの誘いが来たけど初デートなのに夜に待ち合わせ。「夜!?って思うのが頭固いのかな~」ってヒロイン言ってたけどそれが正常な反応だよ。

 

 

・ミステリアスだと長いからミスティと呼んでと言われた。ミスティはロマンチストだし話がポエムっぽいし不思議。

 

 

・ミスティのライバル番長はドS番長(cv鈴木達央)
デート先でドS番長に絡まれるシーン「本当はこうされるのを望んでたんだろ?」 私のど地雷な台詞キタ^^

 

ミスティが助けてくれるのだが
白背景にミスティが立ってて「かい・がん!」と叫んで炎のエフェクトが出てなんかとんでもない事が起こってるのは分かる。

 

 

・文化祭お疲れ様と言ったら「疲れてないよ。僕のエネルギーは星の力を借りているからね」
まさかこいつ宇宙人か???????

 

 

・雨が降りそうな中一人で帰宅するヒロイン。ミスティからメールがきて「先に帰ったのまずかったかな」と思っていたら雨が降り出しなんかミスティも登場。
「僕を置いて先に帰ってしまったから…きっと神様が僕の代わりにないているんだね」


こういうポエミーというか歯が浮くようなセリフを素で言うキャラは好きなのだがミスティはなんかズレてるんだよな……

 


・雨の中イチャイチャ?していたらまた邪魔しに来たドS番長
ミスティ「あなたの叫びは、この雨の心地良い情緒を潰す。とても好ましくない旋律だね」
ドS「ああ?何言ってんだ?日本語しゃべれよ?」

めちゃくちゃ笑った。

 

 

・ミスティの口調、「~~だね」「~~だよ」みたいな感じなのに謝るときに「ごめんね」じゃなくて「すみません」なのが違和感

 

 

・七夕ということで星空を眺めていたら明らかに星じゃない赤い光が猛スピードで流れていった。
ミスティ「あれは恐らく……赤い彗星!」
ヒロイン『さっきの星、通常の3倍の速度で空を横切ってたの!?』

なんでそのネタをここで入れたんだ。

 


・共通の遭難イベント。助けにきてくれたミスティとコンパス見て帰ろうとしたらコンパスが狂っていた。
ミスティ「君と2人きりだから、僕の心が震えて、うまく針を読み取れないのかなって……」

磁場の影響だよ。

 


・どこに住んでるか聞いたら「それは禁則事項だよ」
涼宮ハルヒの憂鬱を思い出すよ中の人的にも。

 


・ミスティがあまりに謎だから不安に思ってたらドS番長がきて「俺の命令聞くなら秘密教えてやるよ」って甘い誘惑してきたから乗ろうとしたらミスティが来てしまった。ここのミスティのスチル、ミスティが電気を帯びてるんだがこれはそういう比喩表現なのか本当に電気帯びてるのかどっちんなんだ!?

 

 

・ミスティと良い感じの雰囲気になり、パートナーなら気になってること聞いてもいいよね?と今までのミスティに関する不思議体験について質問するヒロイン。
しかしミスティは「恋人なら何もかも包み隠さず話すべきなのかな」とここで卑怯にも恋愛経験値問題を出してくる。「さてここで問題です。君は僕に何もかもを話しているというの?」

これは……ズルくないだろうか!?!?!?!?!?隠していいことと悪いことがあるだろう。
例えば前科あるのにそれを隠したまま付き合ってるとかそういうのは駄目だろう。ミスティのはそっち系の話だろう!!!!!
恋人が得たい知れないとか普通に嫌では!?!?!?!


でもヒロインはヒロインなので「ミスティは大切にしてくれるし今はちっとも分からなくても我慢しなくちゃね……」と身を引くのだ。

言っておくがどのエンディングを迎えてもミスティが自分の正体やその他不思議な出来事について語ってくれることは一切なかった。

 

 

・ヒロインのテストの平均点が37点でちょっと引いた。受験生ではなかったのか。恋に現を抜かしすぎでは?
その後ミスティが猛特訓してくれるエピソードが入るのだが、その後にやったテストの平均点も76点と微妙なのである。本人もミスティも喜んでいるが、このテストは小テストである。小テストの平均点76点は受験生的に大丈夫なのか?得意科目は90点台取れたと言っていたことから、他の科目は76点以下だったことが分かるしヒロイン恋なんてしてないで勉強したらいかがだろうか。

 

とまあ戯言はさておき、テスト結果が良かったからとアメ玉をもらった。このアメ玉、最初の頃にも一つ貰っており「5つ集めるといいことがある」と言われたのだがスルーしていたら再登場である。そんな伏線があったのか。


と思ったがこのアメ玉、どのエンディングを迎えても確か5つ集まらなかった記憶がある上に何が起こるとかも全く言及されずに終わった。

 


・祭りの準備をミスティとすることになるエピソード。貴重なスチルの1枠が、ミスティのイカ捌きスチルで埋まる。
思うのだが世の乙女ゲームで貴重なスチル枠を大して萌えもしないシチュのしかもヒロインとの絡みのないスチルに使うのは乙女ゲーム法で禁止した方がいいのではないか。


せっかく祭りで売るやきそばの具材を下準備したのに、翌朝誰かに喰い割らされている悲劇。
ミスティがボソッと「あとで叱っておかなくては」と意味深な発言。

完全にミスティの身内の犯行じゃないか。


屋台は成功したものの、「結局犯人は誰だったのかな?ミスティさん知ってそうだけど……」とヒロインもなんとなく察しているのだが、それを指摘するとまた悲しそうな顔をされてはぐらかされるのが目に見えているのでここはスルーの選択をする。
ここでせっかくスルーしたのにミスティが「犯人を知っているかも」と言い出すのだ。でもそうか……本当のことを話してくれるんだな……とちょっと嬉しく思っていたら、
「境内を歩いてた犬の口にキャベツがついていたよ。彼にも悪気はないと思うよ」

ってお前……ぜっっっっっっったい嘘だろうが!!!!!!!!!!!少しでも信じたヒロインと私の清らかな心に謝れ!!!!!!!!!!!

 

・遊園地でのデート、観覧車が止まるお約束イベント。密着する胸キュンシチュエーションで、ちゃんとスチルもある。
あるのだが……ヒロインの服がダサいのだ!!!!!!!出た!!!!小学生女児パーカーに白いミニスカunder theジーパン!!!!!!
今時小学生女児でももっとオシャレな恰好をしている。こういう恰好のオタク時々アニメショップで見る。

 

 

・エンディング直前、ミスティもヒロインと同じ気持ちでいてくれてる…?と察したヒロインは告白しようとする。しかし「番長として付き合ってくれているだけでは?」という思いが中々消えず勇気が出ない。
このシーンで、いつものように「ミスティさん」と呼ばずに「ミステリアス番長に聞きたい。告白は怖い?」と質問するのがすごくいい。

 


【エンディング】
ノーマル→告白しようとしたら遮られた。次の街に行くから別れを告げに来たとのこと。「残念なことに恋の本当の楽しさを知ることができなかった。」「すべては僕の実力不足なんだ。」「君はまだ、恋愛がなんたるかをきちんと理解してないんだよ」
ってはぁあああああああああああああ?!?!?!?ヒロインは立派に貴方に恋していたと思うけど?!?!?!

このゲーム、好感度の累積値によってエンディングだけ変わるタイプのシステムなので、直前まで完全に良い感じになっていたもこういう事態が起こる。

ドリーム→「君は僕のことが好きなんだね?」と直球で聞かれた。ミスティ曰くヒロインはまだ恋を知ることはできていないからまだ架空の彼氏として指南していかなければならない。でもヒロインの気持ちに答えたい。
「そうなると架空の彼氏ち言えなくなってしまう。……困ったものです。」←ここ古泉一樹でしょ。

パーフェクト→ヒロインが告白する。告白の言葉がどのルートの中でも一番良かった。告白し終えたら、「合格!」と言われて四つ目のアメ玉をもらった。これも試験だと思われてる!?とショックを受けるヒロインだったが、「告白を聞いてこんなに胸を高鳴らせている僕は指南する者としては失格だ」といって両想いのハピエン。
ヒロインが最後に「結ばれたら、それで終わりじゃない。努力することは尽きない。」「でも、努力して、今日みたいな幸せが手に入るんなら、どんなことだって頑張っていける!」
と思うところが素晴らしかった。

 


ずっと思っていたのだが、ミスティーーーーーーーーーーーーーーーー!!!って叫びたくなる

 


ツンデレ番長

コッテコテのテンプレツンデレで逆に今時珍しい。一番萌える√。

 

・初のメールが、なんで俺を選んだんだめんどくせえ仕方ねえから付き合ってやるぜ恋愛音痴女
みたいな内容で、これ、ツンデレっていうかただの失礼なヤツ

 

 

・ライバル番長はオトメ番長。かわいい。ツンデレ番長のことをオウジサマと呼んでいる。

 

 

ツンデレ番長があまりにもツンデレにかこつけてバカにしてくるからとうとう不満爆発したヒロイン。そしたら「お前に恋のハウツーを教える義務がある。だからまず腹に抱えてる本音を聞きたかったんだ」って言われた。
でも、別にツンデレ番長がわざと怒らせるようなこと言わなければそもそも腹に何も抱えなかったでしょ

自分を想ってしてくれたということでヒロインはお礼を言ったら今後一切お礼言うなと怒られた。
ツンデレ番長「全国ツンデレ協会の決まりで……、『べ、べつにお前のためじゃないんだからな!』という口上を、言わなきゃならねぇだろうが!」

ここがこのゲームで一番笑った好きなシーンです。


・体育祭、お金持ちのツンデレ番長は全部執事に代行させていてそれが腑に落ちない。次は自分で出てと頼むヒロイン。断られるかと思いきや、要望には応えるって最初に約束しただろ!とちゃんと本人が出て頑張ってくれてGOODキター

 

 

・文化祭の後夜祭でツンデレ喫茶をやることになったヒロインのクラス。
ツンデレ番長「4ツンデレレベルでオーダー入ってるぞ」
ヒロイン「お、お水なんだからね!」

 

 

・後夜祭で休憩してたら飲み物を持ってきてくれたツンデレ番長。
ツンデレ番長「これはミスって余ったのを持ってきただけだ。か、勘違いするなよ!?」
ヒロイン「うん。別に勘違いなんてしてないよ?」
ツンデレ番長「な、なんだと!?人がせっかく、お前の為にと……」

ってツンデレ番長の√は終始こんな感じですごい面白かった。

 


・他のカップルの手作り弁当をうらやましそうに見ていたツンデレ番長にヒロインもお弁当を作ってくるのだが、ツンデレなので「庶民のなんかいらねえ!」と言ってくる。
選択肢でストレートにを選ぶと「本当は食べたいんでしょ、ほら!」とストレート。「ストレートは放るな!」って番長がつっ込んできてうけた。

この√のヒロイン、相手が相手なので他の√よりしっかりちゃっかりしていて、
「これも恋の指南になる」と自らあーんして食べさせようとする。

あとここでオトメ番長がくるんだけど手作り弁当は彼女?彼?にも夢だったらしく、野太い声で「その弁当よこしやがれヒゲ野郎!」って争ってて、なんかこの二人は平和だし二人ともいい人だしいいな~と思うのであった。

 


・七夕、願いを聞かれて「王子様に会いたい」といったところ、全国ツンデレ協会の決まりで七夕は年に一度のデレDAYらしく、姫扱いしてもらうことに。
プライベートビーチに連れてきてくれた時にツンデレ番長が言い放った
「この辺りの海域は、俺のものだからな」

というセリフが頭から離れない。

 


・新年と同時にツンデレ番長が来て、ヘリで初日の出をみるというお金持ちキャラらしいイベント。

 

 

・バレンタインのエピソードはどのキャラも前半はセクシーで書いたように共通で、毎回ヒロインはチョコを用意できずごめんね……といったシーンが入るのだが、ツンデレ番長だけはこちらがチョコの話を切り出す前にチョコをねだってきて可愛いなってなった。

 

 

・2月後半、ツンデレ番長はもはやデレデレ番長』『ツンデレ番長はもうツンじゃない』『ツンデレ番長 番長降格大ピンチ!?』等の記事が新聞部から出回り、騒動のせいで姿を現せないツンデレ番長……逢えなくて悲しんでいるとそれを見かねたオトメ番長がわざとおとりになってくれる。本当にオトメちゃんは最初から最後まで邪魔も特にしないしいい子だった……!

やっとツンデレ番長に会えたヒロインは、素直な気持ちを教えてくれと言われて告白する。他の√では告白は必ずエンディングで行っていたのに急展開である。
それを聞いたツンデレ番長は、全校生徒が集まる中、「デレデレ番長に改名か!?」との質問に

「いいか、テメェの女が素直にかわいくなってんだ。普通デレるだろう!?」「ツンデレと言うからには、デレて当然だ!」と宣言する。
オーディエンス沸いてていいシーンなのに笑える。

でもここは純粋に本当にデレがキュンキュンする屈指の良シーンだと思う。


【エンディング】
ノーマル→あんなに両想いだったのにお別れ。「ほかの女の子の彼氏にもなる予定?」と聞いたら「お前にしたみたいに、ツンツンした後にきちんとデレてやるよ」って返されてなんかすごいショックを受けている自分がいた

ドリーム→何故かツンデレ番長に避けられたまま卒業式。帰ろうとするとオトメちゃんが来てくれた。騒ぐ気になれなくて二次会は断ったと話すと「アタシも誘おうと思ったけどやめておくね。元気になったらまた誘ってもいい?」ってオトメちゃん!!!!!!好きだ!!!!!!
その後ツンデレ番長を見つけて、この一年で学んだことを聞かれたヒロインは「恋に大切なのは素直になること」と答える。
「その答えが聞きたくなかった。答えられたら合格で、もう番長は必要ないから……」と避けていた理由を話してくれるツンデレ番長。
しかし、ヒロインはここで番長に中々好きだから行かないでと言えずにいたので「実行に移せないなら不合格だ。もう一年延長だな!」とまた一緒にいられることに。
ツンデレ番長なんか好きじゃないんだからね!」とヒロインが言った後に「……大好きだバーカ」って優しく言うのは反則だと思う。

パーフェクト→屋上にいるとツンデレ番長がやってくる。ヒロインは屋上が好きだと話すのだがその理由が屋上は空を遮るものがないからツンデレ番長と行ったヘリとかビーチとか思い出すからという可愛いやつ。

その後、ツンデレ番長にまたプライベートビーチに連れていかれ、告白される。
告白後がもうデレデレでお幸せにという感じ。

 

 

あと全体的な感想として、


・選択肢の振れ幅がすごい。

例:眠れなかったというツンデレ番長にワケを聞いたらお前の夢を見たからだと言われた後の選択肢

 □私も…

 □フーン


・can see clearly nowに似てるBGMがある。
・攻略中、今いる場所が画面上に出る仕様で、背景が空だと空にいるわけじゃないのに「場所:空」ってなってるのおかしくない???

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・恋愛経験値問題を散々出されたけど、そもそも恋愛に正解ってあるの???
・モブの声をライバル番長たちの中の人があてているので面白い。
皆、ハッピーエンドでも本名を教えてくれない

 

などがある。

この作品は恋愛とは何かを色々な視点から教えてくれるので恋愛初心者にはいいのではないだろうか。恋愛経験値問題も、普通に恋愛のイロハ的な感じで参考にできると思う。私はすでに500人以上と付き合った恋愛女番長なのでそういった部分で特に新しく得るものはなかったが、


・ヒロインには順応力が大切。

・付き合ってから好きになればいいよみたいな台詞とかあるけど、付き合っても好きになれないの物凄い苦行だからやっぱ好きな人と付き合った方がいい

 

ということを学んだ気がする。

 

 

これは個人的に出てくると嬉しいヒロインの部屋シリーズ。

うーん。あの私服も納得の部屋。

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暗闇の果てで君を待っていたのは結局誰なのか

「暗闇の果てで君を待つ」

ずっとやりたかったタイトルなのだが、我が3DSはテニスの王子様ドキドキサバイバルをプレイしていたある日壊れ、下画面の色がおかしくなり皆肌の色が緑がかって見える宇宙人状態になっていた為プレイを断念していた。

 

なんとか新たな3DSを手に入れ、プレイを始めた私を待っていたのは良作サスペンス乙女ゲームだったーー

www.youtube.com

 

なんとこの作品、ちょうど8年前のもの。2010年くらいを境にすると大体それ以前の乙女ゲーは物凄い良作かヤバイやつっていう認識があるのだがこれはとても面白かった。

 

シナリオは犬童まゆさんという方。調べたら我が推しゲーのマスケティアにも関わっているらしい。良シナリオをありがとうございます。

 

ざっくりしたシナリオは、林間学校に来ているヒロインはバスでキャンプ地に戻る途中で事故にあってしまい、意識を取り戻すと見知らぬ廃校にとじこめられていた!この事態を仕組んだのは怪しげな『仮面の男』なる殺人者、しかもこの中に内通者がいる……?!同じくバスにのっていたイケメンたちと協力してここから脱出だ!!

みたいな話である。

 

このゲームの最初、狭く暗い部屋でパソコンに向かっている謎の影のスチルに合わせてテレビからニュースが流れているのだが、その内容が「廃校で男女8人の死体が発見された」というもの。

次々と挙げられる名前はこのゲームの攻略対象たちである。初っ端から不穏な雰囲気でワクワクが止まらない。最後に挙げられた名前でヒロインの名前入力をすると場面は変わり、ヒロインが目を覚ます。どうやら彼女が見ていた悪夢だったらしい。本当にただの夢かな?^^

 

なんやかんやでイケメンたちのキャラ紹介的イベントが入り、例のバスに乗り込むことに。

登場人物は

葵水央(cv高橋広樹) イケメン生徒会長で真面目、葵財閥の次期跡取り

桜葉克己(cv岩田光央) 昔の幼馴染。写真好きのパン屋

秋山朋(cv阪口周平) テニス上手い人。ガタイが良い。

穂波陽介(cv斎賀みつき) テニス上手い人2.かわいい顔の金髪ハーフ。生意気

風野太郎(cv藤原祐規) 一人だけ他校の人。胡散臭い。

高坂貴彦(cv成田剣) 先生。見た目がときメモGSヒムロッチを思い起こさせる。

 

である。正直、この時点で高坂が怪しすぎる。

 

バスの運転はもう一人の先生、神子元先生(cv川田紳司)なのだがおっとりしていて癒される。最初こんな声優豪華なんだから隠し攻略キャラでしょ!と思っていたら隠しではなかった。残念。

話に戻ると、バスを運転していると神子元先生に向かって物凄い光が浴びせられペーパードライバーの先生は当然運転ミスる。助手席の高坂先生が助けようとするも時すでに遅し、バスは事故ってしまう。

 

そして目を覚ますと件の廃校のとある教室に閉じ込められちゃっているのだ。ヒロインと一緒に閉じ込められたのは桜葉くんと神子元先生。落ちていた脅迫状に出てったら殺す的なことが書かれているが、脱出するためにはここにいられないと探索しに行ってくれる神子元先生。完全な死亡フラグだ。

 

案の定、神子元先生は死ぬ。神子元先生の殺害がチュートリアルなのだ。つらい。

 

探索を進めると他のキャラたちに出会えるのだが、テニスの二人もなんか微妙にギスギスしてるし、会長と風野は完全に嫌な雰囲気が流れている。あと、高坂だけ発見時に何故かロープで巻かれ猿轡をしている。

他のみんなは普通なのにこんなに厳重に拘束されている高坂先生ーー怪しすぎる。

あとここら辺で、まだ入ってないのにそこが視聴覚室だと断定して話す葵会長に疑心度上がりまくり↑↑

しかも、さっきバールのような物を拾ったし最悪これで犯人殴り殺せばおk!と思った矢先に、窓ガラスをバールで割ってそのままバール外に投げ捨てちゃう会長。なんで。

 

 

その後、教室で見るも無惨な神子元先生の死体が発見される。

更には犯人からの放送が入りなんかこの状況の説明とか理由を言ってくれるが忘れた。とりあえず皆を七つの大罪に当てはめ、抱えている心の闇的なものを言い刺激していくのだが、高坂の大罪が「色欲」で無駄に興奮したことは完璧に記憶している。

 

そしてここからはパートナー、つまり落としたい男を選択して探索を進めていくことになる。
初回、一番犯人じゃなさそうな桜葉を選択。(犯人と名乗る女性が桜葉の失踪したお姉さんの声にソックリというか本人?で、桜葉はとてつもなくショック受けているのだ。こんな優しくて幼馴染でしかもパン屋の男が犯人なわけない!!!!)

 

早速探索を開始!アイテム拾ったり使ったり、会話からヒント得たりと脱出ゲームみたいでとても面白い!!夢中になっていてスキンシップ取れるの失念していた。
あとこのゲームバッドエンドが多い。シャンデリアを探索するときにトイレで入手するゴム手袋を嵌めないと感電死する。なんだこのゲームおもしろっ!

 

謎を解いてシャッターを上げると先に進めるように。
ここでまた謎の女の声が放送されるのだが、会長は焦ったように先走って奥に行ってしまう。
保健室と職員室のあたりから声が聞こえたみたいだから確かめようとして~みたいなことを言っているのだが、やっぱり視聴覚室の時と言い何か知ってるな?!と思ったらさすがに他の皆も怪しみだして、当然「なんでここのこと知ってるんだオマエ!!」となる。
会長「実はここにきたことがあるんだ黙っててすまない。」

 

ここから空気は最悪だ。会長が怪しすぎるからと鍵のかかる部屋に監禁する流れに。
私も最初怪しいと思ったけど!!でもここまで怪しいと逆に怪しくないしなんか会長可哀想だからやめたげてよお!!という願いも虚しく監禁は固定シナリオだった。

 


そして探索開始。
ここで新たな人物が登場。おっさんである。このおっさんは、非攻略だ。
おっさんは撃たれているらしく、最初は我々を疑うが疑念を晴らすと協力してくれる。いいやつだ。と、この時までは思っていた。


探索を進め、おっさんの協力も仰ぎ、会長の手も必要だから監禁を解き、全員で協力して仕掛けを解いていると、
高坂が死ぬ。

完全密室だが、発見者の会長曰く「人は2ℓの血が流れると死ぬというがあれは2ℓ超えてるから死んでる」のだそうだ。ヒロインもこの時会長の態度を怪しんでいたが、本当に怪しすぎる。怪しすぎて怪しくないでもやっぱ怪しい男、高坂――


次は俺たちがターゲットだ!!と怯えていると案の定イケメンたちがターゲットに。
一人ずつ死の罠にかけられるのだが、これを犯人が地道にシコシコやったと思うと少しだけ笑える。

ここでの罠は全ルート共通で、
桜葉くんは巨大歯車の間に頭が挟まれてて時間になると首がーー!!
穂波は冷凍庫に閉じ込められ
秋山はガスが充満していく部屋に足かせで繋がれ
風野は時限式のアイアンメイデンに入れられ
葵会長は浅い水の中で溺れかけている。

 

ここでパートナーと協力し、全員を助けられるかが重要らしい。

ちなみに一周目、攻略を見ずに進めたら全員助けられたものの何か足りなかったらしくノーマルエンドに。

 


ここまでの犯人予想や疑念は
・まず神子元がバス運転してたし最初に退場したから怪しい。死体もちゃんと調べてないからミステリ的には生きてて犯人もありえる
・高坂は密室の中で死んだことになっているが、死体を確認できていないから怪しい。
・葵は犯人ではないとほぼ断言できるが挙動不審だから何かある
・やはり桜葉くんは真っ白。別の√でも彼だけは死なせないようにしたい

といった感じ。


ここからは攻略に沿ってトゥルーを進める。


秋山√

彼も言動からして犯人ではないっぽい。
序盤、穂波と険悪な雰囲気になる展開があるが、正直どっちも悪い。
普段から人をからかうような態度の穂波を、秋山は心の中で不満に思っていた。そんな中、探索で虫の死骸を発見してそれを隠さず穂波に見せてしまい、虫が苦手な穂波は激怒。
2人とも悪いとは思っているけどすれ違ってみたいな展開。「いつも秋山をからかってるくせに」と思わないでもないが秋山もここら辺で結構無神経なので何とも言えない。
一応その後にお互いが普段思ってること話し合って仲直りはしてくれた。

尚、秋山√で穂波を、穂波√で秋山を救出失敗するととても後味が悪い。


穂波と話すうちに、穂波が何か隠していることに気づく。
隠していた事とは、おっさんが職員室で倒れていたのだがその際点滴をしており、まるで毒薬のようだがそれは解毒剤で、良かれと思って点滴を抜いて他人に殺させるのが目的。という犯人の罠なのだが、穂波はその点滴が解毒剤と知りつつ最初に抜いたのだという。
そんなことをしてしまったのは、おっさんが穂波の父親の悪事を追ってここに来て巻き込まれた記者であり、穂波としては父親は恨んでいるが自分の居場所がなくなるのは困るからばらされたくないという事情だった。
穂波はその後良心から点滴を戻すが、それを風野にみられてしまい脅されているのだ。

もうこの時点で風野への好感度がダダ下がりだった。絶対に許さない。
でもハッピーエンドだから普通に穂波の知恵と秋山の頑張りで解決する。良かった。


あと語るべき点は
・ロッカー?を秋山君が探索するときにぶつけてしまうのだが、その時のSEがゴスッ!ドカッ!!みたいな音で、立ち絵も胸を押さえて苦しそうにしてるから超絶ビビった。ロッカー内に犯人がいて殴られたのかと思った
・好感度上がる方の選択肢を選ぶと照れ顔が見れるのだが、その顔がなんともいえない微妙な顔なのだ。いやらしいというか性的な笑みで見ていて少し不安になる。彼自身はエロのエの字もない人で逆に物足りないが。

というところか。

1周目にやるべき√だなという感想。真相に遠いというか。普通に秋山くんは良い人だね!って感じ

 

穂波√

こういう生意気な童顔キャラは性癖外なんだけど斎賀さんのボイスが素晴らしいね。
選択肢で「プライド高いね」みたいな方選んだら好感度上がるのがなんか面白かった。

秋山√で彼は色々つっかかってきたので「あの時のこと忘れてないわよ…」みたいな気持ちでいたのだが、彼が虫を嫌う理由で……一気に……

虫嫌いの理由は、穂波くんは祖父母に育ててもらったのだが、そのお祖母さんが死んでしまった時に発見までに時間が経っていてその死体に虫がたかっていたのを見てしまったから という重い理由
さらには、「穂波くんは遺伝子学の権威の父親を持つがその父親遺伝子操作されて生まれた上に望み通りにならなかったから厄介払いされた」
という激重設定。
どこぞのヤンデレ双子を思い出す。


攻略し終えて、高坂は死んだはずなのに(密室ではなくその後また死体が別の部屋で発見され遺書もでてくる)、仮面の男が出てきて襲われたおっさんは除外だし最後助かった時に生きて出るみんなの感じから皆は除外だし仮面の男はいったい誰なんだ?!?!となった。

 

穂波の感想としては、踏み込まれるのが嫌がって線を引くのに自分から遠ざかられるのは嫌という矛盾を抱えてる、人の感情が上手くわからない子。穂波君自信が自分は遺伝子操作されてるから他人が分からないんだって自虐してるのが泣ける。
自分のことは語らないくせに自分のことを分かってくれなんて傲慢だった。王子様を待つお姫様じゃないんだから
っていうところは成長したなーって感動する。

あとおっさんに苛立ちが募る。他の√ではよく思えた人物が見方を変えると悪者に思えるっていう構図は他の√でもあるのだが、とてもよくできていて今作の魅力の一つだと思う。

一番好きなシーンは、
探索中にテラスから月を見て綺麗と呟くヒロインに、日本人は瞳が茶色や黒系だから(月が)セロファンを通したように黄色に見えて西洋人は青色だから月が青く見える という蘊蓄を披露してくれるのだが、それに対してヒロインが「でも綺麗と思う気持ちは同じだよ」というのところ。ヒロインだなー。

 

 

風野√
秋山√でコイツの本性を知ってしまったので好感度マイナスからのスタート。そもそも私は他人見下してたりひねくれてるキャラが苦手なので心が死んでいた。妹が病弱で手術費が必要とか言われても、ね……
喪女の心を閉ざすは忍足より閉ざしてるんやで。


さっそく会長に対して、「真っ直ぐさや世界が善いものだと信じてるのがムカつく。不条理を知らない。」とキレる風野
ハアアア??と風野にキレる私。
そこで会長が、そういう意味で僕を嫌っているのなら軽蔑する的なこと言ってくれて惚れる。
「僕の価値観を見下げたうえで踏みつけにしてやるというのは傲慢」って言ってくれるのがとても良い。


あと、善意の貯金箱をみてこういうの大嫌いって風野が言うシーンがもう…無理で…こういうのに募金する奴は自分じゃなくてよかった、とか自分の欲を満たすために募金してるんだ というのだがどんな形であれそれに助けられている人もいると思うし、妹が死にかかっててもそれ貫き通すのか?と思ってしまう。偽善でもなんでも行動して良い結果残した方がいいと思うのだがこればかりは人間分かり合えないから仕方ないね。

でも風野は頭の回転速いところがいい。高坂が視聴覚室で死んでるシーン後に、死んでないだろって会長に言う。

でもやっぱり風野に肩入れできないというか。風野の父親が葵グループの下請けで働いてたけどクビにされて~みたいなの、会長を責めるのお門違いだと思うしそれでも謝ってくれた会長に「お前が謝っても無意味」みたいなこと言っちゃうあたりがイヤーーーーーーもうつらい。人は分かり合えない。

ここで良いのはヒロインがしっかりしてるから、風野をちゃんと叱ったり意見してくれるんだよ、、、
やはりヒロインが良いといろいろ楽しめるからいい。


CG回収のために救出シーンで本当にたまたま葵会長を風野√で殺してしまったのだけれど、死んだ会長をみて「会長を使って俺と妹の人生やり直す計画がパーになった!」って風野がキレる。
ハ???????????????ってなるでしょ。

もう心を閉ざしすぎて風野にヒロインをあげたくないという気持ちまで生まれる。風野にもいろいろ事情があるのは分かるのだが如何せん会長の方が可哀そうになって無理なのだ。

あと高坂が犯人だったとここで確実に分かるのだが、「な、ナンダッテー!高坂が快楽殺人者ダッタノカー!(棒」状態だ。

紆余曲折を経てトゥルーエンド。会長は高坂の悪事をもみ消そうとしていたのだが風野がそれをこっそりネット配信していたので失敗に終わり警察に。風野は脅迫で警察につかまる。
ヒロインに止められたから会長を強請って金を手に入れることはできなくなったけど、葵グループの株売買で大金を得るという……
高級時計をプレゼントしてくれるのだがその理由が「換金しやすいから」ってオマエ分かってないな!!!!!!!って思ったらヒロインが
「好意でやったことにお金を払われると哀しくなる」といってくれて、本当にヒロインいいキャラだ。


以前の自分は恥ずかしかったと言えるところ、風野成長したなー
以前は、働かない親に難病の妹のために頑張る特別な俺 とか 世の中のリアルを知っていて賢くて生活力あって超スゴイ とか思ってたんだと。とんでもねーですな。

この事件が無かったらと思うと……

風野好きになれたなって思ったところに最後のスチル……うん。なんでもない!
ヒロインの良さが際立つルートだった。

 

 

葵√


会長!!怪しいと思いつつも信じてたのに風野√であんな!!!!でも会長自身はとてもいい人だと分かってるから……

という感じでのスタート。信じられそうだから と選択したら
なるべく多くの人が幸せになれるような選択をすることになれているから君個人を切り捨てた方がいい時は躊躇わない

ってどこのアサシンだ

 

印象に残ったシーンは
・会長は風野につっかかられても冷静に対処してるなと今まで思っていたのだが、ヒロイン曰く会長は風野の言葉を日本語として理解していてもこころまではなぞろうとしいない らしくアアアーーー

・レールの上を歩くだけの人生なんて嫌だ!というキャラが世の中に溢れる中、会長は
「努力すれば障害なく前に進める。これ以上を望むのは贅沢すぎだ、慎むべきだ」

と言うのだ。あまりにできた人間すぎて好感度振り切れる。ヒロインからすると会長は○○すべきだという話し方が多くて捉われているように見えるという。

・なりたい職業はないがお笑い芸人はすごいと思っている会長。ネタを考えたりするのか聞いたときの返し↓

重い荷物を運ぶときに手をかざしてフゥゥウウと気を込めて言い「あ、軽くなった!気ってすばらしい!これが本当の気功師の貴公子」
そして止まるBGM

こういうギャグに弱いので死んだ。

などなど。


この後の探索は会長が監禁されるので高坂と回ったのだが、高坂と葵が親戚だと本人たちからも告げられる。以前の√にもヒントはあったけれど。
ここで高坂に親戚だということは秘密にするように言われるが食い下がって「先生なのに嘘をすすめるんですか?」を選択したところ
後ろから刺された。

やっぱり他に犯人がいるんじゃないか!!!!!

高坂が確実に犯人だと思っていたのでワケワカメだ。
ところでバッドになると、宇宙空間のようなところでパソコンをいじっている神子元先生のスチルが出てきてバッド解説してくれるのだが、その後に豆知識まで披露してくれるのだ。
その豆知識がここでは「葵はプールに入らないから彼は水をかけられると溶けて死ぬ水溶性、実はしっぽがある、金属製のロボットなどの噂が学校で流れているが出どころは高坂先生」というものなのだ。
頭が混乱するから今ここでその豆知識はやめてくれ。


気を取り直し選択肢でバッド回避。その後また会長に会いに行くと、優雅にティータイムしていた。
この人が死んでる状況下で、しかも自分が疑われて監禁されているのにティータイム。恐れ入る。さすが財閥の御曹司は格が違う。

実はこのシーンは割と重要で、この時に会長が「紅茶の淹れ方だけでなくいろいろなことを高坂から教わった。小さいころから自分にとってのヒーローだ」と語ってくれるのだがもうつらさしかない。こんなに純粋な会長の期待を裏切っているんだぞ高坂!!!!!!
ちなみに会長は水が苦手なのだが、
「小さいころ何度も溺れかけてそのたびに高坂おじにたすけられていたんだ」
と語られたとき悲しすぎてどうにかなりそうだった。
会長、それぜttttttttttったい高坂がわざと沈めてるで。

 

会長√だと、会長から高坂の死体は偽装だと教えてもらえる。でもこの後風野にはバレてた。さらに風野の恐喝にも乗る。
√で大きく展開が違うと楽しい。

救出シナリオに突入して、風野も助けるわけなのだが会長なんかに助けられたくないとごねる風野。
置いていきたいがトゥルーのためには全員生存が条件なのだ。
ここで会長はあんなに風野にいろいろ言われたのに助ける道を選ぶ。こういうところが好きだ。


全ルート、救出シナリオは全員助けた後に何者かに気絶させられてパートナーが死の罠にかかった状況で目を覚ましヒロインが一人で罠を解く展開となっている。

ここでも目が覚めると会長が死の罠、つまり中庭の浅い池みたいなところで溺れているのだが、
一度ここで会長を殺してしまうという痛恨のミス。

なんと今回は助ける手順が今までと違うのだ。
正直このゲームは脱出に関わる仕掛けのギミックや救出シーンは完全に金太郎というか共通だ。(話自体も流れは同じなのだがパートナーが違うと見方や台詞も異なるので気にならない)

攻略は選択肢だけみていたので、溺れてもがく先輩を見守ることしかできなかった。

再挑戦して救出すると、

授乳スチルきたーーーーー!!授乳スチルについては前のダカーポの記事で語っているので参照。

正確には授乳スチルから少し離れるが文章上はそうなのでカウントだ。

興奮してしまったが会長は泣いているし結構シリアスなシーンである。なんといっても会長の水嫌いを知っているのは高坂だけなのだ。
会長は信じたくないだろうがもう完全に高坂が犯人だ。可哀想にもほどがある。しかしヒロインがいてくれるおかげで真実に向き合える会長。乙女ゲームっぽい展開だ。


最後に教会で高坂との対峙場面。高坂には双子の弟がいて発見されたのは弟だと語られ「え?」となる私を無視して「双子が生まれれば一人は闇に返すという闇のおきてが~」とか会長も言い出して、それはズリィよ。

あとやっぱり水のトラウマ植え付けてたのは高坂だった。会長の名前が水央だから水にしたらしい。


ここでのやり取りで、人を殺す快感がなぜ皆は分からないのか?と昔から不思議だったと高坂が言う。確かに彼はどう考えても異常だが、幼いころから自分のことが理解されないというのは辛いだろうなと、これが今回殺人衝動だったから余計にこじらせておかしくなったのだと思うと何とも言えない。


最後はあらかじめ皆と打ち合わせしていた通りに教会に大量の水を上から流し込む作戦で高坂をしとめる。
高坂が会長を知り尽くしていたように、会長も高坂を知っているからこそ「高坂は会長に物事を教えるのが好き」という性格を活かして質問を続けて時間を稼ぎ、「水が苦手」という会長ならできないと思われるような手段で意表を突いた。

 

晴れて脱出しめでたしめでたし。最後はおでん。
おでん……?ウッ、花宵ロマネ……

良いルートだった。

 


高坂√


ネタバレ:神ルートです


ずっと待ち望んでいた√。
確実に犯人だと分かったし、仮面の男は双子の弟だということも分かっているし、一体この√では救出シーンやそもそもハピエンはどうなるのか?!と期待値が飛びぬけている。
あと、高坂は2周目以降の攻略制限がかかっている。高坂を最初に選んだ人はパートナー断られた時点で察するよなコレ……

無事パートナーになり、先生がいるから怖くないというような選択肢を選ぶ。
「怖いなら、私の袖でも掴んでいなさい」

これを優しく成田さんのお声で言われたらもう、駄目だ。色々とだめだ。

途中桜葉くんと会った時に露骨に嫌そうな顔をされる。桜葉くんは高坂を怪しんでるので幼馴染のヒロインにそんな奴と一緒にいてほしくないのだ。
なんていい子なんだ。そして君の予想通り高坂は犯人だぞ。
高坂が「快楽殺人者はたいてい、そういった罪を犯す人には見えないのです」と言っていて、あああああああ

続けて桜葉くんは最初にいた部屋の鎖で巻かれたキャビが気になっているらしいのだが(このキャビは何故か開かないし今までも開ける機会なかった)、高坂はきっと中身はガラクタですよと言うので怪しすぎる。


会長との会話では、バスから皆を運ぶのに男2人は必要だし、放送は女性の声だから3人犯人がいると見ているそうだ。鋭い!と感心していたがその直後に「バスに乗っていた我々の中には犯人はいないと思う」と言い出してずっこけた。

どう考えても怪しいだろ!!!ここにいる高坂とか!!!

あとここにきて私はまだ神子元先生を真犯人とかで疑っている。


桜葉くんのお姉さんの失踪事件の切り抜きを見つけるシーンで高坂の両親も死んでいると知るヒロイン。「すみません…」って申し訳なさそうなヒロインに心が痛む。ヒロインちゃん!!!!両親殺したの、高坂だよーーー!!!高坂が言ってたよーーーーーーーーーー!!!!
先生がいなくなったら寂しいですと言って好感度を上げておく。
「私もあなたがいなくなったら寂しいと思うでしょうね」
アーーーーーーこの感じ、ね……


あとインパクトあったのは

・スキンシップで手をタッチしたら「手を貸しなさい。他の人に見咎められないよう白衣のポケットの中でなら繋いであげられますから」
 こんなん萌えるわ

・ビーカー入手した際に手を怪我するヒロイン。出血したヒロインを見たときの驚いた声が心なしかエロい。というか興奮してるっぽい

・圧迫止血法ですといって強くゆびを握ってくる高坂。嫌な予感しかしない。
 高坂「どんな病原菌がいるか分かりません。消毒薬はないですから代わりに……」
 ヒロイン「(えっ…、ちょ…ええええ――!?!?)」
 指ペロペロスチル

・秋山との会話で穂波くんを信じてるんだねって言ったら照れたんですけど、お前、それヒロインに照れてた時と同じ反応、


とか。


通常高坂の偽装したいが見つかる前の探索シーンで、突如今までにないイベントが始まる。

高坂に図書室に呼び出されたのだ。ここから、犯人は誰だと思う?みたいな面談が始まるのだが、ここで高坂以外を指名するとバッドエンドになる。
ヒロインに気付いてほしかったのかもしれないみたいなことを言いつつ失望している感じの高坂が、貴女を殺せば心の中に起った波も鎮まるだろうと言った瞬間に後ろから仮面の男に刺されて死んだ。

こういう特殊バッドみたいなのとても良い。
あとここの台詞で高坂がヒロインを特別に感じ始めているのが分かるのも良い。


ロードして再開。今度こそ高坂が犯人だと言い当てる。首絞めスチルまである。
でもここで犯人だと言い当ててどうなるの?殺されるの?それとも高坂が改心するのか?と思っていたらなんと
ヒロインが高坂の力になると言い出す予想外の展開。

そりゃ高坂もビックリするわ。
私も数々の乙女ゲームをやってきたけど普通の女子高生が好きな人が殺人犯だからって手伝う!と言い出したヒロインには初めて出会った。


正直これだけでもうプレイした価値がある。

 

ここからがさらに神展開。
弟に疑念を抱いている先生は弟と対峙することに専念するらしく「あなたは他の全員を殺し、この校舎に残る、最後の生存者となりなさい」とか言われる。


いやいやいや無理でしょ無理だよねヒロインちゃん?と思っていたらヒロインちゃんもさすがに「無理です…」と断る。
だよね殺したくないよねーと安堵したのもつかの間、女一人では無理だなどと言い出す始末。
用意してある罠に一人ずつ嵌めれば大丈夫ですよとか高坂がなんか言っているが頭に入らない。

一体どうしちゃったんだヒロイン。

恋ってすごい。喪女には分からないよ……

 

いつもなら救出に走り回っているこのパート、ヒロインは確実に一人ずつ殺すため、高坂の為に、愛に奔走する――


最初は桜葉くん。救出必須アイテムの火ばさみを処分しようとすると邪魔が入る。なるほど、今回はそういう感じなのか。上手くだまして救出を妨げるのか。
ここで間違えると救出成功するけどバッドに。

泣く泣く生存アイテムを処分していく。
しかも一番最初が桜葉くんなのキツイよ…

火ばさみ捨てるシーンで桜葉くんとの回想シーン流すのやめろ……キtttッツイ演出。演出としては最高だけど。

次は穂波。冷凍庫の電源コード切れる包丁をしまっちゃうよー!しまっちゃうよー!!しまっちゃうよー!!!
冷凍庫の中から穂波が見ててめちゃくちゃ扉たたいてくるの耐えられない。助けに来た秋山に「アイスピックで扉の氷をがんばって削ろう!」みたいにしらじらしく言えるヒロイン。
一応悲しんではいるみたいだ。

秋山は、探索する部屋を一回でも間違えると救出されてしまうので迅速に殺す。理科室に行き塩酸をシンクにシューーーート!!!
倉庫に戻るとガスが充満して秋山は死んでいた。
悲しみつつも「謝るのは一番しちゃいけない。あと二人だ」とか言い出すヒロイン。もう感情移入とかそういうのわかんない。


会長は池のそばの石像をなくすのが勝利条件なのだが、この石像は穂波、秋山、風野、桜葉√では使用することはないものである。会長本人の救出でのみ必要なギミックなので、推奨攻略順にやっていると分かる仕掛けで面白い。
ここでの豆知識は肉刺知識で、オリーブオイルを肉刺に塗るといい という内容だった。一つ賢くなったありがとう神子元先生。


最後は風野。油断ならない相手だ。最後のターゲットとしては色々な意味で申し分ない。

ここで協力して脱出しよう!を選ぶと「お互いにお互いを内通者だと疑っているはずの状況なのに俺に協力もちかけるのは俺が内通者じゃないと分かってるからだ」といって捕まるバッド。

ここは女は皆女優なのよ、ってことで演技する。騙される風野。背後に現れる高坂。
風野くんは妹が作ってくれたペンダントで絞殺されてしまった。このペンダントが救出で役に立つシーンもあったのに、残酷すぎるしこれ考えた人すごい。


全員殺して、頑張った!と先生に抱き着くヒロイン。優しく抱きとめる先生。
こういう狂った二人みたいな、メリバ臭のする話大好物だから楽しくて仕方ない。

弟と決着をつけに行った先生を追って教会に行くヒロイン。しかし双子の弟、高坂秀彦に捕まってしまう。

高坂弟に掴まり、首にナイフをあてられたヒロイン
「彼に殺されるのは…みんなを罠に嵌め、殺してきた私には、相応の最後だと思う。こういう報いを受けるのも仕方ないと思う。でもせめて…先生の心に触れてから死にたい」
「『私』を先生に、刻みこんでしまいたい」


もう、すごいなとしか言いようがない。人ってこんなに変わるものなの?
冒頭の少し食いしん坊な普通の女子高生なヒロインはどこへ消えたの??
台詞の感じとかがとてもいいなーと思わされる。これは好き嫌い別れる√だと思うけど、好きな人はとことん好きだと思う。

 

 

最後、選択肢で私を殺してと弟に言うと特殊エンディングバッドに。
「自分以外の人間のことを考えて死を享受する人間を殺してもつまらない。兄さんではなく私を見ろ」と言われ放り出されたヒロインは気絶してしまう。

そして暗転後――


目隠しをされて行動を制限されているけど先生と暮らせて幸せだ。というヒロインの台詞。画面は真っ暗だ。
事件の重要参考人とされたヒロインを警察は追い続け、ヒロインの家族は謝罪会見している。
最悪の結末だが、幸せだというヒロイン。完全な闇落ち。

そして……動けないヒロインに食事を与えている高坂のスチルが出るのだが、声がもう高坂じゃないんだよ……
高坂の弟を高坂だと信じ切って盲目に幸せだと思っているヒロインとヒロインを手に入れて幸せな高坂秀彦――というバッドエンド。

このエンド、すggggっごく好きです。


高坂先生のトゥルーも勿論よかった。
「私を刺して」と高坂先生に向かって言うと大した自己犠牲だと弟に笑われる。しかし
「あなたに殺されるよりは、先生に殺されたい、それだけです。」
「その方が、先生は私を覚えていてくれるでしょう?私の皮膚を切り裂き、肉を貫いた感触も…熱い血管が断ち切る手応えも…私はあなたじゃなく、先生に捧げたい。そして、先生に…私を殺した痛みを、ずっとずっと覚えていてもらいたいんです!」(原文まま)

高坂弟が「バカな…なぜそこまで」って引いてるけど本当だよ!快楽殺人者に引かれてるよ!!!

耳元で何かが言葉を発してるけれど…私はもう、高坂先生以外の存在を知覚してはいなかった。ただ視界を高坂先生で一杯にしたくて。祈る人のようにただ、彼を見つめる。
(原文まま)


本当にこのシナリオもそうだけど台詞を考えた人は天才か??


高坂先生は弟を刺すのだが、双子の兄を殺して半端な自分に吸収して完全になりたかった弟とは違い、高坂先生はずっと自分を殺したくて、自分が殺されるところをみたくて仕方なかったという話……

 

この後のCGも本当に最高なのだが、
いつか先生に殺される時が来るかもしれないけど その瞬間だけは彼は私を見るはずだ。そして私は全てを知るだろう――


ってヒロイン、ほんとうに、どこで狂ったのか。

 

トゥルーは国外逃亡エンド。先生は弟の死体が先生と思われているらしいがヒロインは普通に追われている。

ベッドCGも眼福。先生が話しかけてるのに聞いてなかったヒロイン「…ごめんなさい。あなたの顔を見てて…全然聞いてませんでした。」
ヒロイン、お前どんどん愉快になっていくな……


地図上にない獣道をはっけんしたからそこを通ってまた逃げようという話で、その道はどこに続くのかと聞くと、どこにも。と返される。
「――そうだ。私たちは、どこにもたどり着きはしない。それでも私たちは歩いて行くのだろう。黄泉路にも似た荒涼とした道を彼とふたり肩を並べて」
「何も生みはしない道だけれど、罪深い私は、そこに甘く腐った幸せを感じているのだ。」

 


本当に良√でした。色欲の名にふさわしい退廃的で耽美なエンド

 

 

 

最後
桜葉√


だいたいはもう他の√で分かっているし展開も同じ。彼だけは2周目でもある。
今まで開かなかった鎖巻き付いたキャビ、この√では開くのである。というのもバーナーを入手するのだが、使うために必要なゴーグルは桜葉が身につけているものオンリーなのだ。
キャビの中身は桜葉のお姉さんが殺されたときのビデオ。お姉さんは、命よりも弟が大切だから、弟を犠牲になんてしない!と最後まで抵抗し殺されていた。
放送の声などから、少しでも姉を、自分を想ってくれていた姉を疑ったことを後悔し、失踪しただけで生きていると信じていた姉の殺害場面をみて泣く桜葉くん。

このシーンが一番本当にかわいそうだった。

 

 


お姉さんを殺したのは高坂弟が主犯で、
死ぬ間際に人間は本性を見せて縋ってくるのに桜葉綾子だけは最後までそうしなかった。命より大切なものなどないはずなのに。このままでは負けて悔しいから命がけで守った弟に綾子が犯人だと思わせたかった。綾子が守った弟は守られる価値がなかったと思い知らせたい。という気持ちでこの舞台を用意したという。


最後に教会に火を放った時に、高坂弟は自分が高坂を殺した時のコレクションが燃える!と慌ててコレクションのもとに行って死ぬ。
命よりたいせつなもの自分もあるじゃねーか!!と桜葉は言うが、ヒロインは

「きっと彼は自分の命を実感できてなかったんだよ。だから人を殺す瞬間をみて、命の実感を得ようとしていたのかも。」と。


禁忌とされて隠れて生きてきた秀彦はきっとそうやって歪んだんだろうと思うしヒロインはいいところを掬ってくれる。


桜葉くん自身の感想は、
「今度お前の写真撮らせてくれよ」
「可愛く撮ってくれるならね」
「写真は現実しかうつさねーよ!安心しろよ、かわいく撮れるとおもうからさ」

ってやり取り。

 

 

 

 


あと、私は最初からずっと神子元先生が怪しいと思っていたのだが、言ってしまうと彼は本当にチュートリアル死のためのキャラだった
ただ、CG確認画面でのコメントで、冒頭の狭い部屋の男をタッチすると「この男は何者なんだろうね」というようなコメントが出てくるのだが。宇宙空間でパソコンをいじっているのも神子元……なんかよく分からないが怖い

CGをタッチするとコメントが聞ける。
テラスのCGでの会長「月が照らすテラス」
溺れCGでの会長「坊ちゃんがぼっちゃんとお池に嵌ってさあ大変」

 

 

とにかく面白かった。
双子トリックだけは私がミステリで特に嫌いなトリックなので許せない気持ちはあるが、それ以外は本当によくできているし面白い。
キャストも豪華。
OPも良い。
シナリオも面白く、周回もサクサク。
キャラもいいし、台詞も最高。
バッドも充実。
そしてヒロインが良いのである。

こういうシナリオや、仕掛けに凝った乙女ゲーは貴重。電撃の雑誌で昔何かに選ばれたらしいがそれも納得の充実の一本だった。

このブログの注意書き

このブログは乙女ゲームの感想を好き勝手につぶやくメモ帳である。

或いは、500人以上の男を攻略した乙女ゲクソビッチにはあまりにも記憶力がなく、酷い時には攻略した5分後に男の名前すら忘れるド畜生であるために過去の恋愛の思い出を綴っておこうとした日記帳のようなものでもある。

 

最初に、乙女ゲビッチといえども好き嫌いはある。

自分の好きは他人の嫌い。逆もまた然りではあるが、ありのままの感情をぶつけた結果、他の世界線でその男の恋人である女性を不愉快にさせるかもしれないので先に予防線を張っておく。

 

 

好きな男のタイプは

・兄(実兄、義兄、幼馴染の兄ポジ)

・王子様系(見た目は勿論中身も品がある優しい者が必須条件)

・アンドロイドや人形などの人型人外

・ヒロインにしか救えない重い男

・高貴なお方、貴族

・幼馴染(ずっとヒロインに思いを寄せている且つ重いor自分をヒロインの為に何らかの形で犠牲にしている)

・インテリ眼鏡

・天然真面目すぎて逆に馬鹿な良い人

 

苦手なタイプは

・表はいい顔普通の人を装いつつ裏で周りを見下している表裏系

・人の話をまったく聞かない、周りに迷惑をかけるタイプのヤンデレ

・言葉責めしてくる自称ドS系敬語キャラ。(メガネをかけていると更に悪い。教師や上司ポジだった場合もう救いようがない)

・ひねくれすぎ、厭世家すぎる

 

などである。

あと顔が可愛すぎる、きゃるんとしている、声が高いショタ系も微妙に苦手であるが普通に小学生以下のショタだった場合は好物である。

 

 

最後に、乙女ゲクソビッチと言ったが本当は乙女ゲーをやるたびに新たな人格を生み出しているので正確には攻略した相手には一筋である。少なくとも攻略中は。

あと、夢女でもあるしNLも大好きなので半々の気持ちでやっている。感覚的にはヒロインの精神を乗っ取ってプレイしている。

そのためヒロイン至上主義なわけでもなく、あまりにも考え方が違ったり行動にウッとなった場合は普通にヒロインにも突っ込む。

自己犠牲的なヒロインが大好きではあるが潔くなかったり相手に心配をかけて結果危険にさらすタイプの方は大の苦手だし、強気すぎたり暴力振るう女は本当に嫌いだがナヨナヨシテいてはっきりしないヒロインもプレイしていて不快指数が昇ってしまう。

という面倒な乙女ゲーマーが書いているので閲覧注意。

エーデルブルーメ

再掲。狂ってる。

 

耐え切れずエーデルブルーメの感想を書きたいと衝動に駆られ「私が私であるためにはエーデルブルーメがエーデルブルーメでウワアアアアアアア」となったのだが、いざ書こうとすると何も書けない。
困った。感想がまとまらない。
そして非常にまずいことにフルコンプしたのは昨日だというのに記憶がもうない。

正確には鶏肉のパワーが強すぎて他の記憶が完全に消えてしまった。どこのメアリだ。

普段なら、PやライターやBGMやら細かくメモしつつプレイしそれを己のミジンコ以下の我が海馬のために色々書き残すのだが、エーデルブルーメをプレイしている最中にそんな余裕はなかった。

というわけでかすかな記憶を頼りに感想のようなもの。



ジェラルド様(cv小西克之)

この物語における唯一の癒し。萌え。天使。この作品において信用できる数少ないまともなキャラクターである。
ジェラルド様が出てくるだけで安心するし、ジェラルド様√以外で必ずジェラルド様を振らなければならないシナリオ設定の鬼畜差に思わず異端になりかけた。私は異端ではない私は異端ではない私は

よく分からないがジェラルド様はヒロインであるメアリちゃんを愛してくれていてよく分からないが突然求婚してくる。
ジェラルド様はなんといってもお優しく、メアリが嫌がることは一切しないのである。
しいて言うなら彼の天然さが招いた公開プロポーズがメアリを公開処刑へ追い詰めることになるのだがジェラルド様はこの中で一番いい奴だからこまけーことはいいんだよ!!!!!

エンドはよく分からないが冬眠?するエンドと、エンディングに入ったと思ったらいきなり数十年後になっててメアリが老衰で死ぬロックなエンドの二種類。
老衰エンド自体は私は好きだよ。流れる時間の異なる者同士が結ばれ、不幸が起きずに片方が老衰で死んでそれを看取るとか最高すぎるよ。

だけどエーデルブルーメのすごいところはそれさえもよく分からないところだよ。結ばれてからそのエンド迎えるまで何があったかまっっっっっっっったく分からないよ。でも二人とも幸せそうだからいっか~^^



コンラッド(cv水島大宙
ごめん。記憶がない。本当にごめん。裸のスチルは覚えてる。あと耳飾りを最初スプーンだと勘違いしててスプーン使いのテレキネシストだと本気で思っててごめんなさい。
彼の√は一番なんとかなりそうな設定とかシチュとかだったのになんともならなかった。
プレイしていて「あ~あ~そうだよねこういう展開だよね~」みたいになっても突如道がなくなってるみたいな……ある種こんなに王道を行きやすい設定なのに先が読めなくて面白かったよ
個人的にメアリの部屋での異端との対峙シーンでメアリが異端側についても断罪しないでくれるところ好きでした



ヴィクトル(cv安元洋貴
良い声。そしてツンデレ。良識はあるよ。こいつは本当にいいやつだなってジェラルド様とは別の意味で思った。
幸せになって欲しい。しかし彼のエンドはまっとうな幸福ではない。なぜなんだ。
メアリの幼馴染で、小さいころ三人で出かけた際に起った事件?事故?のせいで狼人間になってしまった心優しきロンリーウルフ。
どうしてこんないい子に村長を殺させるシナリオをハピエンまでに組み込んだのか意味が分からない。
でも違うの!!確かに村のクソ野郎どもを殺そうとしちゃったけど、村長にかんしては村長が悪いの!!あれは不慮の事故!!
だからハピエンで、逃亡しつつも子供生まれてひっそり暮らしてたのにリチャードがきてヴィクトル殺したシーンでは吐き気がウボオオオってなってやばかった。でもそうだよねそれが贖罪…✞ここであえてお約束なハピエンにしないところはイイネ!
ってしんみりしてたらヴィクトルおまえ生きてんのかよ
ごめんなさい。ここで私は考える事をやめました。メアリが幸せならいいよ。


リチャード(cv谷山紀章
ナルシストなフェミニストお坊ちゃまで若干うざい私の萌えを刺激する奴。
最初にプレイしてよかった。ヴィクトルのあとに攻略するのだけはオススメできないですね。
最初森に誘われるシーンで「リチャード!貴方のこと信じてたのに私を殺そうってのね?!メアリは騙せても私は騙されないわよ!!」とか思ってたので土下座したい。彼は他の√でも同じようにメアリを逃がそうとしてくれる良い奴だったのに!!
色々考えるとこの作品の中でリチャードは相当可哀想な人だと思った。
でもエンディングの意味不明さにかけては負けてないよ
旅芸人とか突然村に戻って手のひらクルーで大歓迎とか一番焦った。なんかシナリオ飛ばしちゃったかと思って。
よく分からないです。



バラーシュ(cv諏訪部順一
今作最大の謎
結局彼はなんだったのか?
アルトメイデンてなんだったのか?
輪廻?
運命?


もう……疲れたよ……考えても答えのない問題なんて……虚しい…………
でもバラーシュは可哀想なんだよ。徹頭徹尾彼の√は群を抜いて意味不明でもはやその意味不明さを楽しむ感じになっちゃってたけど彼が可哀想なのだけは私でも分かった!!!

エンディングは二つ。
メアリの血を飲んで運命がなんかよく分かんない感じだけど良い感じになるエンド。
あと、バラーシュが死んだと思ったら意外と生命力あって三日間くらい経ってから死んじゃうエンド。
アレ?もしかしたらこれ同じエンド内の出来事だっけ??本当に昨日のことなのに記憶がないんだけどさすがにもう一回プレイまでは無理なのでどなたか教えてください。

バラーシュ√は彼の可哀想さに母性をくすぐられて楽しむのと、諏訪部ボイスを堪能するのがポイントだと思う。




オーギュスト(cv細谷佳正
私はお前のことを書くためにこのブログ記事を書いたんだよオーギュスト!!!!!!!
本当はたくさん語りたいけど語れることが数点の異常ポイントについてなので手短に。

オーギュストはメアリの幼馴染で先生。メガネで緑髪でビジュアルなら私の好み。声もね。
明らかにメアリを好きなのがもろバレ。最初は「頑張れ!」って応援してた我。
(あと、とにかく細谷さんの演技が最高なのだ。
台詞は一括表示で重要な愛の台詞以外文章読んだらどんどん進めちゃう私だが細谷さんの演技はあまりに素晴らしすぎて飛ばせないことが多かった。)

進めていくといつからおかしくなったのか私もよく分からないけどとにかくオ-ギュストはおかしい
ありていに言えばヤンデレ。正直にいうなら病んでる人。
過去の事件で魂が異端とフュージョンしちゃったんだろうけどそれが表に出てきちゃっておかしくなっていった(……んだよね?!よく分からないけど

とにかく彼はおかしくなっていって殺戮とか始めちゃうし高笑いとかしちゃう。
発言もどんどんよく分からない感じになっていく
「私でないものは私が~」←あまりに意味不明すぎて台詞を思い出せない。
メモしておけばよかった。

でもここのシーンの謎台詞についてはなんとなくこういうことかな~?みたいなのは予測というか考えつつプレイできたんだけどそれでいっぱいいっぱいで終わった今はとにかくよく分からなかったという感想しかでてこない

でも彼の魅力を一番伝えられるのはこの場面ではないのだ。


エンディング、彼が完全に頭がおかしくなってしまってとうとう聖母なメアリちゃんの精神もおかしくなってしまう。
いわゆる廃人状態だ。わたしはこの廃人状態シチュが申し訳ないが大好きなのである。だがしかしここまで萌えない廃人シチュもあるのだと今回初めて学んだ。相手が救いようもなく狂ってる時の廃人シチュはひたすらに胸が苦しいだけだと学べた功績は大きい。
とまあそんな具合でかいがいしくメアリの世話をやく狂ったオーギュストさん。メアリはほぼ廃人ながらも「オーギュストをこのままにしたらヤバイ」と思ったのか徐々に回復する。恒例のよく分からない展開である。なんで回復した。

そしてオーギュストも落ち着きを取り戻していくのだが(よく分からないけど元に戻っていく)、ある日外に出たときにその事件は起きる………………

森から戻らないオーギュストを追いかけたメアリの目の前には小鳥を爪でぶっ刺しているオーギュスト
極めつけはこのセリフ

「ほら、見てごらん?今日は鳥肉が食べられるよ」




私は……言葉を失いました……
「負けた」…………そう、思いました
よく分からない感情で胸がいっぱいになって、
そして
「オーギュストのこと好きだわ」
そう思いました……………………




この感動を味わえただけでもエーデルブルーメをプレイした価値があると思います。
ここ最近慣れない新たな職場での仕事や人間関係でストレスが溜まりまくり、ろくにゲームもできない中貴重な休日を割いてプレイしたのがこの「エーデルブルーメ」。
私は、幸せだなと思いました。会社の中じゃ完全に異端扱いで「私は異端じゃない私は異端じゃない私は異端じゃない」と上司に爪をぶっさしたい気持ちの私ですが、自分の幸福を改めてこの作品に出会って感じられました。


この作品はイラストは素晴らしくBGMも主題歌も至高です。キャラも魅力的ですし、設定だって面白いです。
ただ、この作品を一言でいうならば「よく分からない」に集約されると思います。
今までもよく分からない乙女ゲーはありましたが、一線を画しています。
でも面白かったです。くsゲーなどと言われていますが私は好きです。
何故ならなんかよく分からないけど面白かったから。

紅い砂堕ちる月 のタイトルのカッコよさ

これも再掲だよ。

 

 

赤い砂堕ちる月

PCからVITAへの移植!
面白そうな雰囲気ぷんぷんだったので購入した。
プレイしてたのは3月半ばだがいまさらまとめる。

攻略人数5人+サブ女キャラ1人
OP:赤い砂堕ちる月

永祥は攻略制限あり


ヒロインの性格が選べると聞いて期待値大

細かい感想は↓↓ 攻略キャラというより春霞(しゅんこう)(ヒロイン)のタイプから、誰を落とすか決めた今作。

火→胡白 熱血
水→汪明 クール
風→洛泉 不思議ちゃん(お馬鹿っぽい
光→永祥 優しい
闇→翔狭 暗い
で一週目やろうと決定


汪明(おうめい)

この人は皇帝の息子らしい。玉の輿エンドか。頑張ろう。
私にある裁量権はせいぜい夕飯の献立くらいだ。って幼少の台詞キュート。

「必ず春霞に、他の誰よりもこの私が主としてふさわしいと認めさせる」
って台詞。ヒロインを欲する台詞ってどれもいいよね。たとえそれが能力のことだとしても。
永祥に「きみは一応名家の御令嬢なんだよ」と言われつい興奮した。

敵のところに忍び込んだ時に「寝所をともにしろ」と言われた、と報告した時に汪明がすごい慌てててフフフ……

汪明に惹かれ始めた春霞が「私が符術士だから心配してくれたんですか?」ってつい聞いちゃうんだが直後「忘れてください」って自分の身をわきまえてるの好感度高い

汪明の√ででてくるオウインなる人物、ぜtttったい他の攻略キャラのことだろ。ていうか洛泉だろ!!とこの時点で予想。

この話も結構短い期間で恋に落ちる展開だけど、この場合ヒロインは全然外の世界を知らなかったからあり得るかもなあと特に気になりはしなかった。

汪明√で他に良かったのは取り巻きの女に虐められるところ。何度でもいうが私はこと乙女ゲー内ではクソ女共に虐められるシーンは好きなのである。DCの感想で散々述べたが。ちなみに現実ではそうはいかないし一生根に持っている奴である。
とまあそれは置いておいて、取り巻きクソ女共に「汗臭い」といじめられたときに自ら水を頭からかぶる春霞には惚れるっ!!その後の展開もクソ女どもざまあだったので私はニッコニコである。

あと、汪明にお菓子作るシーンのBGMが完全に3minutesなクッキングのBGMで、こういうの大好きだ。

話が進むにつれどんどん不穏な雰囲気になるが、かつて汪明の母上は悪事に加担してしまっていたそうで、、(もう一人の妃とその息子を追いやろうとした。)それを後悔してるのだが「引き返すことはできないが、立ち止まることはできる」という台詞は良かった。

あと、ハバリっていうヒロインを見守る謎の生命体がいちいち良いキャラしてるし最後泣ける。(ネタバレすると現王様の使い魔的なヤツだった)

悪の化身みたいな汪明の叔父上を倒した後あっさりエンディングでビビった。え、もう終わり?ってなる。でもダラダラしてなくて良い。
結局二人は結婚して「私たちの子が王にふさわしければまたハバリに会えるかも」って終わり。良かった。いい感じ。


小噺が面白い。
水→朝チュンな話

胡白

つづいては胡白!!!と言いたいのだがまさかのログが残っていない。
「そういえば胡白も攻略終わりました」とだけつぶやかれているふぁ●く。なんのための感想呟き機。
あと、胡白は火じゃなくて光で攻略したよ。

残ってるかすかな感想をまとめると
・恋に落ちるのはやっ
・ヒギュウの真実ツラ、、、ていうか何故このヒギュウ関係でBAD作らなかった??
って感じ。


洛泉


本命ぽいなと思ったがまさかの三番目に攻略。永祥は最後じゃなきゃ無理っぽいてことで今回他のキャラもがっちり順番は決めなかった。

洛泉は案の定オウインさんでした。彼もまた汪明の叔父上に復讐したくてしたくてしたくてって感じ。
なんやかんやで洛泉は王位を取り戻し、今までやってた自警団的な組織の奴らを登用して新たな体制を作りつつもいままでの兵士たちもちゃんと雇ったまま汪明も王位は退くけど警備長官的な仕事に就かせて本人も楽しそうHAPPY!みたいな感じ。

ていうか洛泉√は風属性春霞ちゃんが超絶よかった!!!!!!
一気に風属性の虜。もう全員風属性で落としたい。


翔狭

春霞と相性悪い感じかと思いきや春霞が記憶なくす前に出会っていた!!幼馴染!!!
口も態度も悪いけど本当は一番春霞のことをおおおおおおおお!!!

酔った時の反応、最高でした。


永祥

怖い。黒幕かと思ってたら案の定色々裏で、、、
春霞が母親殺されたショックで精神おかしくなりそうだったから記憶を封じてくれていて自分が親代わりになったという話。
でも先生は妖怪で春霞は運命の人で春霞しか恋人は考えられないから春霞に好きになって欲しいけど云々。。
ここらへん良くわからなかった。いや、なんとなく分かるけど分からないみたいな。

最後、記憶は封印といてくれるんだけど、幼いころ出逢って好きだった翔狭のことは意図的に忘れさせようとしてたり、春霞が主をみつけたらその主殺すかもとか言ったりヤンデレ万歳だった。






全体感想
・戦闘システム二回目から飛ばせるの良い!
・文章が出て来ない、家?を背景に日が落ちるシーン(時間経過表してる?)がちょっとイライラするとばしたい!!
・ヒロイン属性変更楽しいけど回収が大変。CGは回収簡単だけど、他の地の文とか台詞とかは結局一人5周しなきゃだから完璧主義者なフルコンプ派にはきついかも。私もCGだけで妥協した。
・おまけの小噺がいい。
・女の子が良かった。いいサブキャラ。サブではないか。
・普通に面白かったしサクサクいける。

 

風属性のヒロインが面白いから見て。

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ダカーポGSをやってください

ダカーポガールズシンフォニー
攻略人数6人
OP:Cherry’s Magic & Love(四之宮兄弟)
ED:各キャラごとの個別ED曲

初見、お兄ちゃんと渓が好きそう。龍之介が多分一番好みから遠い。ということで
航平→龍之介→蒼→稜平→渓→孝明
で攻略することに。好きそうなキャラの順序的に、265431ってやるのが常だが、今回は21を最後に残した。

まず、ヒロインの名前変更不可という夢女子に厳しいシステム!!!
別に今回は我輩的には困らないが、(時折自分とあまりに(悪い意味で)合わないヒロインがいると、これ以上ヒロインを憎まないですむようにデフォ名を変更したり、あるいはものすごく夢気分のときは夢用ネームを使うので)
2000年代に作られたにしては随分尖ったシステムである。
プレイヤーは全員、古城史桜になるしかない。余談だがキャラ達に「しおーー!」と呼ばれるたびに塩が頭をよぎって仕方がなかった。

OP曲はものすごく良い。本当に良い。実はゲームを買ったのもOP曲に惹かれたからであったりする。

冒頭、幼少期にヒロインが仲良くしていた男の子が出てくるのだが、「どう考えても稜平だろう」とときメモGS脳が叫ぶ。
早速CV平川のお兄ちゃん(現時点最推し)の心地よい授業から始まり、一週目は航平という自分ルールをさっそく破りたくなる。
なんやかんやで四之宮兄弟が引っ越してくるのだが、ヒロインには不思議な力があるっぽい。
乙女ゲーのヒロインあるあるである。

とりあえず
・家でカレー作って焦がすお兄ちゃん最高
・主人公パンツ見られて怒った(←個人的乙女ゲーヒロインの地雷行為その1である)
・購買で買えずにモタモタしてると颯爽と現れて代わりに買ってくれる稜平……//(航平狙いなのに既に稜平への想いが募る)
・お兄ちゃん、国民的アイドルの顔の見分けつかなくて「クローン集団」とか言い始める
・お兄ちゃんが過保護!!

という感想ツイートが並んでいる。(このブログは殆どが実況ツイを後からまとめているのだ)
どれだけお兄ちゃんが好きなんだ私は。
あとCV平川のお兄ちゃんキャラって大体過保護で最高だ。もっと増えろ。

個別に感想


四之宮航平
その甘い見た目から「甘いもの好きそう」「詩集読んでそう」と思われているが実際は塩辛とか時代小説が好きなんだ!という彼。
あるある設定だ。
航平√なので航平と話すのだが、会話内容が双子の片割れ稜平のことばかり!!
「航平くんのこと話してよ」とヒロイン。「女の子は普段は稜平のことを聞きたがるから」
あるあるーーーー!!双子あるある設定だーー!!!そして自分のこと知りたがるヒロインに惚れるあるあるな展開!!

出逢って数日でデートのようなものにヒロインを誘い、「君って本当に可愛い。お嫁さんにしたい」とかいう航平は確実にヤバイ。
しかも、航平に告白しようとしてる女子がいると知ってモヤモヤするヒロイン。。だから早いって。会って数日だし展開も早い!
ほのぼの恋愛系なだけに素早い展開についていけない乙女ゲーババア。

ヒロインのことが好きなのに気づいてもらえず、告白も受け入れてもらえないとウジウジするが、
「普段運動苦手でバスケも後ろの方で動かないけどそんなんじゃ好きになってもらえないよね!球技大会でバスケに参加して3点入れたら告白するよ!!」と謎の理論を提示した挙句宣誓までされる。
それ、告白する本人の前で言わない方がかっこいいよ!!!!!!

しかも本番まさかのゴール決まらない!!!!!!
この急な現実感溢れる展開には拍手を送った。実にいい。
しかもこの後の展開でヒロインが「初めから条件とか権利とか資格とか、そんなこと言う方がおかしかったんだよ。」と鬼発言。
いや、私の言いたいこと言ってくれてありがとう。ヒロインへの好感度が上がった瞬間だった。
まあその後に「航平くんはどんな航平くんでも、航平君だもん」っていうちゃんとヒロインっぽい台詞入るんですけど。

身近にいつも比較される対象がいると自分への評価が厳しくなるって話だったが、なるほど。面白い。
そして最後に三人でデートに行くシーンなんですけど、そこは二人で行けよっ!!!ってなって終了。

双子属性が正直皆無だったのとキャラ属性的にヒットするものがなかったので航平くんは普通に終了。
あっ、なんか桜の不思議な力で稜平みたいになるシーンとかそういえばあったな。しかしヒロインの謎の能力もあまり話に絡まず終わってウーーーーン。


龍之介
「こいつ絶対犬だろ」という疑念と言う名の確信を持ちつつ√へ。
いやあ私あまりアニマルなキャラに食指が動かなくて……猛獣使いくらいなんだよね爆萌えしたの。
だから感想厳しめかもごめんなさい。

しょっぱなからアレなんだが、喧嘩する(龍之介が悪い)→出ていけと言われて出て行けと言い返すヒロイン→ヒ「龍之介がいない(;_;)ほんとに出て行った(/_;)」→龍之介みつける→龍之介「花を摘んでた」(←トイレに行ったの意ではない)→ヒ「お花ありがとう!」
的なシーンあって、もう…もう……私には理解できなかった。
あと、教室に弁当を届けにきた龍之介が「しおとキスした!」とかいうシーンもあって……
私こういうシーンほんttttっと苦手で駄目なんだよ。ごめんな。
あと、チケット買わずに映画館に入ろうとした龍之介を止めようとした係員の手がシオに当たって「シオをいじめた!」と係員に噛みつくシーンもあって……ウワアアアアアアア
話が通じないというか後先考えずに本能で行動するキャラがあまりに恐怖というか苦手なのでウワアアアってなりっぱなしでした。

でも、「それから」での大人verはかっこよかったしエンディングがご都合主義じゃなく、人間のままずっと一緒♡とかじゃなくて哀しい感じなのもすごく好きだよ、ただキャラが合わなかっただけで。
あと大人verなのに服装こどものままで泣いた。


四之宮蒼

チャラそうな奴である。こういう奴ほど実際は一途でピュアだということは数々の男のカウンセリングをこなしてきた私には手に取るように分かる。お前の心の闇も必ず暴いてやるぜ!という気持ちでプレイ開始。

しかしこのチャラ男、チャラいというより何を考えているか分からない系のキャラであった。プレイ前に立てた綿密な治療計画が早くも崩れ始める。
ヒロインをペット扱いしてくるのだが、ペット扱いは俺様キャラの専売特許だろ!
口についたクリームを舐めとる王道シーンきた。まだ付き合ってもいないのに。

そしてついにきましたよ……デート2連続すっぽかされイベントが!!!!
やはりこうでなくちゃな……(暗黒微笑)
落ち込むヒロインとは対象に、「こういう男に弄ばれるのサイコーーーー!!テンション爆上げ!!!」となっていた私だったが、ここで衝撃の真実。
蒼はただのいい加減なチャラ男じゃなかった。不治の病に侵された病弱な青年だった!!!
アアアアア、、今までの冗談があながち全て嘘ではなかったなんて、、、、
「沢山の嘘や冗談の中にときどきほんの少しの本当を混ぜてた」って……!!!
飄々としていた蒼が感情を昂らせて喋るのがたまらない。
俺の犠牲にさせたくないと言い始める蒼に対し
「なんで急に物分かりがよくなっちゃうの?」「それなら言ってよ!ずっと俺の傍にいろって、いつもみたいに偉そうに命令してよ!」「私が必要だってちゃんと言ってよ……!」
と叫ぶヒロイン。ここは最高でした。

最初の期待値よりもはるかに良かった蒼√でした。完。


四之宮渓
本来なら稜平に行くつもりが、「稜平はGSでいうところの葉月くんだから最後にしよう」と謎の言い訳を始め先に渓さんに。決して渓が楽しみ過ぎて先にやりたくなったわけではない決して。

渓さんはヒロインの家庭教師になってくれる√なのだが、とにかく怖い。メガネだし。ヒロインが割とバカっていうか、ヒロインにありがちなアホっていうか真面目にこなさないので彼の怒りを買う。ヤメロ!!
あと、お兄ちゃんが過保護だから渓と相性悪いんだが勉強の邪魔になるからと追い出さねばならないのが心苦しい。

どうやら渓さんはホラー好きらしく、苦手なヒロインに「苦手なことから逃げてどうする!戦って克服しろ!」とインテリメガネキャラとは思えぬ精神論ぶつけてきた。「呪詛 13日の輪廻」というホラー映画のタイトルも混ざりすぎてて笑う。

この後、無理やりホラー見せて悪かったと謝罪してくれる渓さんに私はもう完全にメロメロである。
しかもその後に、お兄ちゃんが防犯カメラ設置してテーブルの下に非常ボタンをつけるシーン出てきてお兄ちゃんにもメロメロである。このメガネコンビのハーレムエンドが欲しい。

期末テストの日にわざわざ登校の道にきて心配してくれる渓さん。もう結婚してほしい。

また明日って言われてまた明日って返した後にヒロインが
「また明日って嬉しい言葉だな。明日も渓さんに会える。約束があるからってそれだけで嬉しい。」
というのだがすごくいいセリフだと思った。

この後演劇やったりなんだりあるのだが、ヒロインは渓さんが好きで告白したいっていうかしちゃう。でも渓さんは誰とも付き合わないらしい。引き下がれずグイグイ行くヒロインに

「軽い遊びのつもりならそれでもいいなら付き合ってやっても、いい」

アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア

「一泊も夜景もなしで。なるべく近場で適当に時間が潰せて疲れない場所なら尚よろしい」

ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア

背伸びするヒロインを子ども扱いしつつも照れる渓さんに照れる私。



そしてここから最高の展開。
ヒロインがバイクに轢かれる!!!!!!
すごい正確悪いみたいだけどヒロインがこういう目に合うの私大好きなんだよ。自己投影してるからこその好き展開なんだけど。
なんていうか心配されるのがいい。すっごい嫌な性格だなあ。

あとここで授乳スチル入るの最高なんですよね。
(※授乳スチルとは「ヒロインの胸に顔をうずめている」「ヒロインの胸部に顔がくるような形で抱き着いている」スチルのことを私が勝手にこう呼んでいる)


渓√はまあハッピーに終了した。「それから」でハロウィンイベントで魔女コスのヒロインに「胸元も開き過ぎだ。子供相手のイベントでそんなサービスする必要がどこにある」と注意してきてサイコーーーーーだった。
言い争いになった時に「泣きますよ!」とヒロイン。「お前に泣かれると困る」って慌てる渓さんサイコーーーーーーーー



四之宮稜平

きたよ葉月(ちがう)
こいつぁ……ヒロインの気持ちが分かるのか??

ぶっきらぼうだけど優しい王道キャラ。
そして展開もヒロインが女子に虐められるという最高な展開。
私、自己投影するような乙女ゲーのヒロインが女子に虐めらる展開も割とすきなんですよ。
だってこちらは被害者で、ゲームの中ならいじめに王子様が気付いて助けてくれるものね。
いじめっ子たちをダシに使ってイケメンと仲良くなれるんだもん。いい気味だとさえ思う。
もちろんゲーム内で、自己投影するようなキャラであって、最終的に加害者共が痛い目にあうからこそ好める展開なんだけど。

やはりヒロインの声が聞こえる稜平であった。助けに来てくれるの最高。

終盤でヒロインの心の声が周りにダダ漏れになっちゃっうの怖すぎて無理、ほんと苦手なシーン。映画とかでもこういうの見れないタイプ。
しかもヒロイン、ダダ漏れと気付いた時点で学校から出ればいいのに全然下校しないwwwww
さっさと家に帰れよ!!!!!!とスキップしたい気持ちを抑えるのに必死だった。


エンディングに入るときにオートモードになって、BGMとかがずれないようにいい演出になるように設定されてるのはGJ。
あと、女友達の弟の悠くんかわいい。

「それから」の稜平の話がわりと全体にかかわる重大な話で、「それから」がPSP版にしかないと知った私としては茫然だった。


古城孝明


待ってましたお兄ちゃん。なんていうかお兄ちゃんのためにプレイしたといっても過言ではないこのゲーム。

私の下着一緒に洗わないで発言GOOD
「武士に二言はない」「お兄ちゃんは武士じゃないでしょ」「じゃあ兄に二言はない」(←超絶好きなやり取り)
ヒロインがブラコン気味なの最高。
「お兄ちゃんのこういうところが大好き。いつもどんなわがまま言ったって最後は私のことを一番に考えてくれる。」
「学校でお兄ちゃんの悪口言ってるみんなはお兄ちゃんの、こういう優しいところ全然分かってないんだと思う」
拍手喝さいですよ。もうヒロイン最高か????
お兄ちゃんに甘えにいくのも最高。

音楽番組でアーティスト見分けつかず、「亀ヶ岡遺跡の遮光器土偶ならすぐに見分けられるんだが……」
どれだけ萌えさせてくれるんだオニイチャン!!!!!

期末テストのヒントだけでも教えろとねだるヒロインに「インサイダー情報の取引には応じない」
学生時代はカレーしかレパートリーなかったから「米だけは研ぐの上手いぞ」とお兄ちゃん。


色々あってヒロインの親友のおーちゃんに頼まれて演劇にでることになるお兄ちゃん。
おーちゃんが姫でお兄ちゃんが王子様とか嫌だ嫌だいやだと中々進められなくなる私。

その後にたばこ吸うカッコイイお兄ちゃんスチル出たりするんだが、昔あったキンモクセイがなくなった理由をふと尋ねると
「シオが落ちたからだ」「俺がちょっと目を離した隙に一人であの木に登って、落ちたんだ」
最高だ。思わずゲンドウポーズで固まるくらい最高だった。


そして話は演劇の方に戻っていくのだが、おーちゃんが「今の所古城先生の魅力に気づいてるのは私だけ」とか言い始めて私はおーちゃんへの憎しみを募らせていくのであった。
ヒロインもモヤモヤしつつ「私の居場所をおーちゃんに譲ってあげることが応援するってことなのかな?」と、、、
イヤアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア
ここからおーちゃん好きには申し訳ないが怒涛の不満爆発になる。

おーちゃん、お兄ちゃんと出掛けるためにヒロインを使う上に稜平も連れて本屋へ
「稜平とヒロインはお似合いだから邪魔しちゃダメ」とお兄ちゃんに嘘つく。
ウオオオオオオオオオオ
その時相談に乗ってくれる稜平に優しいんだねと言うと「……おせーよ。今更、気付くなよ」(/_;)(/_;)(/_;)

ここらへんいちいちヒロインの心情表現が素晴らしい
「やだよ、お兄ちゃん。誰も好きになんかならないで」
「離れて暮らしてたっていい。毎日会えなくたっていいよ。でも、誰も好きになんかならないで。」
「――ずっと、私だけのそばにいて」

こういうわがままなきもちを本人には言えずとも自分の中で言っちゃうくらいの愛情が重くて良かった。
評価は分かれそうだけどこのドロドロっとした気持ちを声に出さずにお兄ちゃんに向けるシーンはなかなか乙女ゲームのヒロインらしくなくて人間らしくて最高だと思う。

酔ったお兄ちゃんがヒロインを押し倒しつつ「頼む…お前がいないと、俺は……やっていけない」って泣きそうな声で言われてこっちが泣きたい。
翌日、何事もなかったかのように振る舞う二人がむずがゆい。
お兄ちゃんを見ないように支度しながら喋る描写は物凄い!!!不自然な自然さって感じ。

流れで告白したらお兄ちゃんに「俺たちは兄妹なんだ」て言われて、ここで面白いのはヒロインが、
「お兄ちゃんとしてではなく男として好き。お兄ちゃんだって私のこと好きでしょ?」
って言っちゃうの。お兄ちゃんの気持ちを分かっててこう言うの本当にすごい面白かった。自主的に能力を使おうとするのもこの√くらいだったし。


またおーちゃんの話になるけど、ヒロインがお兄ちゃん好きって知ったおーちゃんがクラスメイトの前でそれを暴露してクラス全体から虐められる羽目になるヒロイン。本当におーちゃんがクソすぎていっそ清々しい。しかも言ってる内容が。この二人は兄妹のくせに愛し合っててキモイ信じられない私も手を出されかけたキモイみたいな内容でクソ。お兄ちゃんはオメーのこと眼中にないわボケ!

いじめられたその日、みんなから心無い言葉を浴びせられつつも二人でいつも通り帰宅。何もお互い言わない。
帰宅後、目を瞑ってと言われて、開けると誕生日ケーキが……!!こんなん号泣でしょ。

翌日、おーちゃんが「シオがしつこく迫ったんですか?先生は優しいから、断れなかったんでしょ?そうですよね!?」って問い詰めてくるんだけど、
お兄ちゃんがキッパリ「……そうじゃない」「シオが俺のことをどう思っているかは、関係ない」
「シオのことを愛してるのは、シオを手放せないのは……俺の方なんだ」
って言ってくれるて喪女大号泣。
その後もお互いにかばいあう二人をみておーちゃんは諦めて謝ってくるんだけどさ……

いまさら遅いんだよ!!謝られてもハァ?!ってなるはこっちは!!散々やらかしたくせにそんな謝罪か??その後にするお詫びも正直意味わからないし図々しかった。
とにかくおーちゃんへのヘイトが半端なくて……これ最初にお兄ちゃんやってたら他の√でおーちゃんがどんなに良いことしてくれても碑ねて見てたわ、、

という感じでした。


最終的にキャラは
お兄ちゃん>渓>稜平>蒼>航平>龍之介って感じで。
ストーリー的には稜平と蒼が凄く良かった

全体感想
・なんていうか王道。
・ちょっと飽きるかもしれないというか先が読めるから、、、
・BGMが微妙(シリアスシーンでチャカポコしてて笑った)
・ヒロインの口調というか心の文で「~~てたんだ。」っての多すぎ。
既読スキップ使用で一時間半くらい?
・いろいろとつっこんだけど普通に面白かった。キャラ萌えするならどの話も面白くはあると思う。
・ヒロインの能力が活かされる√とそうじゃないのと差がありすぎ
・お兄ちゃんにかんしては乙女ゲーでお兄ちゃん好きな人にはぜひやってほしいクオリティというか内容

とにかく台詞が良い。ヒロインの台詞が良い。

 

初心者にもやさしいと思うしプレイしてほしい。

バクダンを仕掛けられるゲームのヒロインの髪型がバクダン

以前書いてた記事をほぼまるっと載せている。

積みゲーが多いのでさすがに再々プレイする暇があったら新たな男を救いに行かねばならないからである。

 

 

今回の「バクダン☆ハンダン」は再プレイ。
ネタバレ満載。

オトメイト
攻略人数6+隠し1
OP:ジェットコースターランデブー(蛇足)
ED:君と…(蛇足)、隠しEDはブレイクビーツ(いとうかなこ)
D:北野マコト
シナリオ:やまだ有見(メイン?)
プロットが我孫子さん。


二週目から隠しキャラが登場。
三週目から?かキャラクリアが条件か分からないけどOPの歌い手の人が冒頭に登場。
CGは一人約12枚


以下最初にキャラごと感想。

*士道昴流
びっくり顔が萌える。鈴村さんの堅物ボイス好きなので第一印象良かった。クールだけど熱いキャラ。
サングラス三つも常備しててどこの眼鏡キャラだ。話は相当真相に近い方。
着ぐるみのスチルが面白すぎて全員分載せてほしかった!というかここの若狭くん一番かわいい。クマさんの調辺さんキュートすぎ。
キススチルが一番好きなのは彼。横顔イケメンすぎ。いや、正面も個人的に一番イケメンだけど。
コーヒーを飲む昴流に合わせようとしたヒロインのホットミルクにコーヒーを分けてくれて、徐々に慣れればいいって言ってくれるシーンは最高。
即席AEDに関してはポカーン。再プレイだからあれだけどやっぱりポカンとなる。

一回死んだ男、昴流……やばすぎる。
しかもそのあとのどんはんで起き上がるの卑怯すぎて笑ってしまう感動シーンだけど笑う!その後も謎解きを物理で解決するし……剣引っこ抜くとか……
BADENDは一番やるせない感じだった。


*若狭永遠
CV梶さんの可愛い系アイドルキャラ。こわがりな部分が結構出ていた。アイドルなのに笑えないというのが悩み。アイドルはいつでも笑顔でいなきゃならないっていうけれど、そんな偽物の笑顔をファンに向けていいのか?と悩んでいた。
笑顔にこだわるのは、昔自分を助けてくれたらしい女性が「笑顔が一番」と言っていたから。これは流星ルートとつながってる。
BADENDでは「やっぱり付き合うのナシ☆」みたいなノリで軽く振られて逆に清々しかった。


*芽御師航大
CV森田さんの引きこもりゲーオタ。一見すると幽霊みたい。照れ顔がキョドっててかわいい。こんな自分にも優しくしてくれるなんて……!とヒロインに段々ひかれてったタイプか?ゲームばかりしてたから腕の筋肉はついてるとかいってお姫様抱っこして助けてくれたのはちょっと面白かった。過去の事件の目撃者でありそれがトラウマのきっかけになった。
BADENDでは紙切れ一枚残してサヨナラ~まだヒロインと向き合う勇気はないらしい。

ゲームが一緒に置いてあったけど、リセットされてニューゲームになっていた……。
名前は目押しからきてるのか??


*調辺歩
成田さんのお声が心地よい。おっさんキャラはすきだけど乙女ゲーでは趣味範囲外なので期待値は中くらいだった思い出。彼のルートもまた真相に近い。マイちゃんかわいいよ一緒に寝ようねマイちゃん。
一本やるか?とポッキー的なお菓子渡されたあたりでヤベエってなった。
川の字で寝るところのスチルがないのがもったいなさすぎると思う。
彼の師匠は流星の父ですという事が分かるのはこのルート。まあ昴流ルートでも勘付けるけど。
キススチルの時はさすがにお菓子咥えてないんだって思った。仄かにチョコの香り漂うキスってのは萌えだ。
銃持った姿があまりに似合いすぎる。まさにさきちゃんの言う通り映画のワンシーンのよう。
M2がちゃんと地声で喋るのはこのルートくらいだよね確か?誘拐の時の夢の中?と最後のところで。
私はM2さんが好きなので、こうして再びプレイしてる時もつらい。でもM2いいやつだよアンタ!ってなる。
BADENDは一番後味悪い。M2の電話出れないし、調辺さんに事故の後遺症残っちゃうし、ふられるし!!振られたり別の女に取られるバッドエンドが一番嫌いなんだ!!!


*卜部君麻呂
諏訪部さんボイスが麗しい占い師。妖しい。と思ったら割と最初で裏切ってくるけど良い人。水晶どうやって浮いてるんだ?!と気になってしょうがなかった。
流星ルートではもはや彼がヒロインのようである。
彼のルートではヒロインは船を降りて探しに行きすぐに卜部を見つけて事情を聞くというテンポのよさ。そんな簡単にお前の心の闇聞かせてくれるんか!とびびった。なんかお父さんが憎いらしい。お父さんは悪だった。雑誌記者を処分?あれ、これはどこかでキイタヨウナ~!どこのホストのお父さんのことかな?
占い師になったのはネットで知り合ったM2さんのおかげだそうで。「新宿の兄」って呼ばれてたのは笑った。
というか彼はヤンデレ系なんだよね。雨の中のスチルは狂気滲み出ててときめきはしないけどすごくグッとくるから好きです。
最後の章でどんはん三連ちゃんするシーンは楽しかった!どんはんシーンごとに声色変わってるの感動するよね。
あと、昴流が「彼女が卒業するまでキス以上は許さない」みたいなこと言ってきたのすごいツボでした。
さいご自首して二年後に再会。ヒロイン髪伸びたらかわいかった。
BADENDは、BADENDらしいもの。他とは違う!!殴られて気絶して目が覚めた病院ですべてが終わったと告げられる。。。みんな多分死んで人質も、、、みたいな。嫌いじゃない。彼の闇&病みとマッチしたタイプのBADだった。

 

*御手洗流星
CV日野ちゃまの見た目厳ついホスト。とにかく守ってくれる。強面だけど優しい典型タイプ。両親がバス事故で死亡。母親は「元気が一番」とよく言っていた。あれ……これはどこかで聞いたコトガー
OXステージで十字架に張り付けられてる卜部さん、最初は可哀想だったけど、最後ボスのおなかに卜部さんが!ってあった時は想像して吹き出した。
あととにかく怪我が痛そうで、血がにじみ出てるのにオラオラーって敵に突っ込むのすごいなあって感じでした。
BADENDは爽やかな振られ方な方だと思う。そこまで傷つかなかった。
名前ってもしかしてホストで女たらしだからみたらしなのかなって思った


*魅神真(隠し)
多分2週目から攻略可能?
そう。彼こそ隠し!隠しルート大好きな私が推さないわけがない!M2!!
いや~~~~最初の台詞(電車じゃない方)のしらじらしさ!!
逃げたい?って聞いてきたのは、ただの質問とか世間話じゃなくて、純粋にヒロインは逃がしてくれようとしてたっていうのが。。
もし何かあってもオレが助けるよとかいうセリフも、軽く言ってるなと初見の時は思ったんだけど、ねえ……全部本当なんだって分かってからプレイしてるからこの時点ですでにもう辛さが……
彼は過去に捉われるあまり、真実から目を背けてしまって一人孤独につっぱしっちゃって……断罪と言う名の復讐にも捉われてしまっていてすごくつらいんだよね……彼の言い分もわかるけど、彼の思うようにしちゃいけないっていうジレンマがすごくよかった。
真くんのためになにができるんだろうって考えたり、ゲームの中止を訴えながらも、彼に同情や優しい言葉をかけるのは綺麗事だってちゃんと考えるさきちゃんもいいなって思った。
あと「キミって絶対ろくでもない男に引っかかるタイプだよね」っていうセリフが物凄い好き。自分に言われてるかと思ってドキッとした
彼は罪を犯したから当然裁かれるし長い間会えないけど、待ってると言ったヒロインに対して何年かかっても戻ってくるってちゃんと約束してくれるところでもう……
とにかく目頭が熱くなるルートでした。私は、周りを巻き込んで復讐するキャラとかヤンデレとかそういうの苦手なんだけど、真くんに関してはあまりそういうの感じなかった。
そしてBADENDがとてもとてもよかった。心中エンドは二次元では大好物なので!そして、「キミに許されないと分かっていてもキミと死にたい」というようなことを言う真に対し「許すよ。世界中の誰もが許さなくても私は許す。ずっと真さんのそばにいてあげる」と返事をするさきちゃああああん;;;;私はこういう精神が好きというか一番しっくりくるので大満足でした。


全体感想
・黒子がかわいい癒し。
・どんはん楽しい。上でも書いたけどどんはんのトーン変わるのも良かったし、ヒロインに部分ボイスあるのも個人的に好み。
・乙女ゲーというより、謎を解明しつ恋愛って感じかなと思った。謎とか話の真相7:恋愛3ぐらい?
いやいやもう少し恋愛要素あったけど、普通にシナリオにのめり込んじゃったから余計そう感じたのかも。
 というか恋愛要素が控えめでも本筋が面白いから飽きたりすることがない。
 七日間(正確には大体六日目だけど)で恋に落ちるって構造なので駆け足感はあるけど、TYB大好きな私には屁でもなかったぜ!!吊り橋効果もあるよね!!!って考えれば違和感なんて感じない!!
・叔父さんからの熱い励ましメールに笑う。
・ヒロインの性格がよかった。個人的にあんまりボーイッシュというか女子力?ない子は好みと違ったり感情移入しにくいのもあるんだけど。さきちゃんはそういう面ではすごい好みなわけではないけど、私が苦手な勝気すぎヒロインでも弱すぎヒロインでもなかったから普通にプレイが快適でした。ただ、年上に対しての敬語が取れるくだりはな~~年上キャラには敬語でいてほしい派なので!敬語からにじみ出る歳の差の壁感が燃えるんだよ!
・どツボなキャラはいなかったが、無理なキャラもいなかったので全員楽しめた!好きなのは昴流かな~もちろん一番は真ですが。
・乙女ゲー関係者じゃないスタッフがメインとなってるんだよね…?ということで、糖度は低めだけど、演出とか話とかは斬新で面白かった。イラストも乙女ゲっぽくないからこそこのゲームに合ってて良かったし、個人的に好きなのでもっとCG見たいと思ったり。
・ゲーム内ゲームっていえばいいのかな?普通に全部面白そうだったからミニゲームとかついてたら良かったのに~とも。

進めるのが楽しくて一気にプレイしてしまうストーリーでした。全員が伏線を担っているものはやはりいいなあと。楽しかった!